【古い出窓をリフォーム】6つの方法と費用の目安を解説│不満点や事前に把握したいポイントも解説
「古い出窓をリフォームする方法を知りたい」
「出窓をリフォームする場合の費用について確認したい」
本記事では、このように出窓リフォームの方法や費用に関する疑問についてお答えします。
出窓は開放感を得られることなど複数のメリットが得られる窓ですが、老朽化や古い仕様によって不満を感じる場合があります。
適切なリフォームによって不満を解消しましょう。
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このコラムのポイント |
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Contents
リフォーム前に「出窓の種類」を確認
出窓のリフォームをする場合、はじめに出窓の種類を確認することが重要です。
形状によってリフォームの可否や方法が変わりますので、事前に把握しておきましょう。
- 台形出窓:壁から外に向かって台形形状に張り出した出窓
- 角形出窓:壁から外に向かって直角に突き出した出窓
- 三角出窓:壁から三角形状に張り出した出窓
- 弓形出窓:複数の頂点を持ち、緩やかにカーブした形状を持つ出窓
古い出窓について、よくある不満を紹介
おしゃれで採光性能も高い出窓ですが、特に築年数が経過した家では不満を感じるという意見が見られます。
どういった不満が挙げられているのか、具体的に紹介します。
出窓付近が暑い、寒い
1つ目は、古い出窓付近で感じやすい、暑さや寒さです。
出窓は壁から大きく突き出した形状ですので外気温の影響を受けやすく、熱気や冷気が侵入しやすい特徴を持っています。
設置から年数が経過した出窓は、アルミサッシや単板ガラスなど熱を伝えやすい特徴が強く出ますので、特に暑さ、寒さを感じやすいといえます。
出窓部分で結露が発生する
2つ目は、出窓部分で結露が発生しやすいことです。
結露とは、急激な温度差の発生で空気中の水分が窓や窓枠に付着する現象で、窓まわりのカビやダニの発生、天板など建材の腐食といった問題を生じさせます。
健康被害につながる恐れもありますので、結露が発生する窓まわりはリフォームすることをおすすめします。
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出窓上部や壁面から雨漏りが発生する
3つ目は、出窓の上部や壁面から雨漏りが発生することです。
出窓は壁面から突き出ていることから、雨水が出窓上部などに溜まりやすく、雨漏りの発生原因になることがあります。
壁内に浸透している場合、柱や梁など構造部分に悪影響を与える場合もあります。
出窓から外の音が聞こえる
4つ目は、出窓から外を走る車の音が聞こえるなど、騒音問題が発生することです。
出窓は通常の窓と比較してガラスの面積が多くなりますので、遮音性能が低い特徴を持っています。
また、古い出窓では単板ガラスを使用していることから、さらに騒音を感じやすいといえます。
出窓の防犯性に不安を感じる
5つ目は、出窓を利用することで防犯性への不安を感じることです。
出窓は外部に突き出す形で設置することから、シャッターや格子といった防犯対策を取りづらい特徴があります。
また、道路など遠目から見ても出窓であることが一目で分かりますので、侵入経路の候補となる可能性があります。
紫外線で天板や物が劣化する
6つ目は、紫外線によって天板や出窓部分に置いている物が劣化することです。
出窓はガラス部分が多いことから直射日光が入りやすく、紫外線による影響も大きくなります。
断熱性や遮音性と同様に、単板ガラスの方が紫外線が入り込む量が増えますので、劣化や脱色が気になることとなります。
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このように、古い出窓は様々な後悔を抱える可能性がありますので、適切な対策を施す必要があります。
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古い出窓を対象にしたリフォームの方法と費用の目安
築年数が経過した住まいなど、出窓が古い場合に感じる不満はリフォームによって解消することが可能です。
具体的には、次の6つの対策が挙げられます。
- 雨漏りなどへの個別対処
- ガラスの交換
- サッシの交換
- 内窓の設置
- 格子、忍び返し、シャッターなどの取り付け
- 出窓の撤去
雨漏りなどへの個別対処
1つ目は、雨漏りなどへの個別対処です。
経年劣化によってひび割れたシーリング材は、撤去し打ち直すことで雨漏りを防ぐことができます。
また、劣化が進行している出窓上部の屋根やサッシのゆがみを調整することなど、不具合に適切に対処することで問題を解消可能です。
費用の目安
- シーリングの打ち直し:2万円~
- 屋根の修理や交換:3万円~
- サッシの歪みの調整:1万円~
ガラスの交換
2つ目は、ガラスの交換です。
現状が単板ガラスである場合、性能不足による暑さ寒さ、結露、防音、防犯性能の不足が問題となります。
- 断熱性、防音性の高い複層ガラス
