玄関ドアのカバー工法ができない場合はある?欠点やカバー工法以外のリフォームも紹介

玄関ドアのカバー工法ができない場合はある?欠点やカバー工法以外のリフォームも紹介

玄関ドアのリフォームを検討して、「カバー工法ができない場合はある?」と疑問を持つ方は多くいらっしゃいます。

リフォームをスムーズに進めるには、あらかじめカバー工法ができないケースを踏まえて検討しておくことが大切です。

そこで今回は、首都圏で玄関ドアのリフォームを数多く手がける株式会社MAC(マック)が、玄関ドアのカバー工法ができない場合を解説します。

 

このコラムのポイント
  • 玄関ドアのカバー工法の特徴や、玄関ドアのカバー工法ができない場合を解説します。
  • 玄関ドアのカバー工法の利点・欠点をご紹介します。
  • 玄関ドアのカバー工法以外のリフォーム方法をお伝えします。

 

この記事を読むと、ご自宅の玄関ドアをカバー工法でリフォームできるか判断するヒントを得られるので、ぜひ最後までごらんください。

玄関ドアのカバー工法とは

玄関ドアのカバー工法とは

玄関ドアの「カバー工法」とは、既存のドア枠の上に新しいドア枠を被せる方法です。

具体的には既存の玄関ドアの撤去後に、既存のドア枠に新しいドア枠を重ねて、新しいドアを設置します。

玄関ドアのカバー工法は玄関ドア周辺の壁を壊さずにリフォームできるため、施工期間や費用負担を抑えやすいのが特徴です。

近年人気の「カバー工法」ですが、実施できない場合もあり、次の章で解説します。

 

玄関ドアのカバー工法について、こちらの記事で詳しく解説しています。

〈関連ページ〉【玄関ドアのリフォーム】カバー工法とは?|費用の目安、メリット・デメリット、その他の工法も紹介

 

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玄関ドアのカバー工法ができない場合

玄関ドアのカバー工法ができない場合

玄関ドアのカバー工法ができない場合は、以下のとおりです。

  • 玄関ドアのサイズを大きくする
  • 既存のドア枠の劣化が激しい
  • マンションで玄関ドアが共用部分に該当している

ご自宅の状況と照らし合わせながら、それぞれのケースをチェックしましょう。

玄関ドアのサイズを大きくする

玄関ドアのカバー工法では、基本的にドアのサイズは大きくできません。

これはカバー工法が既存のドア枠の上に新しいドア枠を被せるので、既存のドア枠以上の大きさにできないためです。

玄関ドアのサイズを大きくしたい場合には、壁を一部壊して間口を広げる必要があります。

また、玄関ドアのサイズを大幅に小さくする際にも、新旧のドアのサイズが大きく異なることからカバー工法でのリフォームは困難です。

 

