玄関ドアに結露ができる原因と対策をケース別に紹介|注意点やよくある質問も解説

玄関ドアに結露ができる原因と対策をケース別に紹介|注意点やよくある質問も解説

玄関ドアに結露ができるのはなぜ?」と疑問を持つ方は多くいらっしゃいます。

玄関ドアの結露を防ぐには、結露が発生する原因を踏まえておくことが大切です。

そこで今回は、首都圏で玄関ドアのリフォームを数多く手がける株式会社MAC(マック)が、玄関ドアに結露ができる原因と対策をケース別にご紹介します。

 

このコラムのポイント
  • 玄関ドアに結露ができる原因と対策を、「DIY」と「リフォーム」のケース別にご紹介します。
  • 玄関ドアの結露対策をする際の注意点を解説します。
  • 玄関ドアの結露対策に関するQ&Aをお伝えします。

 

この記事を読むと、玄関ドアの結露を防いで美しくキープするためのヒントを得られるので、ぜひ最後までごらんください。

玄関ドアに結露ができる原因

玄関ドアに結露ができる原因

玄関ドアに結露ができる原因は、以下のとおりです。

  • 玄関ドアの内側と外側の温度差が大きい
  • アルミ製など、断熱性が低いドアを利用している
  • 玄関ドア周辺に湿気が滞留している
  • 玄関ドアに隙間があり、隙間から冷気が吹き込んでいる

外気で冷やされた玄関ドアに、水蒸気を含んだ室内の空気が触れると急激に冷え、「飽和水蒸気量」を超えると余分な水蒸気が水滴となって玄関ドアに付着します。

「飽和水蒸気量」とは、1㎥の空気中に含有できる最大の水蒸気量のことです。

外気の影響を受けやすい断熱性の低い玄関ドアを利用していたり、隙間から冷気が吹き込んでいたりする環境では、温度差によって結露が発生しやすくなります。

 

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玄関ドアの結露対策【DIY】

玄関ドアの結露対策【DIY】

DIYでできる玄関ドアの結露対策は、以下のとおりです。

  • 結露防止スプレーを使う
  • 断熱シートや結露防止シートを貼る
  • 隙間テープを利用する
  • 断熱効果のあるカーテンを取り付ける

それぞれについて解説します。

結露防止スプレーを使う

「結露防止スプレー」とは、スプレーによってできた薄い膜が、水滴を吸収もしくは弾いて、結露を軽減するアイテムです。

結露防止スプレーは基本的には吹きかけるだけで結露を予防できるので、時間のない方や手間を省きたい方にも向いています。

また、「防カビ」「除菌」などプラスアルファの効果を期待できる製品があるのもメリットです。

ただし、結露防止スプレーは利用できる素材が限られているケースもあるため、玄関ドアの素材に合った製品を選びましょう。

断熱シートや結露防止シートを貼る

玄関ドアに断熱シートを貼ると、外気の影響を受けにくくなり、結露を改善できる可能性があります。

結露防止シートには以下の2種類があり、結露の予防を目的とする場合は「断熱タイプ」がおすすめです。

種類 内容
断熱タイプ 断熱性を高めて結露を軽減する
吸水タイプ 結露で発生した水滴を吸収する

 

断熱シートや結露防止シートは、ホームセンター・通販・100円均一などで手に入るので、手軽に対策できます。

また、断熱シートや結露防止シートはさまざまなデザインが販売されているため、好みに合わせて選択できるのも魅力です。

隙間テープを利用する

隙間テープを利用して玄関ドアの隙間をふさぐと、冷気の侵入を予防でき、ドア周辺の温度が低下しにくくなります。

「隙間テープ」とは窓やドアの隙間を防ぐアイテムで、表面にスポンジなどが貼り付けられているシール材のことです。

玄関ドアの隙間を埋めると、結露防止につながるのはもちろん、防虫・防塵・防音の効果も期待できます。

玄関ドアと異なる色の隙間テープを選ぶと浮いた印象となるため、同系色を選びましょう。

 