- 日射熱を遮る遮熱ガラス
- 割れづらく防犯性が高まるガラス
- 紫外線をカットする機能を持つガラス
このように、目的に応じたガラスに交換することで、出窓に対する不満を軽減することが可能です。
費用の目安
- ガラスの交換:3万円~
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サッシの交換
3つ目は、サッシの交換です。
出窓の窓枠部分であるサッシは、旧来のアルミサッシを使用している場合に断熱性不足、結露の発生といった問題につながります。
- 耐候性と断熱性を両立するアルミ樹脂複合サッシ
- 高い断熱性を持つ樹脂サッシ
こうしたサッシへ交換リフォームすることで、不満を解消できます。
費用の目安
- サッシの交換:10万円~
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内窓の設置
4つ目は、内窓の設置です。
実は出窓であっても、形状によっては内窓を設置することができます。
内窓があれば、出窓のある箇所の断熱性を飛躍的に高め、外気温が室内に伝わることを防げます。
また、窓が二重になることから、結露の防止、防音性、防犯性の向上、紫外線のカットといった効果を期待できます。
費用の目安
- 内窓の設置:5万円~
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格子、忍び返し、シャッターなどの取り付け
5つ目は、格子や忍び返し、シャッターといった設備を取り付けることです。
このように、出窓の外部、外構側で防犯性能を高めることもできます。
費用の目安
- 格子の設置:3万円~
- 忍び返しの設置:3万円~
- シャッターの設置:10万円~
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出窓の撤去
6つ目は、出窓の撤去です。
サッシやガラスの交換などのリフォームをしても、強い直射日光が入りやすいことなど、出窓ならではのデメリットを感じる場合があります。
出窓の使用率が低い場合などは、既存の出窓を取り払った上で、新たに一般的な形状の窓を取り付けることも可能です。
費用の目安
- 出窓の撤去と通常の窓の新設:10万円~
お住まいの不満を解消するためにどの方法が適しているのかは、現状やリフォーム後のご希望によって変わります。
出窓の不満を解消するために、具体的にどうすればよいか迷っている方は、ゼロハーモニー(株式会社MAC(マック))まで、お気軽にご相談ください。
古い出窓をリフォームする場合に知っておきたいポイント
古い出窓は、紹介した方法を利用することでリフォームすることができます。
このとき、事前に知っておきたいポイントがありますので紹介します。
補助金の利用を検討する
出窓に関連するリフォームの中には、以下のとおり国や地方自治体が運用する補助金を利用できるケースがあります。
- 先進的窓リノベ2025事業:上限200万円(補助率1/2)
- 子育てグリーン住宅支援事業:上限60万円(Sタイプの場合)
- 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業(東京都):上限130万円(補助率1/3)
このように、窓の交換リフォーム工事が補助金の対象となる場合は、補助金を利用することで実質的な費用を抑えながら出窓についての不満を解消可能です。
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外構工事も含めて検討する
出窓に関する不満は、窓のリフォームや内窓の設置など、室内側の対策が中心になりがちです。
一方で、以下のように外構など外部からのアプローチで解消することもできます。
- 外付けのブラインドや庇の取り付け
- 窓を覆う大きめの植栽による直射日光対策
- 格子の設置による視線のカットと防犯性向上
- 防犯カメラの設置やセンサーライトの取り付け など
窓リフォームを専門とする業者に依頼する
紹介したように、古い出窓に対する不満の原因は複数考えられ、また取るべき対策も多岐に渡ります。
このため、ご自身だけで考えずに、窓リフォームや外構工事を主に施工する業者に相談して、原因と対策を専門家の目線で考えてもらうことも検討しましょう。
首都圏で古い出窓について不満を感じている方は、ゼロハーモニー(株式会社MAC(マック))まで、お気軽にご相談ください。
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まとめ
お住まいに古い出窓があり、暑さ寒さや結露をはじめとする不満を抱えている方に向けて、出窓リフォームの方法や費用についてお伝えしました。
出窓は一般的な窓と比較して日光を多く取り込むことができ、開放的な空間構成を実現できます。
一方で直射日光や外気温の影響を受けやすい特徴がありますので、デメリットを解消できるよう出窓に適したガラスやサッシへ変更することをおすすめします。
首都圏で紹介したお悩みを抱えている方は、ゼロハーモニー(株式会社MAC(マック))まで、お気軽にご相談ください。