宅配ボックスの埋め込み「後悔・デメリット」とは?戸建てで「いらない・いらなかった」を避ける対策も解説
「宅配ボックスを埋め込みにした場合の後悔やデメリットについて知りたい」
このように、宅配ボックスを埋め込む際の失敗談を知りたい方は多いものです。
そこで本記事では、宅配ボックスを埋め込む場合に後悔やデメリットを感じやすいポイントについてお伝えします。
対策や埋め込みのメリットについてもお伝えしますので、宅配ボックスの設置方法について悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
このコラムのポイント |
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2パターンある宅配ボックスの埋め込み
宅配ボックスを「埋め込む」場合の設置方法は、外構工事で門柱を設置し、表札やインターホンなどと併設するパターンと、住宅の外壁に埋め込むパターンとがあります。
はじめに、それぞれの設置方法の特徴を紹介します。
パターン1:外構で門柱に埋め込むタイプ
1つ目のパターンは、外構工事として門柱などを設置し、宅配ボックスを設置するタイプの埋め込み方です。
門柱に埋め込むパターンは、次のような特徴を持っています。
- 表札・ポスト・インターホンと一体化して機能的
- 一体感のあるデザインで外観がおしゃれになる
- 限られた敷地を有効活用できる
パターン2:外壁に埋め込むタイプ
2つ目のパターンは、住宅の外壁に埋め込む形で宅配ボックスを設置する方法です。
外壁に埋め込む場合、次のような特徴があります。
- 室内から容易に宅配を受け取れる
- 建物と宅配ボックスが一体化しておしゃれ
- 外構スペースが広々使える
宅配ボックスに共通するメリット
外構工事で設置する場合、外壁に埋め込む場合、どちらにも共通して存在するメリットもありますので紹介します。
- 不在時に荷物を受け取れる
- 再配達を依頼する手間を省ける
- 置き配と比較して防犯性を高められる
このように、宅配ボックスの埋め込みは、外構工事として門柱に埋め込む方法、外壁に埋め込む方法、どちらにもメリットがあります。
どちらの方が使い勝手が優れるのか、選ぶべき選択肢はご希望やお住まいの環境によって変わります。
選択に悩む場合は専門家に相談してみましょう。
首都圏での宅配ボックスの取り付けについては、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
宅配ボックスの埋め込みで感じる「後悔・デメリット」
紹介したとおり、複数のメリットがある宅配ボックスの埋め込みですが、実は後悔やデメリットを感じる場合がありますので紹介します。
外構で門柱に埋め込むタイプの場合
はじめに、外構工事として門柱に埋め込むタイプを採用した場合を紹介します。
門柱が大きくなり建物とのデザインが合わない
宅配ボックスを門柱に取り付ける場合、門柱全体の寸法が大きくなり、建物とのデザインが合わないことがあります。
郵便より大きな荷物を入れる宅配ボックスは一定の大きさが求められますので、門柱に埋め込む場合、門柱の寸法を大きく取らざるを得ません。
「表札とインターホンだけ」の門柱などスッキリした門柱をイメージしていた方は、宅配ボックスを併設することで後悔を感じる可能性があります。
直射日光や風雨にさらされ劣化する
外構工事として宅配ボックスを埋め込む場合、直射日光や風雨の影響を受けて劣化する点も認識が必要です。
耐候性の低い宅配ボックスを埋め込む形式で設置した場合、早期に経年劣化が生じて交換を求められる可能性があります。
このときも業者に依頼する必要がありますので、施工費用が発生します。
基礎工事があり施工費用が高くなる
外構で門柱に宅配ボックスを埋め込む場合、基礎工事を伴うことから施工費用が高くなる点がデメリットです。
置き型の宅配ボックスであれば、基礎工事や据付などを業者に依頼する必要がなく費用を抑えられます。
外壁に埋め込むタイプの場合
続いて、住宅の外壁に埋め込むタイプの宅配ボックスを利用した場合の後悔・デメリットを紹介します。
玄関ホールを一部占有する
外壁に埋め込む宅配ボックスの場合、玄関ホールの一部が占有される点にも注意が必要です。
