内窓リフォームのデメリット7選|後悔しないための対策も解説
内窓リフォームは、断熱性や防音性の向上など多くのメリットが注目される一方で、設置後の生活変化や実際の効果・費用対効果など、検討する際の不安も少なくありません。
掃除の手間や開閉時の使い勝手など、知っておくべき注意点もあります。
そこで今回は、首都圏で窓のリフォームを数多く手がける株式会社MAC(マック)が、内窓設置で感じる7つのデメリットと、後悔しないための具体的な対策をご紹介します。
内窓リフォームをお考えの方は、ぜひ設置前にごらんください。
このコラムのポイント |
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Contents
そもそも内窓とは
毎日の生活のなかで「窓からの冷気が気になる」「外の騒音をもっと軽減したい」と感じている方は多いのではないでしょうか。
そのような住まいの悩みを解決する方法として有効なのが「内窓(二重窓)」です。
内窓とは、既存の窓の室内側にもう1枚窓を追加で設置するリフォーム方法です。
内窓の取り付けにより、以下5つの効果が期待できます。
- 断熱性の向上
- 結露を抑える
- 防音効果
- 防犯性の向上
- 省エネ効果
なお、窓の断熱性能を高める方法として「複層ガラス」も広く知られています。
複層ガラスは1つの窓枠の中に2枚以上のガラスを組み込む方式で、窓ごと交換する必要があります。
一方、内窓は既存の窓はそのままに、室内側から新しい窓を追加できるため、比較的手軽に設置が可能です。
もっと手軽にDIYで断熱する方法について、こちらで解説しています。
〈関連ページ〉【アルミサッシで寒い!どうして?】寒さ対策の方法を解説│DIYで断熱する方法やアルミの問題点も紹介
内窓に感じるデメリット7選
内窓は住まいの快適性を高めるリフォーム方法ですが、設置後の生活にどのような変化が生じるのか、事前に知っておくことが大切です。
ここでは、内窓設置後に感じる可能性のある7つのデメリットを解説します。
掃除や開閉の手間が増える
内窓の設置で多く聞かれるデメリットは「メンテナンスの手間」についてです。
既存の窓にもう1枚窓が増えるので、お掃除の頻度や範囲が広がります。
また、内窓を設置すると2枚の窓を開閉しなければいけません。
ベランダで洗濯物を干す際や、部屋を換気をする際など、毎日窓を開け閉めする場所では、開閉が面倒に感じられることもあります。
窓の使用頻度が高い場所に内窓を設置する際は、この点を考慮して検討することをおすすめします。
窓枠周りに物が置けなくなる
内窓の設置によって意外と影響を受けるのが、窓枠周りのインテリアです。
内窓の取り付けにより窓枠のスペースが狭くなるため、観葉植物などの小物を飾っている方は、スペースが不足する可能性があります。
設置後のイメージを具体的にしておくと、ギャップを小さく抑えられます。
室内空間が狭くなる可能性がある
内窓設置による室内環境の変化として見落としがちなのが「空間への影響」です。
既存の窓に内窓を設置すると、どうしても室内の空間が狭くなります。
とくに注意したいのが、ふかし枠(窓枠の奥行きを延長する部材)を使用するケースです。
ふかし枠を使用すると窓際の見た目が変わり、圧迫感を覚えることがあります。
ただし、白やベージュなど明るい色の窓枠を選ぶなど工夫しだいで圧迫感を和らげることも可能です。
カーテンやブラインドと干渉する
内窓を設置する際はカーテンやブラインドとの相性も確認しましょう。
内窓を取り付けるには通常70mmほどの奥行きスペースが必要となり、カーテンレールと干渉する可能性があります。
窓枠の内側やぎりぎりの位置にレールを設置している場合、内窓と当たりカーテンを開け閉めしにくくなる可能性があります。
内窓設置を検討される際は、現在のカーテンやブラインドの取り付け位置を確認し、必要に応じて移設も検討しましょう。
期待した効果が得られないことがある
