コンクリート打ちっ放しの塀、費用はどれくらい?その他の塀との比較、特徴や注意点も解説
「コンクリート打ちっ放しの塀は、どれくらいの費用がかかりますか?」
本記事では、こうした疑問にお答えします。
コンクリートを打ちっ放しにして仕上げる塀はモダンな雰囲気になりおしゃれです。
一方で気になるのは費用のことです。
コンクリートブロックなど、他の塀とも比較しながら設置費用の目安を確認しましょう。
合わせて、コンクリート打ちっ放しの塀のメリット、デメリットや注意点なども解説しますので、塀の種類に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
このコラムのポイント |
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Contents
コンクリート打ちっ放しの塀とは?
コンクリート打ちっ放しの塀とは、コンクリートを型枠に流し込んで整形し、その他の仕上げを施すことなく使用する塀を指します。
施工費用が高い一方で長期間使用し続けることができ、シンプルで高級な外観になることから高い人気を誇ります。
コンクリート打ちっ放しの塀の設置費用、相場を確認
塀を設置する場合、気になるのは設置費用です。
コンクリート打ちっ放しおよびその他の塀を築造するための費用の目安は次のとおりです。
- コンクリート打ちっ放しの塀:30,000円/m2~
- コンクリートブロック:20,000円/m2~
- 化粧ブロック:25,000円/m2~
- 石壁:30,000円/m2~
- レンガ壁:20,000円/m2~
- フェンス:20,000円/m~
なお、こちらの金額は目安で、実際は現場条件によって費用は変わります。
首都圏で塀やフェンスなどの外構工事の金額について知りたい方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
コンクリート打ちっ放しの塀を選ぶメリット
ここからはコンクリート打ちっ放しの塀について、特徴を解説します。
まずはどういったメリットがあるのか紹介します。
高級感のある外観を実現できる
1つ目のメリットは、高級感のある外観を実現できることです。
コンクリート打ちっ放しの塀はシンプルなデザインで、おしゃれな雰囲気の外観を実現できます。
無駄な装飾を省いたデザインは、特にモダンな住まいと合致し高級感を演出する効果を発揮します。
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型枠の形に合わせて自由に成形できる
2つ目のメリットは、型枠の形に合わせて自由に成形できることです。
四角の形状でも十分おしゃれな見た目になりますが、アール型に曲げる、スリットを入れるといった工夫を加えることで、よりオリジナリティの高い外観になります。
工夫次第で自由に形状を変えられますので、デザインを重視する方にもおすすめです。
一体型のコンクリートで耐久性が高い
3つ目のメリットは、コンクリート全体が一体化するため耐久性が高いことです。
コンクリートブロックやレンガ積みなど、細かな建材を積み重ねて作る塀は目地部分からひび割れが入るケースがありますが、型枠を立てて一度に施工するコンクリート打ちっ放しの塀は高い耐久性を誇ります。
長期間使用し続けられますので、実は費用対効果にも優れた工種といえます。
一体型のコンクリートでメンテナンスが容易
4つ目のメリットは、メンテナンスが容易であることです。
目地や隙間がないコンクリート打ちっ放しの塀は、あいだから雑草が生えることがなく、また目地の更新なども基本的に不要です。
このためメンテナンスにかかる手間がかからず、外構を美しく保つための手間や時間を軽減できます。
コンクリート打ちっ放しの塀を選ぶデメリット
一方でコンクリート打ちっ放しの塀を選ぶ場合はデメリットもありますので紹介します。
コンクリートブロックの塀などと比べると高価
1つ目のデメリットは、コンクリートブロックの塀などと比べると高価であることです。
長い目で見ると、長期間利用できる点やメンテナンス費用を抑えられる点から経済的にも有利なコンクリート打ちっ放しの塀ですが、はじめに解説したとおり施工する際の初期費用は高くなりがちです。
まとまった金額が必要になりますので、計画的に費用を貯める必要があります。
雨シミなどの汚れが気になるケースがある
2つ目のデメリットは、雨シミなどの汚れが気になるケースがあることです。
グレー色のコンクリート打ちっ放しの塀は、定期的に洗浄しなければ雨シミが付着することがあります。
雨シミやコケの付着した状態も特有の味わい深さがありますが、常にツヤのある状態を保ちたい方は、一定の手間をかける必要があります。
こうした特徴のあるコンクリート打ちっ放しの塀が、お住まいの土地に適しているか分かりづらいものです。
首都圏で塀の種類についてお悩みの方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
法律など、コンクリート打ちっ放しの壁の注意点
コンクリート打ちっ放しの塀を採用する場合、法律面など注意が必要な点がありますので紹介します。
塀の築造に申請が必要になるケースがある
塀を新たに作る場合や増設する場合、建物との関係によっては「建築物」として取り扱われて、建築確認申請が必要になる場合があります。
また、土留めを兼ねる擁壁は、高さ2mを超える場合は準用工作物として申請が必要です。
このように、塀や擁壁を新たに築造する際は、条件によっては自治体などへの申請が必要になる可能性がありますので、事前に確認する必要があります。
洗浄やひび割れに対する一定のメンテナンスが必要
メンテナンスをしなくても長期間耐久性が維持される点がコンクリート打ちっぱなしの塀の強みですが、美観を保つためには一定度のメンテナンスが必要です。
たとえば、高圧洗浄機を利用して表面の汚れを取り除く、ひび割れを補修し定期的にクリア塗装を施す、といったメンテナンスをすることで、長期間美しい状態を保てます。
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コンクリート打ちっ放しの塀を安く作るコツ
記事の終わりに、コンクリート打ちっ放しの塀を安く作るためのコツを紹介します。
直線的でシンプルなデザインを選ぶ
1つ目は、直線的でシンプルなデザインを選ぶことです。
シンプルにすることで、型枠や鉄筋の加工費、コンクリートの打設回数の節約といった、コストを抑えることにつながります。
施工する範囲を最小限に抑える
2つ目は、コンクリート打ちっ放しの塀を施工する範囲を限定することです。
高級感がありおしゃれな外観になる一方で、家の全面に施工すると費用が高まります。
道路側のみ目隠しを兼ねてコンクリート打ちっ放しに、残りの3面をフェンスにするなど、必要な箇所に限定して施工しましょう。
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複数の業者に相見積もりを取る
3つ目は、複数の業者に対して相見積もりを取得することです。
業者によって資材の仕入れ値や人件費、得意とする工事などは異なります。
このため複数の業者に見積もりを依頼することで、現場と相性のよい業者を見つけることができ、品質の高い工事を安価に受けることが可能です。
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自社管理、自社施工の業者に依頼する
4つ目は、自社管理、自社施工の業者に依頼することです。
工事の受注後、下請け業者に工事を再発注すると手数料がかかり、施工費用が割高になります。
一方で自社で管理、施工する業者であれば中間マージンがなくなりますので、施工費用を抑えられます。
まとめ
コンクリート打ちっ放しの塀を作る場合の費用や特徴について解説しました。
シンプルで高級感のある仕上がりになる一方で、コンクリートブロック積みの塀などと比較して費用が高くなりがちです。
最後に紹介したコツなどを活用しながら、費用を抑えつつデザイン性の高い外構を実現しましょう。
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