窓が閉まらない原因と対処法|レバーハンドルや建付け不良などのチェックポイントと修理費用も解説
日常的に使っている窓が、ある日突然閉まらなくなるケースは珍しくありません。
窓が閉まらなくなる主な原因は、レバーハンドルの劣化や部品の不具合、建付けのズレが考えられます。
この記事では、窓が閉まらない症状別の原因と対処法、修理や交換が必要なケースとその費用の目安について、わかりやすく解説します。
Contents
窓が閉まらないときの原因と確認すべきポイント
窓がうまく閉まらないとき、その原因は一つに限らず、さまざまな部品や構造の不具合が関係している可能性があります。
- レール部分にゴミや異物が詰まっている
- レバーハンドルの劣化
- アームストッパーの不具合
- サッシの歪みや建付け不良
レール部分にゴミや異物が詰まっている
窓の下部や側面にあるレールにホコリや砂がたまっていると、スムーズにスライドできなくなり、窓枠が正しく収まらず閉まりにくくなる原因になります。
レールに目立った汚れや異物がないかを目視で確認し、掃除機や柔らかいブラシなどを使って掃除しましょう。
レバーハンドルの劣化
レバーハンドルの動きが固くなっていたり、回しても空回りしたりする症状がある場合は、内部のパーツが劣化している可能性があります。
長年の使用により、金属部分の劣化やネジのゆるみが生じると、正しく作動しなくなることがあります。
軽度のゆるみであればネジを締め直すことで改善が期待できますが、内部構造に損傷が見られる場合は、レバー全体の交換が必要です。
アームストッパーの不具合
外開きタイプの窓などに使われるアームストッパーは、風によるあおりを防ぎ、開閉角度を保つための部品です。
アームに曲がりや変形があったり、可動部に汚れがたまっていたりすると動作不良を起こし、窓が引っかかって閉まらなくなることがあります。
一見正常に見えても、内部の劣化やサビが進行している場合もあるため、スムーズに動かない場合は注意が必要です。
〈関連コラム〉「外開き(片開き)窓が閉まらない」補助ロックなど、原因を解説│解消する7つの対策も紹介
サッシの歪みや建付け不良
サッシのわずかな歪みやズレが、窓の開閉に大きく影響することがあります。
地震や強風、経年変化などによって少しずつ進行するもので、外観上は異常が見えにくいのが特徴です。
また、窓を閉めたときに一部だけすき間ができたり、左右どちらかが引っかかたりする場合は、建付けに問題がある可能性があります。
無理に閉めようとすると、レバーや他の部品にまで負担がかかるため、判断に迷う場合は専門業者への相談を検討しましょう。
〈関連コラム〉窓が歪みで閉まらない場合の直し方|歪み以外に考えられる原因や対処法、応急処置も紹介
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窓が閉まらないときの自分でできる対処法
窓が閉まらない原因はさまざまですが、自分で確認・対応できる場合もあります。
潤滑スプレーの使用
レバーハンドルやアームストッパーなどの可動部が固くなっている場合は、シリコンスプレーを吹き付けることで動作が改善されることがあります。
あらかじめホコリやゴミを取り除いてから、動きの悪い金属部分に軽くスプレーしてください。
ネジの増し締め
レバーハンドルのネジが緩んでいると、操作にガタつきが生じ、正しくロックできなくなる原因になります。
ドライバーでネジを軽く締め直すことで、不具合が改善するケースもあります。
ただし、締めすぎは破損の原因となるため、力加減には注意が必要です。
戸車の調整・交換
レールを掃除しても問題が解決しない場合は、戸車の調整で改善される場合があります。
戸車の調整方法は製品によって異なりますが、一般的には窓の下部にある戸車調整ネジをドライバーで回すことで、サッシの高さを微調整できます。
ただし、ネジを緩めすぎると窓が外れるおそれがあるため、2人以上で支えながら作業すると安心です。
調整しても改善されない場合や、戸車が劣化している場合は交換が必要ですので、専門家に相談しましょう。
レバーハンドルの交換
レバーハンドルは、ホームセンターやインターネットでも入手でき、市販の部品を使って自分で交換することも可能です。
取り付け方法は製品によって異なりますが、多くの場合、ビス止めされている既存のレバーを外し、新しいものに付け替える手順になります。
窓の種類やメーカーによって適合する部品が異なるため、事前の型番確認が必要です。
レバーハンドルが廃盤で入手できない場合や、ハンドルが錆びてサッシに固着している場合は、専門業者に依頼しましょう。
〈関連コラム〉排煙窓が閉まらない!応急処置の方法解説│原因や根本的な修理方法も紹介
窓の修理を業者に依頼する場合の費用目安
窓のレバーハンドルやアームストッパーの交換など、部品の交換が必要な修理は、業者に依頼するのがおすすめです。
交換部分 | 費用の目安 |
---|---|
レバーハンドル | 約1万〜5万円 |
アームストッパー | 約2万円 |
サッシ | ・カバー工法:10万〜35万円 ・はつり工法:15万〜50万円 |
修理の内容や製品の性能によって費用は異なるため、上記はあくまで目安です。
窓のリフォームでは、補助金を利用できる場合があります。
ただし、既存住宅が対象であることや、補助対象として登録された製品へのリフォームに限られるなど、細かな条件があります。
詳しくは、リフォーム業者の担当者にご確認ください。
〈関連コラム〉先進的窓リノベ事業補助金はなくならず2025年も実施|登録事業者・対象商品など最新情報を簡単解説
首都圏で窓の修理をご検討中の方は、ゼロハーモニー(株式会社MAC(マック))へお気軽にご相談ください。
現地調査のうえ、無料でお見積りいたします。
窓が閉まらない問題に関する疑問への回答
最後に、窓が閉まらない問題について、よくある疑問と回答をご紹介します。
窓が閉まらない場合、どこに相談すればいい?
窓の不具合が自分での点検や応急処置で改善しない場合は、窓やサッシに詳しいリフォーム業者へ相談しましょう。
マンションなどの集合住宅にお住まいの場合、大規模な修繕が必要な際には管理組合の許可が必要となることもあるため、事前の確認が大切です。
修理にはどのくらいの時間がかかりますか?
修理にかかる時間は、作業内容や部品の状況によって異なります。
レバーハンドルの交換や簡単な建付け調整であれば、30分〜1時間程度で完了するのが一般的です。
一方、サッシ全体の補修が必要な場合や、部品の取り寄せが発生するケースでは、再訪が必要になることもあります。
修理と交換、どちらを選ぶべきですか?
窓の不具合の内容や部品の状態によって判断は異なります。
ネジのゆるみや軽度の劣化であれば、修理での対応が可能です。
一方で、部品の破損や経年劣化が進んでいる場合には、交換をおすすめします。
ゼロハーモニー(株式会社MAC(マック))、現地調査を無料で行い、状態に応じて最適な対応方法を提案しています。
無駄な交換を避け、ご希望やご予算に応じた最善の方法を一緒に検討することが可能です。
まとめ
窓が閉まらなくなるのは、レバーハンドルの劣化や部品の不具合、建付けのズレなど、いくつかの原因があります。
まずはレールの清掃や部品の確認など、自分でできる範囲の点検から始めることが大切です。
それでも改善しない場合は、無理な操作で状態を悪化させる前に、専門業者に相談しましょう。
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