先進的窓リノベ事業補助金はなくならず2025年も実施予定|登録事業者・対象商品など最新情報を簡単解説
先進的窓リノベ2024事業の「交付申請の予約受付」が、2024年11月30日で終了しました。
「交付申請の予約」は任意の手続きで、補助金の申請は2024年12月31日まで受付されています。
ただし先進的窓リノベ2024事業は予算を使い切るほど活用されなかったため、「2025年は先進的窓リノベ事業がなくなるかもしれない」と不安をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
実は、すでに先進的窓リノベ2025事業の予算が2025年の補正予算案に盛り込まれたため、2025年も補助金は継続予定です。
そこで今回は、首都圏で補助金を活用した窓リフォームを数多く承ってきた『株式会社MAC(マック)』が、先進的窓リノベ2025事業の内容を、わかりやすく解説します。
お得&高性能の窓リフォームを実施するために、ぜひ最後までごらんください。
※この記事は2024年12月時点の最新情報を紹介しています。
2025年4月頃までに公式情報が公開されていくため、その都度情報を更新いたします。
また、政府の動きに合わせて先進的窓リノベ2025事業が実施される想定で情報を紹介しますが、先進的窓リノベ2025事業の実施は、あくまでも予定であることをご了承ください。
Contents
先進的窓リノベ2024事業|2024年中に補助金を活用する方法
冒頭でお話ししたとおり、先進的窓リノベ2024事業の申請期限は2024年12月31日までです。
この補助金は予算到達と同時に申請受付を終了する予定ですが、2024年12月14日時点での予算到達率が62%という現状から、2024年12月31日まで申請受付が継続されることを想定できます。
先進的窓リノベ2024事業を活用したい場合には、以下を2024年12月31日までに実施する必要があります。
先進的窓リノベ2025事業でも、申請の流れは同様となることを想定できます。
先進的窓リノベ2024事業を活用する流れ |
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施工業者(登録事業者)に窓リフォームを依頼
↓ 早々にリフォームプランを組み立て、工事請負契約を結ぶ ↓ 施工業者が事前登録をする ↓ 窓リフォーム実施 ↓ 窓リフォーム完了・引き渡し ↓ 施工業者が補助金の交付申請をする |
ただし、先進的窓リノベ事業は2025年も継続予定のため、早急にリフォームを実施する必要がない場合には、先進的窓リノベ2025事業の申請受付開始を待ちながら、リフォームプランを組み立てることも可能です。
先進的窓リノベ2025事業の詳細は公表されていませんが、現在公表されている最新情報・過去の流れから想定できる補助金内容を次に紹介します。
首都圏で窓リフォームを検討中の方は、株式会社MAC(マック)へお問い合わせください。
ご要望を伺い、最適な窓リフォームのプランを提案いたします。
先進的窓リノベ2025事業の補助金内容|登録事業者・対象商品など想定できる内容を解説
過去の流れから想定できる先進的窓リノベ2025事業の補助金内容は、以下のとおりです。
- 登録事業者
- 対象製品・対象工事
- 申請受付期限
- 補助額
- 対象工事
- 補助金受け取りまでの流れ・期間
先進的窓リノベ事業の内容を、前もって把握しましょう。
登録事業者
「登録事業者」とは、先進的窓リノベ事業を実施する(窓リフォームを請け負う)施工業者のことです。
登録事業者になるためには事前登録が必要なので、窓リフォームを検討し始めたら、登録事業者として登録済みの施工業者を選んで問い合わせをしてください。
「2024事業の登録事業者=2025事業の登録事業者」となるケースが多いため、先進的窓リノベ2024事業の公式ホームページで登録事業者を確認することをおすすめします。
〈参考〉先進的窓リノベ2024事業ウェブサイト TOPページ>一般消費者の方へ「窓リノベ事業者の検索」をタップ
対象製品・対象工事
先進的窓リノベ事業は、「ガラス交換」「内窓交換・設置」「外窓交換」の際に、断熱性能の高い対象製品を使用する場合に補助金を申請できます。
「断熱性能の高い対象製品」の具体的な性能例は「Uw値1.9以下等」で、簡単にいうと東北地方等で断熱等級5(冬の朝に暖房なしで室温10度ほどを保てる住宅性能)を実現するために必要な性能※です。
※断熱等級5を実現するためにはUw値(熱貫流率)以外にもさまざまな要素が必要で、窓リフォームのみで断熱等級5を実現するのは難しい可能性があります。
また、先進的窓リノベ2024事業は以下の工事が補助金の対象で、2025事業も同様の内容となることを想定できます。
- 窓のサッシからガラスのみを取り外して、ガラスを交換
- 内窓を設置(既存の窓から50cm以内に平行に設置)・交換
- 外窓をはつり工法(既存の窓枠を解体して新しい窓枠・窓ガラスを設置する工法)で交換
- 外窓をカバー工法(既存の窓枠に新しい窓枠をかぶせて窓ガラスを設置する工法)で交換
カバー工法の窓リフォームを成功させる方法を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉窓のカバー工法によくある後悔3選|デメリットや費用相場、失敗しないためのポイントも紹介
申請受付期間
先進的窓リノベ事業の申請受付期間は、例年「3月末or4月月初前後〜年末まで」です。
補助額
2024年12月現在の時点で、先進的窓リノベ2025事業の補助額は上限200万円(補助率1/2)であることが公表されています。
補助額の想定は窓1枚につき1〜20万円前後で、以下の要素に応じて高額になるため、リフォームプランの参考にしてください。
- 断熱性能が高いほど高額
- 窓のサイズが大きいほど高額
- 工事が複雑であるほど高額
- 窓交換箇所・内窓設置箇所が複数だと高額
