【玄関のバリアフリー化】8つのリフォームアイデア|手すり・スロープを設置するコツも

【玄関のバリアフリー化】8つのリフォームアイデア

段差が多い玄関周りをバリアフリー化することで、安全性の確保につながるだけでなく、外出へのハードルを下げることにもつながります。

バリアフリーリフォームによって高齢者や要介護者が暮らしやすくなれば、介護する方の負担軽減にもつながるため、ぜひ検討していただきたいリフォームです。

そこで今回は、玄関のバリアフリー化を実現するリフォームアイデアをご紹介します。

手すり・スロープを設置する際のコツも解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

このコラムのポイント
  • 玄関をバリアフリーリフォームすることで、身体的な負担軽減につながるだけでなく暮らしの安全性も高めることが可能です。
  • 住む方に合わせた工事内容を選ぶことが大切なため、バリアフリーリフォームの実績が豊富な会社を選びましょう。

 

「バリアフリーな玄関」の必要性

玄関のバリアフリー化の必要性

住まいのバリアフリー化とは、暮らす上で不便さを感じる障害物などを取り除き、全ての方が暮らしやすい家にすることです。

玄関をバリアフリーにすることで次のようなメリットが生じます。

  • 身体への負担を減らす
  • 転倒などのリスクを軽減する
  • 介護しやすい環境になる

段差を解消したり効率的な動線を確保したりすることで、身体への負担を軽減させることが可能です。

住まいのバリアフリー化は、要介護者の暮らしやすさを向上させることはもちろん、介護者のサポートしやすい環境づくりにもつながります。

 

