アルミサッシが腐食する7つの原因、3つの対策を紹介│白いぶつぶつの出現に注意しよう

アルミサッシが腐食する原因と対策を紹介│白いぶつぶつの出現に注意しよう

耐久性が高いことが特徴のアルミサッシ、腐食する場合があることをご存知でしょうか。

本記事では、アルミサッシが腐食する原因、および対策について紹介します。

窓枠などに白いぶつぶつが見えたら、アルミサッシの腐食が始まっている可能性があります。
原因と対策を確認して、アルミサッシの腐食を防ぎましょう。

このコラムのポイント
  • アルミサッシの腐食は、ホコリや塩分、異なる金属との接触など複数の原因で発生します。
  • 腐食に最も効果的な対策は定期的な清掃ですが、清掃でも取り除けない場合は、部分的な研磨や窓枠全体の交換が必要になるケースもあります。

 

アルミサッシの腐食とは?

アルミサッシの腐食

アルミサッシの腐食とは、アルミサッシが周囲の物質などと化学的な反応を起こして異なる物質に変化することを指します。

また、腐食の結果、アルミ特有の耐久性を失うことから、腐食によってアルミサッシが破損する、穴が空くといった問題につながります。

アルミサッシが腐食する原因

アルミサッシが腐食する原因には様々なものがありますが、代表的な原因は次の7つです。

  • ホコリ
  • 塩分
  • 異種金属の接触
  • 化学薬品
  • モルタル由来のアルカリ性
  • 鉄粉
  • スス・排ガス

参考:LIXIL 窓(サッシ)が錆びた

ホコリ

アルミサッシに付着したホコリや砂は、放置すると雨水など水分と反応して小さな電池として機能してしまいます。
電気的な反応によってアルミサッシは腐食し、徐々に溶け出すこととなります。

塩分

沿岸部を中心に、アルミサッシに塩分が付着した場合、ホコリと同様に電食が発生し腐食につながります。

異種金属の接触

サッシを固定する際にアルミとは異なる金属を使用する場合など、アルミサッシに異なる金属が接する場合も腐食が生じます。

化学薬品

清掃時に使用する化学薬品や、建築時に使用する各種薬剤が付着する場合も腐食の原因になります。

モルタル由来のアルカリ性

RC(鉄筋コンクリート)で家を建てる場合や外壁にタイルを使用する場合など、外壁にモルタルを利用する場合も腐食は発生します。
モルタルは強いアルカリ性を示すことから、アルミと反応を起こして腐食につながることがあります。

鉄粉

家の近くに工場がある場合など、鉄粉の影響を受ける地域でもアルミサッシの腐食は発生します。

スス・排ガス

近隣に幹線道路がある場合や、自宅にガス燃焼式の給湯器がある場合、ガスと雨水が反応して腐食が生じます。

 

こうした様々な原因によってアルミサッシが腐食する可能性がありますので、「アルミサッシは丈夫だから手入れ不要」と思わず、適切なお手入れを施す必要があります。

なお、いずれの原因にも水分が関係しますので、アルミサッシに雨水が当たらない、または乾きやすい環境を作ることも重要です。

 

ご自宅の窓が紹介した環境下にある場合、窓枠などに腐食が発生している可能性があります。

首都圏で、腐食への対策や窓の交換など窓についてのお悩みを抱えている方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。

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「アルミサッシの腐食」3つの対策

様々な原因で発生するアルミサッシの腐食は、次の3つの対策によって発生を遅らせたり、防ぐことが可能です。

白いぶつぶつなど腐食が気になる方は対策を検討しましょう。

  • アルミサッシの清掃
  • 部分的な修復
  • アルミサッシの交換

アルミサッシの清掃

アルミサッシの腐食を防ぐ目的で最も重要で簡単な対策は、アルミサッシを定期的に清掃することです。

日本サッシ協会では、しみや腐食を防ぐために年1~2回の清掃を勧めています。
また、海岸地帯や交通量の多い道路沿いの場合は手入れの頻度を高めることも推奨しています。

参考:日本サッシ協会 アルミサッシのお手入れ方法

砂やほこりの除去

アルミサッシの清掃:砂やホコリの除去

アルミサッシの清掃は、はじめに砂やほこりをホウキなどを利用して取り除くことから始めます。

実はアルミサッシは比較的柔らかく、拭き作業などで砂が入り込むとサッシが傷つく原因となります。
また、サッシを動かす際の戸車が破損する原因になりますので注意が必要です。