また、先進的窓リノベ2024事業は、2023事業が活用された状況に応じて補助額等を変更して実施されました。
〈参考〉先進的窓リノベ2024事業ウェブサイト『よくあるご質問』>全体>No.10
先進的窓リノベ2024事業は予算を使い切らずに終了する見込みのため、2025事業は補助額の詳細が変更となる可能性があることを、念頭に置いておきましょう。
補助金受け取りまでの期間
先進的窓リノベ事業の補助金受け取りまでの期間は、以下のとおりです。
工事完了・引き渡し後の補助金交付申請から補助金交付決定までの期間:1〜2ヶ月
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補助金交付決定から補助金を受け取るまでの期間:1〜2ヶ月
補助金の受取方法
補助金の受け取り方法は、ご自身・施工業者が同意のうえで2つのパターンから選べます。
希望の受取方法がある場合は、施工業者に伝えましょう。
- リフォーム額に充当
- 現金で受け取り
先進的窓リノベ2025事業について、現在公表されている最新情報・過去の補助金実施状況から想定できる内容を紹介してきました。
先進的窓リノベ事業を活用する際には特有の注意点もあるため、次に紹介します。
先進的窓リノベ2025事業を活用する際の注意点
先進的窓リノベ2025事業を活用するにあたって注意していただきたい点は、以下のとおりです。
- 窓・玄関ドアを一緒にリフォーム可能
- 予算到達と同時に申請受付終了となる
- 複数回の申請が可能
- 他補助金の併用
- 施工業者の選び方
それぞれ、わかりやすく解説します。
窓・玄関ドアを一緒にリフォーム可能
先進的窓リノベ2024事業は、窓・玄関ドアを一緒にリフォームする契約内容の場合は玄関ドアも補助金の対象で、2025事業も同様の取り扱いとなる想定です。
玄関ドアも補助金の対象となることで、窓1枚or玄関ドア1枚をリフォームするよりも、「窓・玄関ドアを一緒にリフォームして補助金を申請する」という方法のほうが、リフォーム費用がお得になる可能性があります。
リフォーム内容・リフォーム費用の実質負担額を施工業者に相談して、お得にリフォームを実施していただけると幸いです。
玄関ドアのリフォーム時に活用できる補助金を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉【2024−2025最新】玄関引き戸のリフォーム補助金を申請する方法|いくら、いつまでなど解説
予算到達と同時に申請受付終了となる
先進的窓リノベ2025事業の申請受付期間は、「3月末or4月月初前後〜年末まで」の想定ですが、補助金には予算があるため、予算到達と同時に申請受付が終了となる点に注意が必要です。
また、先進的窓リノベ事業の手続きでは工事着手後に任意で「補助金の交付申請の予約」をできるため、申請多数の場合は早めに申請受付が終了となる可能性があります。
そのため、現時点で先進的窓リノベ2025事業の活用を検討している場合には、初めて施工業者に問い合わせをする段階から「補助金を活用したい」と伝えることをおすすめします。
首都圏で窓・玄関ドアリフォームを検討中の方は、株式会社MAC(マック)へお問い合わせください。
先進的窓リノベ事業をはじめとする補助金を活用して、お得にリフォームを実施するプランを提案いたします。
複数回の申請が可能
先進的窓リノベ事業は、同一事業内(2024事業内、2025事業内)で複数回の申請が可能です(上限額に達するまで)。
申請のたびに補助金の要件を満たすリフォームが必要ですので、リフォームが複数回に渡る場合には、施工業者に相談をして計画的にリフォームプランを組み立てましょう。
他補助金の併用
先進的窓リノベ事業は、以下の補助金と併用可能です。
- 子育てグリーン支援事業(2025年に実施される新設の補助金)
- 給湯省エネ2025事業
補助金は財源・リフォーム内容などによって併用できるもの・できないものがあるため、併用したい補助金がある場合には、補助金の事務局等に問い合わせをしてください。
施工業者の選び方
施工業者を選ぶ際には、以下のポイントを意識することをおすすめします。
- 登録事業者から2〜3社をピックアップし、サービス内容・対応を比較する
- 補助金を活用したリフォーム実績が豊富
- 補助金の内容・補助金受け取りまでの流れ・期間の目安を、わかりやすく説明してくれる
- 補助金の対象製品・対象工事に対応していて、施工実績が豊富
首都圏で窓・玄関ドアリフォームを検討中の方は、株式会社MAC(マック)へお問い合わせください。
窓1枚・玄関ドア1枚からご相談を承ります。
先進的窓リノベ2024事業を申請できない場合に活用できる補助金
先進的窓リノベ2024事業を申請できない場合に活用できる補助金は、以下のとおりです。
どの補助金も窓リフォーム単独では申請できませんが、住環境を向上させるリフォームが対象のため、ご自宅での暮らしがより快適になります。
- 次世代省エネ建材の実証支援事業
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
- 介護保険法にもとづく住宅改修費の支給
- 自治体が独自に実施している補助金
「次世代省エネ建材の実証支援事業」の補助金内容を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉【令和6年】次世代省エネ建材の実証支援事業を解説│窓交換で最大150万円の補助金
自治体が独自に実施している補助金については、自治体ごとに補助金の名称・内容がまったく違うため、お住まいの自治体に問い合わせをして実施状況を確認してください。
まとめ
2024年12月現在時点の先進的窓リノベ2024事業の実施状況、2025事業の補助金内容を解説してきました。
先進的窓リノベ事業はなくならず、2025年も継続実施予定です。
今回紹介した情報を参考に、2025年3月末ごろの申請受付開始に向けてスムーズにお得なリフォームプランを組み立てていただけると幸いです。