宅配ボックスは奥行きがありますので室内側に飛び出ますし、取り出す際に人が立つためのスペースも確保しなければいけません。
隙間風が侵入して寒さを感じる
住宅の外壁の一部をくり抜いて設置することとなりますので、施工方法や製品によっては隙間風が侵入して特に冬場に寒さを感じる恐れがあります。
また、隙間風は結露の発生につながる恐れもありますので、住宅の耐久性に影響を与える可能性にも注意が必要です。
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故障や劣化した場合の交換費用が高い
宅配ボックスが故障、または劣化した場合は交換が必要ですが、このときも交換費用が高い点がデメリットに挙げられます。
気密や断熱に影響を与える箇所ですので、取り外しや据付はプロに依頼する必要があります。
製品の選択肢が少ない
外構で門柱に埋め込むタイプの宅配ボックスと比較して、製品の選択肢が少ない点もデメリットです。
玄関ホールのデザインに合致するような製品を探しても、好みの外観の製品が見つからない可能性もあります。
妥協して宅配ボックスを決めた場合、デザインのミスマッチに後悔を抱えてしまいます。
▶防犯・エクステリアに関するご相談は株式会社MAC(マック)までお気軽にご相談ください!
宅配ボックスで共通して起こる「後悔・デメリット」
外構工事として門柱に埋め込む場合、または外壁に埋め込む場合も含めて、宅配ボックス全般に共通して生じる可能性のある後悔・デメリットもありますので紹介します。
- 宅配ボックスが小さく荷物が入らない
- 宅配ボックスごと盗難された
- 置き配の利用率が高く使用頻度が下がった
- 荷物が入っていることに気づかなかった
- 宅配ボックスの位置を変更できない
宅配ボックスは便利なツールですが、デザイン性を優先しすぎて使い勝手が悪くなり、使用頻度が少なくなれば設置したことに後悔を抱える可能性があります。
どういった機能、デザインの製品をどの場所に設置するべきか、専門家も交えて話し合いをすることをおすすめします。
首都圏で宅配ボックスの設置についてお悩みの方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
宅配ボックスの「いらない・いらなかった」避ける対策
複数ある宅配ボックスの後悔やデメリットですが、避けるための対策もありますので紹介します。
耐久性の高い宅配ボックスを選ぶ
1つ目は、耐久性の高い宅配ボックスを選ぶことです。
太陽光や雨風にさらされる宅配ボックスは、設置環境によっては劣化が進行し、古びた外観になる可能性があります。
また、気密性が損なわれて雨が侵入したり、ロックが作動しないといった不具合が出ることもあります。
材質や可動部のデザインなどをよく確認して、長く使い続けられる宅配ボックスを選びましょう。
気密性・断熱性に配慮された製品を選ぶ
2つ目は、外壁に埋め込むタイプの宅配ボックスを利用する場合は、気密性や断熱性への配慮が加えられた製品を選ぶことです。
枠が樹脂でできているなど、断熱性に配慮された製品もありますので、進んで選択することで埋め込んだ場合でも玄関で暑さ・寒さを感じずに済む可能性があります。
寸法の大きな宅配ボックスを選ぶ
3つ目は、寸法が大きな宅配ボックスを選ぶことです。
デザインを重視してスリムな宅配ボックスを選びたくなりますが、宅配物が入らなければ使用頻度が低くなり後悔につながります。
普段注文している商品の大きさも想像しながら、最適な大きさの宅配ボックスを選びましょう。
まとめ
宅配ボックスを埋め込む場合に感じることのある「後悔・デメリット」について紹介しました。
不在時も受け取りが可能になる宅配ボックスは、通販を利用する機会の多い世帯にとって便利な設備です。
一方で寸法やライフスタイルの問題で使用頻度が低いと設置した満足度が低くなります。
住宅と道路との位置関係やライフスタイルなどを改めて確認するとともに、エクステリアの専門家にも意見を聞いて、満足度の高い宅配ボックスを設置しましょう。
首都圏で設置を検討中の方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。