布やスポンジによる水洗い

アルミサッシの清掃:布やスポンジによる水洗い

続いて、布やスポンジなどを利用して窓やサッシ枠など全体を水洗いします。

付着したばかりの軽度な汚れであれば、水や中性洗剤で除去可能です。
時間が経過して固着した汚れの場合は、研磨剤の入った洗剤やナイロン製のたわしなどを活用して削り取ることもあります。

洗剤を使用した場合は、洗剤成分が腐食の原因となる場合がありますので、念入りに拭き取りましょう。

 

アルミサッシを清掃することで、ホコリや塩分、化学薬品や鉄粉など、腐食を引き起こす様々な原因物質を取り除くことが可能です。

汚れも固着する前であれば容易に取り除けますので、定期的な清掃が腐食を防ぐ有効な手段といえます。

部分的な修復

アルミサッシの清掃:部分的な修復(研磨)

清掃で除去できない場合は、研磨による部分的な修復で腐食の拡大を防ぎます。

腐食の範囲や深さによりますが、紙やすりなどで腐食箇所を削り取った上で、アルミ専用の錆止め剤を塗布し腐食の再発を防ぎましょう。
また、必要に応じて周囲の色に合うよう塗装を施すこともあります。

失敗について不安のある方は、玄関ドアや窓を専門に、修理やリフォームをする会社に相談しましょう。

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アルミサッシの交換

アルミサッシの腐食範囲が広い場合や、深いところまで腐食が進行している場合は、サッシを枠ごと交換することをおすすめします。

近年は一般的にサッシの交換リフォームとして、既存の枠に新たな枠を被せる「カバー工法」が、工期が短く費用も安いことから利用されています。
アルミサッシの枠部分の腐食の度合いによっては、カバー工法で対応できず枠を撤去する「はつり工法」となる場合もあります。

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どういった修理・交換の方法が適しているのかは現場によって異なりますので、首都圏でアルミサッシの腐食に悩んでいる方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。

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アルミサッシの交換によるメリット

アルミサッシの交換は、腐食の改善のほかにもメリットがあります。

窓辺からの寒さや結露といった悩みも改善できますので確認してみましょう。

腐食の再発を防げる

1つ目のメリットは、腐食の再発を防げることです。

アルミサッシは腐食した箇所を取り除いた場合でも、他の箇所で腐食が進行しているケースがあり再発する可能性があります。

劣化したサッシを交換することで、腐食の原因物質のない状態に戻せますので、腐食についての悩みを解消できます。

窓の断熱性が高まる

アルミサッシの交換によるメリット:窓の断熱性が高まる

〈施工事例〉K様邸 真空ガラススペーシア交換

2つ目のメリットは、窓の断熱性を高められることです。

アルミサッシは、アルミ樹脂複合サッシや樹脂サッシと比較して熱伝導率が高い特徴を持っています。

外の熱や冷気が室内に伝わる原因にもなりますので、アルミサッシで温熱環境に不満を持つ方にも交換はおすすめです。

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窓からの結露を防げる

3つ目のメリットは、サッシの交換で窓辺の結露を防げることです。

アルミサッシは断熱性の低さから、窓辺での急激な温度差により結露が発生しやすい特徴を持っています。
サッシの交換は、断熱性を高めると同時に結露を防ぐ効果も期待できます。

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窓の開閉動作が楽になる

4つ目のメリットは、窓の開閉動作が楽になることです。

アルミサッシが腐食する環境下では、戸車やレールに変状が起きているケースも多く、こうした場合窓の開閉時に異音や抵抗が生まれることがあります。

窓枠ごとサッシを交換することで、開閉動作に関するストレスを軽減することが可能です。

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まとめ

アルミサッシは交換で腐食の悩みを解決する

アルミサッシが腐食する原因、およびその対策について解説しました。

白いぶつぶつが玄関や窓に発生している場合、ホコリや塩分のほか、異種金属の接触や化学薬品など様々な原因が考えられます。

定期的な清掃で原因物質を取り除くことが最も効果的ですが、腐食の度合いによってはサッシの交換が勧められるケースもあります。

 

最適な対処法は腐食の状態や間取り、リフォームの方針などによって変わりますので、首都圏で窓について悩んでいる方は株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。

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