真空ガラス「スペーシア」の断熱性と魅力｜価格や補助金制度について解説

真空ガラス「スペーシア」は、暖かい陽の光を室内に取り入れつつ、熱を外に逃がしにくい「断熱性能」に優れた、世界初の真空層を活かした技術です。

スペーシアの高断熱性能は、結露対策や省エネにも貢献するため、年中快適な湿度・室温を保ち、ご家族の健康や経済的な安定を守ります。

新築予定の方もリフォームをお考えの方も、こだわりのラインナップの中から目的に合わせた性能を選べるのも魅力です。

今回は、真空ガラス「スペーシア」の価格や補助金制度の活用方法も解説します。

 

 

真空ガラス「スペーシア」とは？

「スペーシア」は、二枚のガラスの間に真空層をつくり一枚ガラスの約4倍、一般的な複層ガラスの約2倍の断熱性を魔法瓶と同じ原理で実現させた真空ガラスです。

真空層で「伝導」と「対流」を防ぎ、特殊な金属膜（Low-E膜）で「放射」を抑えることで、高い断熱性能を発揮します。

結露や温度変化に悩まされない、心地いい湿度・室温を守る世界で初めての技術で、暮らしの快適性を向上させます。

 

真空ガラス「スペーシア」が選ばれる理由

真空ガラス「スペーシア」が選ばれる4つの理由を分かりやすく紹介します。

 

高断熱性・省エネ効果を維持する真空ガラス

ガラスとガラスの間にある真空層が熱の伝導・対流を抑制。

一般的な一枚ガラス約4倍の断熱性能で、快適な室温を長時間維持させるため冷暖房費の節約にもつながります。

 

「省エネ性能の比較」（年間暖房冷房負担金額）

画像引用元：真空ガラススペーシア「真空ガラス「スペーシア🄬」とは」」

 

また、エコガラス製品である「スペーシア」は、同じ厚さの単板ガラスに近い剛性を持ち、従来の複層ガラス約1.5倍の耐風圧強度があるのも特長です。

 

優れた結露防止効果を発揮

梅雨や冬の寒い時期に厄介な結露は、カビやダニの発生原因となり、その胞子や死がいは喘息やアレルギーを引き起こします。

冬場も外気の影響を受けにくい高断熱「スペーシア」は、－26℃以下になるまで結露の発生を抑え、いつでもクリアな視界を保ちます。

 

「結露の発生する外気温比較」（室内自然対流、戸外風速3.5ｍ/sの場合）

画像引用元：真空ガラススペーシア「窓ガラスの結露が発生する原因・仕組みとは」」

 

※結露が発生する外気温度は、条件により変化する場合があります。

また、サッシ部分の結露を防ぐには断熱性の高いサッシへの交換がおすすめです。

 

UVカット・遮音対策もできる

真空ガラス「スペーシア」では、家具やカーテン、フローリングの色褪せや変色の原因となる紫外線、夏場の暑過ぎる日差しを抑える、UVカット・遮熱効果も得られます。

また、二枚のガラスが0.2ミリの真空層を保持するマイクロスペーサーで圧着された「スペーシア」は、一般的な複層ガラスで起こる共鳴現象がないため、気密性に優れたサッシとの組み合わせで、高い遮音性能を実現します。

 

サッシがそのまま使える「ガラス交換」

「スペーシア」は、一枚ガラスとほぼ同じ6.2ミリの厚さなので、既存のサッシをそのまま使った取り替え工事が可能です。

そのため、ガラス一枚あたり約30分といった優れた施工性で、例えば全窓交換でも一戸建てで約1日、マンションは半日ほどで簡単にリフォームが完了します。

 

真空ガラス「スペーシア」のバリエーション

 

新築をご検討の方

新築で真空ガラスご検討されるなら、複層真空ガラス「スペーシア21（断熱クリア）」や遮熱性能も備えた「スペーシア21（遮熱クリア/遮熱グリーン）」がおすすめです。

 

リフォームをご検討の方

ガラスだけ取り換える快適リフォームなら、結露防止と省エネ性能に優れた真空ガラス「スペーシア🄬」や、太陽熱を51％カットして冷暖房にかかる負荷を軽減する「スペーシア🄬クール」をおすすめします。

 

断熱性にこだわる方

さらに、断熱性にこだわった真空ガラス「スーパースペーシア🄬」は、一枚ガラス用のサッシにも使用できる厚さ8.2ミリの薄型で、厚さ50ミリ以上のグラスウール（断熱材）と同様の熱貫流率0.65W/（㎡・K）を誇る断熱性能です。

 

遮音性にこだわる方

また、複層ガラスの共鳴現象を防止する、合わせ真空ガラス「スペーシア🄬静」や高い断熱性能と遮音性能を併せ持つ「スペーシア🄬クール静」は、騒音を抑えた静かな環境をつくります。

 

