ガレージシャッターの種類(開閉方向や素材、電動など)を紹介│7つの選び方も解説

ガレージシャッターの種類(開閉方向や素材、電動など)を紹介│7つの選び方も解説

「ガレージシャッターを取り付けたい。どんな種類がありますか?」
このように質問を頂くことがあります。

愛車を風雨から守り、防犯性を高める効果を持つガレージシャッターは、実は豊富に種類があることをご存知でしょうか。

そこで本記事では、ガレージシャッターの種類について紹介しながら、具体的な選び方についても解説します。

ガレージシャッターを取り付ける際に気をつけたい注意点についても、選び方の中で紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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このコラムのポイント
  • ガレージシャッターには、上下と横引き、素材や手動・電動の違いなど、複数の種類があります。
  • ガレージシャッターの種類について悩んでいる方に向けて、具体的な7つの選び方も紹介します。

 

ガレージシャッターは「上下・横引き」に大別される

ガレージシャッターは「上下・横引き」に大別される

ガレージシャッターの種類には複数の分類方法がありますが、中でも大きな違いは「上下方向に開くか」「横方向に開くか」という点です。

上下シャッター:上方向に向かって開く

一般的に見られる、上方向に開閉するタイプのシャッターには、次のとおりの特徴があります。

  • 開閉時に横方向のスペースが不要で、駐車場の幅を広く確保できる
  • 多くのメーカーから販売されていて選択肢が多い
  • 電動化に対応している製品が多い
  • 巻取り機やスライドレールの設置に天井スペースが必要

上下シャッターの種類と特徴を紹介

上下シャッターには、さらに細かく3つの種類がありますので紹介します。

巻き上げ式

上部に取り付けられたシャッターボックスに扉体が巻き取られる機構のシャッターで、次のような特徴があります。

  • 巻き取る機構のため、コンパクトに収納でき天井を有効に活用できる
  • 開閉時に前後のスペースを必要とせず、敷地が限られた場所でも導入できる
  • シンプルな構造で他のシャッターと比べて安価
  • 手動の場合、ガラガラと音がして騒音トラブルになることがある
  • 巻取り部分の定期的なメンテナンスが必要になる

オーバースライダー式

上下シャッターの種類と特徴を紹介:オーバースライダー方式

天井に沿ってスライドするように収納されるタイプのシャッターで、次のような特徴があります。

  • レールに沿ってスライドすることから、巻き上げ式より動作音が静か
  • パネルの種類が豊富で、デザイン性の高いシャッターになる
  • 天井にパネルを設置することから、一定の高さが必要
  • 天井をスライドすることから、天井の照明に干渉することがある
  • 巻き上げ式と比較して導入費用は高め

スイングアップ式

一枚の大きなパネルが、ガレージ天井に向かって持ち上がる構造のシャッターで、次のような特徴があります。

  • 一枚のパネルで構成されることから、メンテナンス性が高い
  • 一枚のパネルで構成され、デザイン性を高めることが可能
  • パネルが一体で動くため、動作音が静か
  • 開閉時にシャッターが前後方向にせり出すため、一定のスペースが必要
  • 天井にパネルを設置することから、一定の高さが必要
  • 天井をスライドすることから、天井の照明に干渉することがある
  • 巻き上げ式と比較して導入費用は高め

横引きシャッター:横方向に向かって開く

一方で、シャッターの扉体が横方向に開く、横引きシャッターの特徴は次のとおりです。

  • 天井スペースが不要で照明の取り付けなどに支障がない
  • 上下シャッターと比較して開閉音が静か
  • 部分的に開閉でき、自転車やバイクを取り出しやすい
  • 上下シャッターと比べて開閉に力がいらない
  • 下側の溝を定期的に掃除する必要がある
  • 製品の数、選択肢は少なめ

ガレージシャッターは「素材」の把握も大切

ガレージシャッターは「素材」の把握も大切:スチール製

開閉方式のほか、ガレージシャッターを選ぶ際は素材について把握することも重要です。

以下の素材について、主だった特徴を紹介します。

  • スチール、鉄製
  • アルミ製
  • ステンレス製
  • 木製

スチール、鉄製

ガレージシャッターとして最も一般的な、スチール、鉄製の特徴は次のとおりです。

  • 耐久性や強度に優れる
  • 比較的安価に導入可能
  • 防火認定を受けている製品もあり、防火地域などでも利用可能
  • 適切にメンテナンスしないと錆びる可能性がある
  • 重く開閉時に負担を感じることがある

アルミ製

スチールや鉄と比較して、耐久性が高いアルミ製のガレージシャッターの特徴は次のとおりです。

  • 軽量で開閉時の負担が少ない
  • 錆びに強く、海沿いの地域などでも利用可能
  • 再塗装などのメンテナンス間隔を長く取れる
  • スチール、鉄と比較して費用が高い

ステンレス製

高価であることから一般的に利用されるケースが少ないものの、アルミ製を超える耐候性を持つステンレス製ガレージシャッターの特徴は次のとおりです。

  • アルミと比較してさらに錆びなどへの耐性が高く劣化しづらい
  • 高級感がありデザイン性の高い仕上がりになる
  • アルミ製と比較してさらに高価

木製

ガレージシャッターは金属製以外にも選択肢があります。
デザインや質感にこだわる、木製ガレージシャッターの特徴は次のとおりです。

  • 木の風合いを活かして、ナチュラルな雰囲気に仕上がる
  • 雨や湿気などに弱く、定期的なメンテナンスが必要
  • 高品質な木材の使用や加工で導入費用は高い

ガレージシャッターは「手動・電動」の選択も大切

ガレージシャッターは「手動・電動」の選択も大切

ガレージシャッターの種類を選ぶ際、手動と電動の違いについても把握する必要があります。

手動

人力でシャッターを開閉する、手動式の特徴は次のとおりです。

  • ガレージシャッターの設置費用が安価
  • モーターやリモコンなどがなく、メンテナンスが容易
  • 開閉時に力が必要で手間に感じる
  • 開閉時に勢いが必要で騒音問題になる可能性がある

