玄関ドアのガラスに防犯フィルムを貼るメリット・効果とは?フィルムを貼り付ける場合の注意点も解説
「玄関ドアのガラスに防犯フィルムを貼るべきか迷っています」
空き巣や強盗といった犯罪についての報道が増えている昨今、このように玄関ドアの防犯が気になることは当然のことです。
そこで玄関ドアの防犯性を高める手段のひとつである、防犯フィルムについて効果やメリットを解説します。
防犯フィルムを選択する場合は注意点があり、また防犯フィルム以外にも玄関の防犯性を高める方法がありますので合わせて紹介します。
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このコラムのポイント |
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玄関ドアにガラスがあるメリットとは?
玄関ドアにガラスを取り付ける場合、防犯性の面で不安を感じることがありますが、どうしてガラスを設置するのでしょうか。
主な理由は、次の3つです。
- 採光:自然光を取り込むことができ明るい玄関になる
- 通風:玄関の換気に効果を発揮し湿気や匂いの排出に役立つ
- デザイン:視線が外部に伸びて開放的な玄関になる
このように、ガラスが据え付けられることで、玄関のデザイン性や採光・通風による衛生面でのメリットも生まれます。
既設のドアの交換によってガラスのある明るい玄関にしたい方は、株式会社MAC(マック)までお気軽にご相談ください。
玄関ドアのガラスに防犯フィルムを取り付ける効果・メリット
玄関ドアのガラス部分に防犯フィルムを取り付ける、主な効果やメリットは次のとおりです。
- 空き巣などの侵入を防げる
- 空き巣などの侵入時に大きな音が鳴る
- 手軽かつ安価に防犯対策を取れる
- 地震に遭遇したときガラスの飛散を防げる
- 製品によっては目隠しになる
空き巣などの侵入を防げる
防犯フィルムを貼り付ける最大のメリットは、空き巣など犯罪の被害を未然に防げることです。
警察庁のデータによると、一戸建て住宅の侵入手口の割合は次のとおりです。
- 無締り:46.3%
- ガラス破り:35.8%
- ドア錠破り:2.5%
- その他の施錠開け:2.3%
- 合かぎ:2.6%
- 戸外し:0.6%
- その他:3.5%
参考:警察庁 住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威
このように、無締りを除くと侵入窃盗の多くはガラス破りであることが分かります。
また、侵入者は侵入に5分以上を要すると諦めるとされています。
ガラスにフィルムを貼り付け時間を長引かせることで、侵入を防ぐ可能性を高めることが可能です。
空き巣などの侵入時に大きな音が鳴る
防犯フィルムを貼り付けたガラスは、侵入を試みる際に大きな音が鳴ることもメリットです。
通常のガラスの場合は音を立てずに割られることがあります。
一方で防犯フィルムを貼るとガラスを割るために大きな衝撃が必要となり、侵入時に大きな音が発生します。
周囲に気づかれる危険性が高まりますので、ガラスを割りづらいことが分かると侵入を諦める可能性が高くなります。
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手軽かつ安価に防犯対策を取れる
防犯フィルムは、既存のガラスに貼り付けるだけで防犯対策を取れますので、手軽かつ安価に対策できる点も大きなメリットです。
窓枠やガラスの交換を伴わないことから、防犯フィルムをご自身で購入し貼り付けることも可能です。
この場合、業者に依頼する費用も軽減できます。
地震に遭遇したときガラスの飛散を防げる
防犯フィルムは、空き巣などの犯罪を防ぐことのほか、地震に遭遇したときガラスの飛散を防げるメリットもあります。
地震が発生したとき、対策を取っていないガラスは割れて散乱する可能性があります。
一方で防犯フィルムを貼ったガラスは割れても落下しづらく、飛散することも防げます。
子どもやペットがケガをすることを防げますので、災害に遭遇した時も安心です。
製品によっては目隠しになる
防犯フィルムには様々な製品があり、中には半透明で目隠し効果を持つものもあります。
現在のお住まいについて、道路や隣家などからの視線が気になっている場合は、半透明の防犯フィルムを貼ることで、防犯に加えてプライバシー性を高めることにもつながります。
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防犯フィルム利用時の注意点
玄関ドアのガラスに防犯フィルムを貼り付ける場合、注意するべき点もありますので紹介します。
