木製玄関ドアの5つのデメリットとは?アルミ製との違いで選び方が分かる
木製玄関ドアは、自然な風合いと高い断熱性能を持つ人気の素材です。
一方で、「耐久性は大丈夫かな」「メンテナンスが大変じゃないの」など、選択を迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、首都圏で窓のリフォームを数多く手がける株式会社MAC(マック)が、木製玄関ドアのデメリットを中心に、アルミ製との比較や維持費用、寿命など、選択の判断材料となる情報を徹底解説します。
アルミ製か木製、どちらの玄関ドアに交換するべきか判断できるようになるので、ぜひ最後までごらんください。
このコラムのポイント |
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Contents
木製玄関ドアとは
無垢材や集成材といった天然木を使用して作られた木製玄関ドアは、メンテナンスを重ねることで、木材が持つ本来の魅力を引き出せます。
また、傷や汚れが付いても、木材本来の風合いとして受け入れられる方も多く、年を重ねるごとにお客様のご家庭だけの特別な表情を作り出せます。
ただし、木製玄関ドアにはデメリットもあるため、導入を検討する際は、メリット・デメリットをしっかりと把握することが大切です。
木製玄関ドアのメリット
木製玄関ドアには、アルミ製の玄関ドアにはないメリットがあります。
デザイン性と質感
木製の玄関ドアのデザイン性や質感は、アルミ製のドアとはひと味違う魅力があります。
木材ならではの豊かな表情は、一つとして同じものがありません。
もちろん、アルミ製のドアにも木目調の製品はありますが、本物の木材が持つ味わい深い質感までは再現できません。
年月とともに色合いが深まっていく様子も木製ならではの魅力です。
断熱性能
木製玄関ドアは、優れた断熱性能を備えた建材として評価されています。
天然素材である木材は自然の断熱材として働き、室内の快適性を高めます。
従来のアルミ製ドアと比較すると、熱の伝わりが抑えられるため、一年を通して室内の温度が安定するのです。
ただし、近年のアルミ製ドアも断熱性に優れた製品が増えており、両者の性能差は埋まりつつあります。
調湿機能
木材には、空気中の湿度を調整する機能があります。
梅雨時期など湿度が高い時は余分な水分を木材が吸収し、冬場の乾燥時は適度に水分を放出することで、玄関を快適な湿度に保つ効果があります。
優れた調湿機能は木材ならではの特性で、アルミ製のドアにはないメリットです。
耐火性能
一般的に「木は燃えやすい」というイメージが持たれていますが、木製玄関ドアは意外にも高い耐火性能を備えています。
実は、木材は熱伝導率が低いため、火災時の熱を外部に伝えにくい特性があります。
さらに、表面が熱にさらされると炭化層が形成され、この層が酸素の供給を抑制する防火壁として機能するのです。
結果として、火災時の急激な燃焼の広がりを防ぎ、安全性の面でも評価されています。
修理のしやすさ
木製玄関ドアは、アルミ製のドアと比べて修理がしやすいのも特徴です。
日常的に生じる小さな傷であればDIY補修で対応でき、経年劣化による塗装の色褪せも、再塗装により美しさを取り戻せます。
ただし、完全に元の状態に戻すには専門家の技術が必要な場合もあるため、補修の程度や方法は状況に応じて判断する必要があります。
玄関ドアの修理方法と費用目安について、こちらで解説しています。
〈関連ページ〉【玄関ドアの修理】お悩み別対処方法と費用目安、部位別耐用年数について解説
首都圏で「自宅の玄関ドアを修理したい」とお考えの方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
木製玄関ドアの5つのデメリット
木製玄関ドアには、デザイン性や断熱性などの魅力がある一方で、以下5つのデメリットがあります。
価格が高い
木製玄関ドアは、その素材や製法の特性から、アルミ製の玄関ドアと比較すると価格帯が高めに設定されています。
・木製玄関ドア:45万円〜55万円程度
・アルミ製玄関ドア:20万円〜40万円程度
両者を比較すると、木製ドアはアルミ製の1.5倍〜2倍ほどの価格差があり、玄関ドアの交換時には慎重な検討が必要です。