玄関ドアを引き戸に変更するメリットと注意点を、こちらの記事で解説しています。

〈関連ページ〉玄関ドアを引き戸に変更するメリットと注意点|種類・メーカー別特徴・選び方も解説

既存のドア枠の劣化が激しい

既存のドア枠の劣化が激しい場合は、耐久性を確保できないので、カバー工法で新しい玄関ドアを設置するのが難しい可能性があります。

基本的には、リフォーム前の施工業者による現地調査の際に既存のドア枠の状態を確認して、カバー工法ができるか判断します。

素材にもよりますが、玄関ドアの寿命は15〜25年とされているので、使用年数が長い場合はドア枠から交換することも踏まえて検討しましょう。

マンションで玄関ドアが共用部分に該当している

マンションの場合は、玄関ドアが共用部分に該当していると個人で勝手にリフォームすることは認められません。

「共用部分」とは区分所有者が全員で共有している部分を指し、エレベーターや階段などが含まれます。

玄関ドアは共用部分に該当するケースが多くカバー工法でのリフォームは難しい可能性があります。

玄関ドアの区分やリフォームの制限は、マンションの管理規約から確認しましょう。

玄関ドアのカバー工法の利点【メリット】

玄関ドアのカバー工法の利点【メリット】

玄関ドアのカバー工法の利点は、以下のとおりです。

  • 施工期間が短い
  • 施工費用を抑えやすい
  • 工事の音・粉じんによるストレスが少ない

1つでもメリットだと感じたら、ぜひカバー工法を検討してみてください。

施工期間が短い

玄関ドアのカバー工法は1日で完了するケースがほとんどで、手軽にリフォームすることが可能です。

具体的には、カバー工法にかかる時間は5〜8時間が目安とされており、半日で完了する傾向にあります。

また、玄関ドアのカバー工法は日中に始めたリフォームが夕方には完了するため、鍵をかけられない状態で夜を過ごす必要もなく防犯面も安心です。

施工費用を抑えやすい

玄関ドアのカバー工法は以下の理由で施工費用を抑えやすく、家計の負担を減らせるのがメリットです。

  • 壁の撤去・修復作業が必要ない
  • 壁を撤去しないため廃材処分費用が少ない
  • 工期が短く人件費を抑えられる

玄関ドアの種類や性能によっても異なりますが、カバー工法の費用相場はドア本体費用を含めて25万〜50万円が目安となります。

一方で、壁を壊してドア枠から交換する場合は50万〜80万円が相場で、カバー工法のほうが大幅に費用を削減することが可能です。

工事の音・粉じんによるストレスが少ない

壁の解体をともなわない玄関ドアのカバー工法は工事の音・粉じんが気になりにくく、ご家族のストレスが少なく済みます。

加えて、工事の音・粉じんによって近隣の方とトラブルになるリスクを軽減できるのも利点です。

 

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玄関ドアのカバー工法の欠点【デメリット】

玄関ドアのカバー工法の欠点【デメリット】

玄関ドアのカバー工法の欠点は、以下のとおりです。

  • 玄関ドアのサイズが小さくなる
  • 足元に段差ができる

それぞれの点について解説します。

玄関ドアのサイズが小さくなる

玄関ドアのカバー工法は既存のドア枠の上から新しいドア枠を被せるため、ドアのサイズが若干小さくなります。

具体的には玄関ドアのサイズが幅5cm・高さ3cm程度小さくなるので、前提にしてリフォームを決めましょう。

なお、袖付きドアや親子ドアをカバー工法でリフォームする場合は、袖・小扉部分を調整することで幅を変えずに施工できる可能性があります。

足元に段差ができる

玄関ドアをカバー工法でリフォームすると、ドア枠の下部分に段差が発生するので注意しましょう。

これは、玄関ドアのサイズの変化と同様に、既存のドア枠に新しいドア枠を被せるために発生します。

カバー工法によって段差が発生すると、ご家族が玄関で転倒するリスクが高まったり、車椅子やベビーカーの出入りがしづらくなったりすることから対策が必須です。

下枠の段差は、段差緩和材を入れることで解消できます。

玄関ドアのカバー工法はDIYでできるか

玄関ドアのカバー工法はDIYでできるか

玄関ドアのカバー工法はDIYでも可能ですが、以下のようなトラブルが発生する可能性があり、DIYでのリフォームはおすすめできません。

  • 玄関ドアを購入したもののサイズが合わなかった
  • 作業中に壁を傷つけてしまった
  • きれいに仕上がらなかった
  • 施工不良が発生して隙間ができた など

施工不良が発生して玄関ドアに隙間ができると、住宅の気密性が下がるので注意が必要です。

玄関ドアの隙間から風が吹き込んで暑さ・寒さを感じやすくなるのはもちろん、騒音・虫・ホコリなどが室内に入りやすくなります。

住宅の快適性を保つためにも、玄関リフォームの実績が豊富な施工業者にカバー工法を依頼しましょう。

玄関ドアのカバー工法以外のリフォーム方法

玄関ドアのカバー工法以外のリフォーム方法

玄関ドアのカバー工法以外のリフォーム方法には、「はつり工法」があります。

「はつり工法」とは、壁を一部壊してドア枠ごと撤去し、新しいドア枠を設置してドアを交換する方法です。

たとえば、以下のような場合にはつり方法を選択して玄関ドアのリフォームを実施します。

  • 玄関ドアのサイズを大きくする場合
  • 玄関ドアの位置を変更する場合
  • 既存のドア枠の劣化が激しい場合 など

はつり工法は壁の撤去・修復が必要となり、カバー工法よりも費用が高くなるのが一般的です。

 

玄関ドア枠交換のリフォームについては、こちらの記事で解説しています。

〈関連ページ〉玄関ドア枠交換のリフォーム|失敗しない工法選びと費用節約のコツも解説

 

首都圏で玄関ドアのリフォームを検討している方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。

ご自宅の玄関の状況を踏まえて、適切なプランを提案いたします。

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まとめ

玄関ドアのカバー工法は、「玄関ドアのサイズを大きくする場合」や「既存のドア枠の劣化が激しい場合」などには実施できません。

ご自身で「カバー工法」と「はつり工法」のどちらを選ぶべきか判断するのが難しい際には、施工業者に相談してアドバイスをもらいましょう。

今回ご紹介した内容を、玄関ドアのカバー工法を検討する際の参考としていただけると幸いです。

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