一部の窓だけに内窓を設置すると、思っていたほど効果を感じられないことがあります。
たとえば、リビングの大きな窓のみに内窓を設置しても、隣接する和室やダイニングの窓から冷気が入ってくると、せっかくの断熱効果が十分に発揮されません。
予算との兼ね合いもありますが、できればLDKなど一つの空間の窓すべてに内窓を設置するのがおすすめです。
開閉が重たくなる
内窓を設置すると想像以上に窓の開閉が重く感じられることがあります。
窓ガラスが大きくなればなるほど、重量も増加します。
掃き出し窓など床まで届く大きな窓では、開閉時の重さが変わることに注意が必要です。
予想以上に設置費用がかかる
内窓の設置費用は窓のサイズや性能によって大きく異なります。
寝室やトイレに採用される腰窓は比較的リーズナブルな費用で設置できますが、リビングの大きな掃き出し窓では費用が高くなります。
しかし、国や地方自治体による補助金制度を利用すると負担を抑えられるのです。
内窓設置をご検討の際は、費用だけでなく長期的なメリットも含めて総合的に判断するのがおすすめです。
今からでも間に合う補助金については、こちらをごらんください。
〈関連ページ〉【2024】先進的窓リノベ事業とは?補助金が"間に合わない・なくなる"ことも?解説します
首都圏で窓のリフォームをお考えの方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
ご自宅の状況を踏まえて、最適なプランを提案いたします。
内窓で後悔しないための対策
内窓設置にはさまざまなデメリットがありますが、対策により多くの問題は回避できます。
ここでは、内窓設置で後悔しないための3つの対策をご紹介します。
目的に合わせた製品を選ぶ
内窓の種類や性能はさまざまで、選び方によって得られる効果も変わってきます。
冬場の寒さ対策を重視される方には、以下の選択をおすすめしています。
- 基本は複層ガラス
- 南面や西面の日差しが強い部屋の場合はLow-Eガラス
電車や道路の騒音でお悩みの方には、防音効果を高める以下の仕様が効果的です。
- 内窓と外窓で異なる厚みのガラスを組み合わせる
- ふかし枠を使用し2枚の窓の間隔を広めに確保する
目的に応じた製品選びで、より高い効果と満足度を得られます。
内窓のデメリットを理解する
内窓設置のメリットを活かしながら、デメリットを抑えるためには、専門家への相談が重要です。
たとえば以下のように、窓の使用頻度や目的に応じて最適な改修方法を選べます。
- ベランダへの出入りが多い掃き出し窓では、内窓ではなく窓交換リフォームを選択
- 寒さが気になるダイニングの大きな窓には、高性能な内窓を設置
しかし、初めての窓のリフォームですべてのデメリットを把握して選ぶのは難しいです。
後悔を防ぐためには、窓のプロに相談するのがおすすめです。
補助金制度を活用する
国や地方自治体によって支援制度が用意されており、工事費用の一部を補助してもらえます。
国が実施している補助金制度では「先進的窓リノベ事業」がおすすめです。
また、お住まいの地域によっては、自治体独自の補助金制度も利用できます。
ただし、多くの制度では工事前の申請が必要となり、予算にも限りがあるため、申請のタイミングを逃すと補助を受けられません。
また、申請に必要な書類も制度によって異なりますので、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
株式会社MAC(マック)では、補助金申請のサポートも承っています。
費用面での負担を抑えながら、快適な住環境を実現するお手伝いをさせていただきます。
まとめ
内窓リフォームは、断熱性や防音性の向上、結露対策など、住環境を改善する効果的な方法です。
しかし、設置後の生活変化や費用対効果などについては、事前にしっかりと検討する必要があります。
内窓設置を検討されている方は、首都圏での窓リフォーム実績が豊富な株式会社MAC(マック)まで、ぜひお気軽にご相談ください。