玄関がカビだらけの原因と対策|リフォームで根本解決する方法も解説
「玄関がカビだらけ…掃除してもすぐに生えてくる。」と思う方も多いと思います。
玄関は湿気がこもりやすく、特に梅雨や冬場の結露によってカビが発生しやすい場所です。
カビを放置すると、健康被害を引き起こし、玄関ドアや床材の劣化を招く原因になります。
掃除しても繰り返し発生するのは、湿気や結露といった根本原因が解決されていないからです。
今回は、玄関ドア・室内ドアリフォームの専門家「株式会社MAC(マック)」が、玄関がカビだらけの原因と効果的な対策、さらにリフォームによる根本的な解決方法を詳しく解説します。
首都圏で玄関ドアのリフォームを検討している方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
Contents
玄関にカビが発生する原因
玄関のカビは単なる汚れではなく、湿気や結露、通気性の悪さが主な原因です。
ここからは、玄関にカビが発生する原因を詳しく見ていきます。
湿気や結露が原因でカビが発生する
玄関のカビは「結露による湿気の蓄積」が原因です。
玄関は外気の影響を受けやすく、室内との温度差が生じやすいため、冬場や梅雨の時期には結露が発生しやすい場所です。
結露した水分が玄関の床や壁に染み込み、その湿気がカビの繁殖を助長します。
特に、以下のような条件の玄関では、カビが発生しやすいため、注意が必要です。
- 北向き玄関:直射日光が当たりにくく、湿気がこもりやすい
- 築年数が古い住宅:断熱性能が低く、結露が発生しやすい
- 密閉性が高すぎる玄関:換気が不十分で湿気がこもりやすい
玄関の結露が発生する詳しい原因については、こちらの記事で確認できます。
<関連ページ>玄関が濡れる原因と対策|結露・水染み・床下の湿気を防ぐリフォーム方法を解説
通気性が悪いとカビが増殖する
「玄関のドアを開けるとカビ臭い…」と感じる場合は、玄関の通気性が悪く、湿気がこもっている証拠です。
通気性が悪いとカビが増殖する理由は、以下のとおりです。
- 玄関ドアや窓が古い:隙間風が少なく、湿気が逃げにくい
- 換気不足:カビの胞子が玄関全体に広がる
- 玄関収納(下駄箱):内部に湿気がこもり、靴や壁にカビが生える
マンションなどの窓のない玄関では、風通しが悪く、湿気が滞留しやすくなります。
以下のような症状がある場合は、注意が必要です。
- 玄関の壁や床に黒ずみがある
- 玄関のドアを開けた瞬間、カビ臭がする
- 靴箱の中の靴に白いカビが生えている
このような状態になっている場合、単なる掃除での解決が難しく、湿気対策が必要です。
次の章では、すぐにできるカビ対策について詳しく解説します。
首都圏で玄関ドアのリフォームを検討している方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
玄関のカビ対策|今すぐできる予防方法
玄関のカビを防ぐには、こまめな掃除と湿気対策が重要です。
今日から実践できるカビの予防方法をご紹介します。
こまめな掃除と適切な除湿
カビは湿気や汚れのある場所を好みます。
玄関のカビを防ぐには、こまめな掃除と適切な除湿が重要です。
カビが発生しにくい環境を作るために、以下のポイントを意識しましょう。
- 玄関の床や壁は、ホコリや汚れをこまめに拭く
- 玄関のドアや窓は、定期的に開けて空気を入れ替える
- 靴箱の靴は、詰め込みすぎず、適度にスペースを確保する
- 靴箱は、週に1回、扉を開けて換気する
- 靴箱の中には、乾燥剤や炭を入れて湿気対策をする
- 玄関マットやスリッパは、定期的に洗濯し、天日干しをする
結露を防ぐための対策
玄関にカビが生える原因となる結露への対策も重要です。
冬場は玄関のドアや窓に水滴がつきやすく、放置するとカビが発生しやすくなります。
玄関の結露を防ぐための対策は、以下のとおりです。
- 玄関ドアや窓に結露防止シートを貼る
- サーキュレーターを使って空気を循環させる
- 玄関用の防カビコーティングを塗る
結露が発生したら、すぐに拭き取ることも大切です。
これらの対策を実施することで、玄関のカビを防ぐことができます。
ただし、掃除や換気を少しでも怠るとカビが発生しやすいため、根本的な解決にはなりません。
次に、「掃除や換気をしてもカビが発生してしまう場合の根本的な解決策」として、玄関ドアや窓のリフォームについて詳しく解説します。
首都圏で玄関ドアのリフォームを検討している方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