首都圏で玄関のバリアフリー化を検討中の方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。

お住まいの方の状況や悩みをお伺いした上で、適切なリフォーム内容を提案いたします。

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玄関のバリアフリー化を実現する8つのリフォームアイデア

玄関のバリアフリーリフォームアイデア

玄関をバリアフリー化するためのリフォームアイデアをご紹介します。

①屋内外に手すりを設置

玄関は移動が多い空間で段差もあるため、手すりを設置することで歩行時の負担を軽減できます。

具体的には、次のような箇所の手すりを検討しましょう。

  • 駐車スペースやアプローチから玄関ドアまで
  • 玄関ドアから上がり框まで
  • 上がり框からリビングなどの居室まで

動線上に手すりを付けることで、安全性の向上と負担の軽減につながります。

玄関ポーチのステップや玄関框などの段差には、縦手すりの設置をおすすめします。

②玄関ドアを開き戸から引き戸へ

玄関ドアを引き戸へ変更することで、身体への負担を軽減させることができます。

開き戸と引き戸では、次のような動作の違いがあるからです。

  • 開き戸:戸が前後に動くため、開閉時に身体を動かす必要がある
  • 引き戸:戸を横にスライドできるため、身体を動かさずに開閉しやすい

引き戸にすることで、開閉する際の動作が減るため、車椅子利用者などでも使いやすい玄関になります。

また、同サイズの玄関ドアでも開き戸より引き戸の方が、間口を広く確保できるケースも多いです。

〈関連コラム〉

【2025年最新】玄関引き戸のリフォーム補助金を申請する方法|いくら、いつまでなど解説

③滑りにくい床材に変更する

滑りにくい床材に変更することで、転倒リスクを軽減できます。

玄関タイルや玄関ホールのフローリング材の変更を検討しましょう。

防滑性が高い凹凸感のあるタイルや、表面に滑り止め加工されたフローリングなどがあります。

上がり框などに、滑り止めテープを採用する方法も効果的です。

④玄関ポーチの段差をスロープへ

階段の上り下りが難しい場合は、スロープへリフォームして段差を解消する方法もあります。

スロープに変更することで、足を大きく持ち上げる動作が不要になるため移動しやすく、車椅子利用者を介護する方の負担も軽減できます。

注意点は、急なスロープでは逆に危険性が高まるため、緩やかなスロープをつくるために広い空間を確保する必要がある点です。

多点杖を使用している場合、傾斜が付いていると使いにくいなどのデメリットもあるため、スロープが最適な選択なのか慎重に検討しましょう。

<関連コラム>

玄関スロープの後付け方法や設置ポイント|車椅子対応設計の費用と補助金制度も紹介

⑤段差解消機を付ける

段差解消機

スロープを施工するスペースがない場合は、段差解消機の採用もおすすめです。

段差解消機とは台が上下に動く機械のことで、ご自身で移動することなく段差を行き来できます。

車椅子ごと台に乗ることができるため利便性も高いです。

埋め込み式や据え置き式などの様々な種類があり、省スペースで設置できます。

⑥靴を脱ぎ履きしやすいようにベンチをつくる

玄関に腰かけられるようなベンチをつくることで、靴の脱ぎ履きをしやすくできます。

出かける際に、ベンチに腰掛けてから方向転換して靴を履けば、段差を使わずに玄関へ下りることが可能です。

介護者が荷物を乗せ下ろしする際に、ベンチに腰掛けて待っててもらうなど、多用途で活用できます。

立ち座りを補助する手すりや杖置き場などを手すり周りに施工して、より使い勝手を高めましょう。

⑦玄関に踏み台を置いて段差を少なくする

自力歩行が可能な場合は、玄関に踏み台を置いて、玄関と上がり框の段差を軽減させる方法も効果的です。

段差が小さくなれば身体の動作が少なくできるため、上り下りしやすくなります。

玄関内にスロープをつくるスペースがないご家庭も多く、省スペースで設置可能な踏み台が選ばれることも多いです。

⑧断熱性能の高い玄関ドア・窓にリフォームする

段差解消や歩行介助などの物理的な方法ではなく、住まいの断熱性を高めて温度のバリアフリー化を実現することもリフォームアイデアの1つです。

LDKなどの居室と玄関に大きな温度差があると、空間を移動した際に身体への負担が大きくなります。

そこで、断熱性の高い玄関ドアを交換したり内窓を設置したりすることで、温度差を軽減させて住まいの快適性を高めることが可能です。

バリアフリー化のために玄関ドア交換を検討しているなら、断熱性の高い商品を選び、併せて窓のリフォームも検討してみてくださいね。

<関連コラム>

【2025年】真空ガラスや二重窓など、断熱窓・ガラスへの交換リフォームの補助金解説│制度の調べ方や注意点も紹介

 

首都圏で玄関のバリアフリー化を検討している方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。

温度のバリアフリー化を実現するための窓回りのリフォームや、ご高齢の方でも使いやすい玄関ドアをご提案いたします。

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玄関をバリアフリーリフォームする際のコツ

玄関のバリアフリーリフォームのコツ

玄関をバリアフリーリフォームする際のコツを解説します。

介護保険の対象になるのか確認する

次のようなバリアフリーリフォームは、介護保険の対象になる可能性が高いです。

  • 手すりの取付け
  • 段差の解消
  • 滑りにくい床材への変更
  • 引き戸ドアへの交換

限度額である20万円の中であれば、何度も申請することができます。

リフォーム会社に工事内容を相談し、ケアマネジャーに「住宅改修が必要な理由書」を作成してもらうことが条件です。

施工前と施行後に、お住まいの自治体に申請をしてください。

参考:福祉用具・住宅改修|厚生労働省

<関連コラム>

玄関をバリアフリーリフォームする目的と方法|補助金や介護保険も解説

前後移動は「横手すり」、上り下りは「縦手すり」を選ぶ

手すりを設置する際は、移動方法に合わせた仕様を選ぶことがポイントです。

歩行が必要なスペースには、動線に合わせて「横手すり」を施工することで、スムーズに移動ができます。

対して、玄関ポーチの階段や上がり框などの段差は「縦手すり」の方が、力が入りやすいです。

横手すりと縦手すりが一体になった「L字型手すり」などもあるため、空間に合わせた仕様を選びましょう。

身体に合った手すりの高さを考える

手すりの高さに関しては「長寿社会対応住宅設計指針」にて75㎝が推奨されています。

・ 廊下、階段、洗面所、居間・食事室及び高齢者等の寝室の移動のために設ける手すりの設置高さは、床仕上面(階段の場合は段鼻)から75㎝を標準とする。

引用:長寿社会対応住宅設計指針について|国土交通省

ただし、利用する方の身体に合った高さを検討することが大切です。

横手すりは、腕を真っ直ぐ下げたときの手首にあたる位置、または身体に合わせてつくった杖の高さに合わせるなどの方法があります。

上がり框などに付ける縦手すりは、段差の上下どちらにいても掴みやすいように、手すり自体が60㎝以上ある長めのタイプがおすすめです。

色分けで視覚的な対策も取り入れる

同色の建材で仕上げられた玄関では、段差が分かりにくいケースもあります。

次のような視覚的な対策によって、段差を明確にして安全性を高めることが可能です。

  • 玄関タイルと上がり框の色を異なる色にする
  • タイルの張り分けによって玄関ポーチの段差を明確化する

また、上がり框などの段差には足元灯を設置することで、夜間時でも段差に気付きやすくなります。

ベンチの座面は「36~41cm」の高さだと身体に負担が掛かりにくい

玄関にベンチをつくる場合は「身長の1/4」程度の高さが適切とされています。

高齢者の方の平均身長は145~165㎝程度のため、具体的には36~41cm程度の座面高だと身体に負担が掛かりにくいです。

参考:国民健康・栄養調査 第2部 身体状況調査の結果 11 身長・体重の平均値及び標準偏差 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

ただし、個人の感じ方によっても使い勝手は異なるため、実際に体感して高さを検討してみてくださいね。

費用や使用期間によってはレンタルも検討する

段差解消機などは費用が高額になりやすいため、使用期間や頻度などを加味してレンタルも検討しましょう。

一部の福祉用具の貸与は、介護保険の対象になります。

玄関周りで使う物としては「段差解消機」以外にも、工事を伴わない置き型の「手すり・スロープ」の貸与も介護保険の対象です。

ケアマネージャーやリフォームの施工会社などと相談しながら、購入とレンタルを検討してみてくださいね。

 

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お住まいになる方の暮らしやすさを考えた、玄関周りのリフォーム提案をいたします。

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まとめ

玄関のバリアフリー化は、安全性の向上や要介護者・介護者どちらの負担軽減にもつながるなど、様々なメリットがあります。

お住まいによって採用すべきリフォーム内容は異なるため、実績が豊富な会社に相談し、ケアマネージャーに相談した上で適切な工事を実施することが大切です。

介護保険を活用した福祉用具貸与・購入、住宅改修を行って、かしこく住まいのバリアフリー化を実現させてくださいね。

 

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