適切に防犯フィルムを貼り付ける
1つ目は、適切な方法で防犯フィルムを貼り付けることです。
- フィルムとガラスの間に気泡が入り完全に密着していない
- ガラスのサイズと比べてフィルムの寸法が小さい
- ガラスに汚れが付着していて密着を阻害している
このように、適切でない貼り付け方をすると剥がれやすく、また劣化する速度が早まることがあります。
購入した防犯フィルムに記載されている貼り付け方を参考に、適切に貼り付けましょう。
施工に不慣れな場合プロに依頼する
2つ目は、防犯フィルムの取り付けはプロに依頼することです。
サッシやガラスを取り扱うプロに依頼することで、技術力に裏打ちされた確かな品質の施工を期待できます。
特に大きな窓に施工する場合など、失敗した場合の金銭的な損失が大きいケースではプロに依頼して確かな仕上がりにすることをおすすめします。
CP認定品を利用する
3つ目は、CP(Crime Prevention:防犯)認定品を利用することです。
CP認定品とは、建物内部に侵入するまでの時間(抵抗時間)が5分以上であることが確認された製品を指します。
防犯フィルムについては、厚みが350μm以上で協会が指定する接着剤を使用する、認定された技能士が施工するといった条件を満たすものが該当します。
こうした製品の利用で、玄関の安全性をさらに高めることが可能です。
防犯フィルムの寿命は10年程度
4つ目は、防犯フィルムの寿命は10年ほどと認識することです。
定期的に張り替える必要があり、変色や変形など劣化が進んだ場合は交換が必要です。
より長期的に使用したい場合は、防犯ガラスへの交換もおすすめです。
防犯を意識したフィルムやガラスの取り付けについて検討している方は、首都圏を中心に玄関・窓のリフォームをする株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
防犯ガラス以外の防犯対策も紹介
玄関ドアの防犯性を高める方法は、防犯フィルムを取り付けることのほかにもあります。
それぞれ特徴を把握して、最適な選択肢で防犯性を高めましょう。
格子の取り付けを検討する
玄関が奥まった場所にあるなど、配置の面で防犯性に不安がある場合は、ガラスの手前に金属製の格子を取り付けることもおすすめです。
格子があることで窓ガラスに到達するまでの時間を稼ぐことができ、また視覚的にも侵入者に防犯性をアピールできますので、玄関まわりの安全性が高まります。
防犯ガラスへの利用も検討する
玄関の防犯性を高めたいなら、防犯ガラスへの交換を検討しましょう。
防犯フィルムの寿命が10年前後である一方、ガラスとガラスの間に樹脂層を設ける防犯ガラスの耐久性は20年前後です。
また、ガラス面全体に樹脂が挟み込まれていますので、防犯フィルムより高い防犯能力が期待できます。
製品単価や施工費用は防犯ガラスの方が上ですが、防犯フィルムの張り替えも含めると防犯ガラスの方が安価になる可能性もあります。
玄関ドア丸ごとリフォームも検討する
〈施工事例〉玄関ドアリフォーム
玄関の防犯性を高める場合は、玄関ドアを丸ごとリフォームすることもおすすめです。
玄関ドアのリフォームには、防犯性について次のようなメリットがあります。
- カギ穴が見えないタイプの玄関ドアに交換できる
- カギ穴が2つあり解錠に時間を要するタイプの玄関ドアに交換できる
- ピッキング性能が高い
- サムターン回しやこじ開けに強い工夫が加えられている
また、防犯性以外にも、次のようなメリットもあります。
- 断熱性能が高まる
- 気密性能が高まる
- デザインや色を更新できおしゃれになる
このように複数のメリットがありますので、玄関ドアに付属するガラスからの侵入が気になる方は、玄関ドアの交換も選択肢に含めましょう。
なお、安価に玄関ドアを交換する場合は、自社管理・自社施工で仲介料がかからない株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
まとめ
玄関ドアのガラスに防犯フィルムを貼り付けることについて、得られるメリットや注意点などを紹介しました。
防犯フィルムは、ご家族の安全性を高めるために必要な手段の一つです。
一方で定期的なメンテナンスや交換などの問題もありますので、玄関ドアのガラスを対象とした防犯を検討する場合は、玄関ドアの交換や格子の追加など、他の防犯対策も含めて検討することが必要です。
玄関ドアの防犯、その他のお悩みを抱えている方は、首都圏を中心に玄関ドア・窓のリフォームをする、株式会社MAC(マック)までご連絡ください。
多様化する犯罪に対処できる、防犯性の高い窓を実現しましょう。