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「スペーシア」の取り付け・交換の流れ

「スペーシア」は、既存のサッシをそのままにガラス交換のみで断熱性を高められるのが最大の特長です。

日本で流通しているほとんどの住宅用サッシに取り付けできるため、「スペーシア」取扱店のスタッフが現場を調査した後、見積りと発注を済ませます。

製造納期はメーカーへの発注後約2週間で、施工は通常半日～1日程度で完了します。

 

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「スペーシア」の価格と補助金について

 

参考価格と施工費用

真空ガラス「スペーシア」は、すべてオーダーメイドで規格寸法はありません。

 

「参考価格」（税込価格）

• 「スペーシア」：透明6.2ミリ品の材料代49,500円/㎡程度
• 網入板ガラスを使った「スペーシア（ワイヤータイプ）」：透明10ミリ品の材料代73,700円/㎡程度
• 「スペーシアクール」：透明6.2ミリ品の材料代52,800円/㎡程度
• 「スペーシア静タイプ」：透明9.2ミリ品の材料代82,500円/㎡程度
• 「スペーシアクール静」：透明9.2ミリ品の材料代88,000円/㎡程度
• 「スペーシア21（断熱クリアタイプ）」：透明18.2ミリ品の材料代70,400円/㎡程度
• 「スーパースペーシア」：透明8.2ミリ品の材料代60,500円/㎡程度

 

この他、施工費用や副資材費用などが必要になります。

現地調査後の正確な見積りで詳しい内訳の説明を受けてから、契約に進みます。

 

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補助金制度は適用される？

「スペーシア」はエコガラス製品なので、国や地方自治体の補助金・助成金制度を利用できる場合があります。

 

■先進的窓リノベ2024事業の補助金

画像引用元：先進的窓リノベ2024事業公式サイト

 

「先進的窓リノベ2024事業」は、国の補助金制度で、窓の断熱リフォームを支援しています。

補助金を活用することで、窓ガラスの交換や内窓の設置、外窓の交換、条件付きでのドア交換などによる断熱リノベーションがお得に行えます。

補助金の上限額は200万円/戸で、2024年3月中旬から予算上限に達するまでの期間中は申請可能です。

申請期限は2024年12月31日までですが、期限前に締め切られる可能性が高く、手続きの準備は早めに進めておくのがおすすめです。

 

■子育てエコホーム支援事業

画像引用元：子育てエコホーム支援事業公式サイト

 

「子育てエコホーム支援事業」は、新築とリフォームの両方に適用される国の補助金制度です。

対象工事には、

①窓の断熱リフォーム

②外壁や屋根・天井または床の断熱リフォーム

③エコ住宅設備の設置

が含まれます。

 

また、以下の工事は①～③のいずれかと同時に行う場合のみ補助対象となります。

• 子育て対応リフォーム
• 防災性向上リフォーム
• バリアフリーリフォーム
• 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
• リフォーム瑕疵保険等への加入

補助金の上限額は、20～60万円/戸で、2024年3月中旬から予算上限に達するまでの期間中、申請可能です。

ただし、補助額の上限は世帯構成や中古住宅の購入有無によって異なります。

 

■自治体の補助金情報

お住まいの自治体によっては、独自の補助金制度が用意されている場合もあります。

例えば、都内の住宅所有者や管理組合は、以下のような工事を対象に補助が受けられます。

• 高断熱窓：100万円/戸
• 断熱材：24万円/戸
• 高断熱ドア：16万円/戸

国の補助金制度と併用する場合は、補助額の上限が下がる可能性もあるため注意が必要です。

また、交付申請期間は2024年5月29日から、公社が定める令和9年度までの予定です。

 

寿命や品質保証について

真空ガラス「スペーシア」は、無機材で封着された真空層で、高い耐久性を長期間保てるのも大きな特長です。

また、施工完了後は、「スペーシア取扱説明書」と「保証書」をお渡しします。

適切なメンテナンス方法のお知らせやアフターサポート、保証期間内に不具合が発生した場合の対応、補償範囲をお伝えします。

 

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まとめ｜真空ガラス「スペーシア」で暮らしのお悩みを解決

真空ガラス「スペーシア」は、お住まいの環境を快適に保つための断熱性や防露、遮熱、遮音などに優れたエコガラス製品です。

既存サッシへの取り付けも簡単で、国や自治体の補助金制度を活用することで、お得に暮らしのお悩みを解消し、健康的で心地いいエコな空間づくりを実現します。

 

東京・茨城・千葉・埼玉・神奈川で玄関ドア・窓をリフォームするなら「（株）MAC」にお任せください

 

断熱性能を向上させるドアや窓のリフォームを行うことで、毎日の生活がもっと快適になり、健康も守れます。

家の中の温度差を減らすことは、健康的に過ごすために非常に重要です。
温度差を抑えることにより、ヒートショックのリスクも下がり、冬には暖かい室内で快適に過ごすことができ、風邪を引く確率もぐっと低くなります。

お客様の予算や希望に合わせて、最適なリフォームプランを提案しますので、断熱ドアや窓の更新を考えてみてはいかがでしょうか。