玄関のカビを根本から防ぐには「リフォーム」が有効
玄関のカビは、湿気や結露がたまりやすい環境が原因で発生します。
カビを根本から防ぐには、結露を抑え、湿気がこもらない環境を作ることが重要です。
断熱性の高い玄関ドアへの交換でカビを防ぐ
「玄関ドアを変えるだけで、カビ対策になるの?」と思うかもしれませんが、玄関ドアの断熱性が低いとカビが発生しやすくなります。
こうした問題を防ぐためにも、断熱性能の高い玄関ドアへの交換が効果的です。
断熱性の高い玄関ドアに交換するメリットは、以下のとおりです。
- 玄関の内側と外側の温度差が小さくなることで、結露の発生を抑えられる
- 外の冷気や湿気の侵入を防ぎ、室内の温度を安定させる
- 断熱玄関ドアは気密性が高く、頑丈な構造になっているため、防犯性が向上する
玄関の窓を高断熱仕様に変更する
玄関に窓がある場合、窓の断熱性能が低いと結露が発生しやすくなり、湿気がこもる原因となります。
窓からの冷気の流入や外の湿気の侵入により、玄関全体がカビの発生しやすい環境になってしまうため、玄関の窓を高断熱仕様へリフォームすることも効果的です。
高断熱仕様へリフォームする方法は、以下のとおりです。
- 二重窓を設置して断熱性を高める
- 断熱性能の高いガラスに交換
- 換気機能のある窓へ変更
マンションなどで玄関に小窓がない場合は、以下のようなリフォームが効果的です。
- 玄関ドアに通気口を設置
- 小型の換気窓を設置
窓の断熱性を高めるための「ペアガラス」と「トリプルガラス」については、こちらの記事をご確認ください。
<関連ページ>ペアガラスとトリプルガラスの違いを比較|どっちがいいか判断する際のポイントも解説
「先進的窓リノベ2025事業」の補助金を活用する
リフォームを検討する際、環境省が実施する「先進的窓リノベ2025事業」の補助金を活用すると、費用負担を軽減できます。
【補助対象者と要件】
補助対象者 | 既存住宅の所有者等で、事業に登録された「窓リノベ事業者」と契約し、窓やドアの断熱改修を行う方。 |
対象住宅 | 人が居住する家屋で、建築から1年以上経過しているか、過去に人が居住した住宅 |
【補助対象となる工事】
ガラス交換 | 既存窓のガラスのみを取り外し、既存サッシをそのまま利用して、複層ガラス等に交換する工事 | |
内窓設置 | 既存窓の内側に新たに内窓を新設する、または既存の内窓を取り除き新たな内窓に交換する工事 | |
外窓交換 | カバー工法 | 既存窓のガラスを取り外し、既存窓枠の上から新たな窓枠を覆い被せて取り付け、複層ガラス等に交換する工事 |
はつり工法 | 既存窓のガラスおよび窓枠を取り外し、新たな窓枠を取り付け、複層ガラス等に交換する工事 | |
ドア交換 | カバー工法 | 既存ドアについて枠を残して取り除き、既存枠の上から新たな枠を取り付け、ドアを交換する工事 |
はつり工法 | 既存ドアを枠ごと取り外し、新たな枠を取り付け、ドアを交換する工事 |
【補助額と上限】
- 補助額:設置する製品の性能や大きさ、住宅の種類に応じて定額補助。
- 上限額:1戸あたり最大200万円。
補助金の申請は、事前に登録された「窓リノベ事業者」が行います。
一般の方が直接申請することはできません。
また、補助の対象となるリフォーム工事や、同じ窓やドアに対して他の国の補助制度と併用はできないなどの注意点があります。
リフォームを検討する際は、事前に登録された「窓リノベ事業者」に相談し、適切な手続きを行いましょう。
先進的窓リノベ2025事業の申請については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
<関連ページ>先進的窓リノベ2025事業は補助額30万円以上なら「既存住宅」の証明書類も必要|申請方法を簡単解説
首都圏で玄関ドアのリフォームを検討している方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
株式会社MAC(マック)は、登録済みの「窓リノベ事業者」です。
まとめ
玄関のカビ対策には掃除や換気が欠かせませんが、それだけでは根本的な解決にはなりません。
湿気や結露の原因を断つには、玄関の断熱性を高めるリフォームが効果的です。
「先進的窓リノベ事業」の補助金を活用し、玄関のカビ発生を防ぎましょう。
今回紹介した情報を参考に、玄関のカビの悩みを根本から解決していただけると幸いです。