まだ間に合う、玄関ドアの交換に使える補助金について、こちらで解説しています。
〈関連ページ〉【2024】先進的窓リノベ事業とは?補助金が"間に合わない・なくなる"ことも?解説します
定期的なメンテナンスが必須
木製玄関ドアは、美しい状態を保つために以下の定期的なメンテナンスが欠かせません。
- 塗装の塗り直し
- オイルメンテナンス
- ささくれや割れの補修
- 金具の調整
これらのメンテナンスは、年に1度、少なくとも5年に1回は実施するのが理想です。
アルミ製玄関ドアと比較すると維持管理に手間がかかりますが、メンテナンスを通じて木材本来の風合いや機能性を保てます。
耐久性の課題
木製玄関ドアは、一般的な耐用年数が15年〜20年程度とされており、20年〜30年の寿命を持つアルミ製玄関ドアと比較すると、やや短い傾向にあります。
木製玄関ドアの主な劣化要因は以下の通りです。
- 紫外線によるダメージ
- 雨風による劣化
- 虫害や腐食のリスク
- 経年による反り・歪み
自然素材ならではの特性を理解したうえで、適切なケアを行い、美しい状態を保つことがポイントです。
湿度の影響を受けやすい
木材は自然素材ならではの特性として、周囲の湿度環境に反応する性質があります。
日々の湿度変化により、木材の膨張と収縮が起こり、扉の開閉のスムーズさや鍵のかかりにくさに影響を与えることがあります。
とくに注意が必要なのは水分との関係です。
玄関枠の下部は地面からの湿気を吸収しやすい位置にあり、過度な水分は木材の腐食を引き起こすケースがあります。
定期的なメンテナンスにより、これらのリスクを抑えることが大切です。
取り付け業者の選定が難しい
木製玄関ドアの施工には、高度な専門知識と技術力が求められるため、信頼できる業者の選定が必要です。
木材の特性への理解と施工技術のある専門業者は限られており、とくに都市部から離れた地域では業者を見つけるのに苦労する場合があります。
また、玄関ドアは設置して終わりではありません。
定期的なメンテナンスや経年変化による調整など、定期的なケアが必要となる木製玄関ドアでは、取り付け後のアフターフォローまで対応できる業者への依頼がポイントです。
リフォーム業者選びに迷っている方は、自社施工で"品質の高い施工"と"中間マージンがかからず安価"どちらも両立した株式会社MAC(マック)へご相談ください。
木製とアルミ製の玄関ドアを比較
木製ドアとアルミ製ドアは、それぞれに特徴があります。
以下の表で、主な項目を比較してみましょう。
比較項目 | 木製ドア | アルミ製ドア |
価格帯 |
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耐久性 |
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メンテナンス性 |
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断熱性能 |
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デザイン性 |
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近年は、木材とアルミの複合材を使用した製品も増えており、両者の短所を補いながら、長所を活かした選択肢も広がっています。
ご家庭のライフスタイルや予算、住まいの環境に合わせて、最適な玄関ドアを選びましょう。
玄関選びは、ご自宅の印象を決める大切なポイントです。
長く快適にお使いいただける玄関選びをサポートしますので、どのような玄関ドアに交換するかお悩みの方は、株式会社MAC(マック)にお気軽にご相談ください。
まとめ
木製玄関ドアとアルミ製玄関ドアの特徴やメリット・デメリットについて、詳しく解説してきました。
木製玄関ドアは、自然な風合いと高い断熱性能が魅力的です。しかし、定期的なメンテナンスが必要で、耐久性や価格の面で課題があります。
一方、アルミ製玄関ドアは、メンテナンスが少なく耐久性に優れています。ただし、断熱性能は木製に劣り、デザイン面でも天然素材ならではの質感には及びません。
今回ご紹介した内容が、最適な玄関ドアを選ぶ参考になれば幸いです。