電動

一方で、ガレージシャッターを電動で開閉する場合の特徴は次のとおりです。

  • 開閉時の労力が不要になる
  • 車に乗ったままシャッターを開閉できる
  • ゆっくり動作するため開閉時の騒音が少ない
  • シャッターの本体費用や施工費用が高い
  • 定期的にモーターやリモコンなどのメンテナンスが必要

 

このように、ガレージシャッターを選ぶ場合、様々な要素がありますのでどれを選べばよいか迷ってしまいます。

首都圏のお住まいで最適なガレージシャッターについて悩んでいる方は、エクステリアの施工実績も豊富な株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。

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ガレージシャッターの種類、7つの選び方

ガレージシャッターの種類、7つの選び方

このように、ガレージシャッターには様々な種類があります。

具体的な選び方が分からない場合は、次の7つの選定基準から考えてみましょう。

  • デザイン
  • 開閉時の労力
  • 防犯性
  • 気密性
  • 費用
  • メンテナンス性

デザイン

1つ目は、シャッターのデザインです。

ガレージシャッターは、一般的なスチールに白の塗装を施したものから、木目調で高級感のあるものまで多様なデザインがあります。

また、採光・通風に効果的な一部にスリットが入ったデザインもあり、家全体の外観や駐車場の機能性に違いが生まれます。

開閉時の労力

2つ目は開閉時の労力です。

上下と横引き、手動と電動など、ガレージシャッターは開閉方法にも多様な種類があります。
開閉に手間をかけたくない場合は電動タイプを、導入費用を抑えたい場合が手動タイプを選択することがおすすめです。

誰がどの程度の頻度で開閉するのか、といった実際の使い方を施工業者に伝えることが重要です。

3つ目は開閉時の音です。

住宅街に家がある場合、特に早朝や深夜の開閉音は気になる点で、実際に騒音トラブルとなる例もあります。

一般的に上下方向に開くシャッターは音が大きくなりがちですが、電動タイプや静音仕様のものを選択すると開閉音を抑えられます。
開閉音についても、使用する時間帯などを想定することが重要です。

防犯性

4つ目は防犯性です。

シャッターは駐車場内への不審者の侵入を防ぎますが、シャッターの材質やロック機構、手動、電動といった種類によって防犯性は変わります。

特に金属製の製品で、外部からの視線を遮ることのできる製品を選ぶことで防犯性が高まります。

ガレージ上部などに取り付けて防犯対策する「忍び返し」

なお、ガレージシャッターは母屋に侵入するための足がかりとなる可能性もありますので、手がかり足がかりを防ぐ忍び返しや、防犯カメラ、センサーライトといった設備と合わせて利用することをおすすめします。

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気密性

5つ目は気密性です。

ガレージシャッターに隙間があると、風やホコリ、強風時の雨、虫などの侵入を許す可能性がありますので、密閉性の高いシャッターがおすすめです。

一方で夏場の熱気の排除や排気ガスの排出などを考えると通気性も重要になりますので、窓や換気扇の設置、スリット付きのシャッターも合わせて検討しましょう。

費用

6つ目はガレージシャッターの取り付け費用です。

シャッターの製品および取り付け価格は、素材や開閉方式、手動と電動など機能によって異なります。

一般的なスチール製巻き上げシャッターであれば10万円前後で取り付けられる可能性もありますが、造作にする場合は100万円を超えるなど、費用に大きく差があります。

予算はどの程度か、また要望する機能やデザインはどの程度か、希望を整理することが重要です。

メンテナンス性

7つ目はメンテナンス性です。
一度設置すると10年、20年と長期間利用するガレージシャッターは定期的なメンテナンスが欠かせません。

たとえばスチール製のシャッターは塗装が劣化すると錆びる可能性がありますが、定期的に塗装および注油すれば長期間錆びずに利用可能です。

また、電動シャッターの場合はモーターの点検整備も必要になるなど、製品によってメンテナンスの頻度や費用が異なります。

 

こうしたポイントを考慮して選ぶことで、使い勝手に優れたガレージシャッターを選ぶことができます。

 

首都圏にお住まいの方で、より詳しくガレージシャッターの選び方について確認したい方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。

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まとめ

愛車を雨風から守ることのほか、防犯性にも高い効果を発揮するガレージシャッター

ガレージシャッターの種類や選び方について詳しく解説しました。

ガレージシャッターは、愛車を雨風から守ることのほか、防犯性にも高い効果を発揮しますので、近年ニュースで騒がれている車の盗難に不安を抱えている方におすすめの設備です。

ただし、様々な種類の中で最適な製品を選ばなければ後悔につながる恐れもありますので注意が必要です。

また、ガレージシャッター自体が足がかりになり、母屋の侵入窃盗につながるなど他の犯罪リスクを増やす恐れもありますので、合わせて防犯カメラや忍び返しなど、侵入窃盗への対策を検討することをおすすめします。

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母屋や愛車の防犯対策は、ガレージシャッターを設置すること以外にも複数の方法があります。

最適な対策はお住まいによって異なりますので、首都圏で防犯対策を検討している方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。

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