玄関ドアの隙間による問題点や隙間を埋める方法を、こちらの記事で解説しています。

〈関連ページ〉玄関ドアの隙間はテープで埋めるのが正解?隙間風やゴキブリなどの虫を防止する対策を解説

断熱効果のあるカーテンを取り付ける

玄関ドアに断熱効果のあるカーテンを取り付ければ、外気の影響を受けづらくなるので、結露が発生しにくくなります。

カーテンは突っ張り棒で取り付けられるタイプもあり、手軽に設置することも可能です。

また、玄関ドアにカーテンを取り付けると、開閉する際に住宅内部が見えづらくなり、プライバシー保護にも役立ちます。

カーテンによって住宅の出入りが手間だと感じる場合もあるため、ご家族で話し合ってから設置を決めましょう。

玄関ドアの結露対策【リフォーム】

玄関ドアの結露対策【リフォーム】

玄関ドアの結露を根本から解消したい場合には、リフォームで断熱性の高いドアに取り替えましょう。

断熱性に優れた玄関ドアに交換すると、室内の冷暖房効率もアップするので、光熱費削減にもつながります。

また、玄関ドアを交換すれば、「開閉しづらい」「鍵がかけづらい」といったストレスも解消でき、快適性・防犯性が向上するのもメリットです。

 

玄関ドア交換の依頼先については、こちらの記事で解説しています。

〈関連ページ〉玄関ドア交換をどこに頼む?リフォーム業者の種類と選び方のポイント

 

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玄関ドアの結露対策をする際の注意点

玄関ドアの結露対策をする際の注意点は、以下のとおりです。

  • 日頃から湿気対策も心がける
  • マンションの場合はリフォームできない場合がある
  • 結露はカビの原因になるので早めの対策が重要になる

注意点を踏まえておけば、スムーズに結露対策を進められます。

日頃から湿気対策も心がける

今回ご紹介した玄関ドアの結露対策とあわせて、日頃から以下の習慣を心がけましょう。

  • 定期的に換気して、湿気がこもらないようにする
  • 湿気の多い時期は除湿器を使うなど、空気中の湿気を取り除く
  • 濡れたままの傘や靴を放置しないなど、水蒸気の発生を防ぐ

玄関の湿気を逃す・取り除く対策はもちろん、そもそも水蒸気を発生させないことが大切です。

また、空気中の水蒸気が多い状態だと、においを感じやすくなので、玄関の快適性アップのためにも、湿気対策に取り組みましょう。

マンションの場合はリフォームできない場合がある

マンションの場合、玄関ドアは共用部に該当するため、分譲であっても勝手にリフォームできません。

リフォームを決める前に、マンション管理規約を確認して、ご自身が希望するリフォームができるかチェックしましょう。

なお、賃貸マンションの玄関ドアのリフォームも原則認められないので、結露によるトラブルがある場合は管理会社に相談してください。

結露はカビの原因になるので早めの対策が重要になる

結露の水分によって、玄関ドアにカビが繁殖しやすくなるので、早めの対策が必要です。

カビが発生しやすい条件は以下のとおりで、玄関ドアは条件に当てはまります。

  • 湿度・水分
  • 温度
  • 栄養源(ホコリなど)
  • 酸素

「近いうちに結露対策をしよう」と考えていると、カビが繁殖して後悔する可能性もあるため注意してください。

また、結露の水分は玄関ドアや建物が劣化する要因にもなるので、見つけたらすぐに対処しましょう。

玄関ドアの結露対策に関するQ&A

玄関ドアの結露対策に関するQ&A

最後に、玄関ドアの結露対策に関してよくいただく質問を、株式会社MAC(マック)が解説します。

玄関ドアの結露がひどい場合はどうすればいい?

玄関ドアの結露がひどい場合は、ドア交換のリフォームを検討しましょう。

DIYでの結露対策は根本的な解決にはならないので、断熱性に優れた玄関ドアに取り替えるのがおすすめです。

 

玄関の水たまりは玄関ドアの結露が原因かについては、こちらの記事で解説しています。

〈関連ページ〉玄関の水たまりは玄関ドアの結露が原因?|断熱ドアの特徴や結露防止シート・スプレーなど対策グッズも紹介

新築の玄関ドアで結露が発生する原因は?

新築の玄関ドアで結露が発生する原因は、空気中の水蒸気量が多いことが考えられます。

特に新築の高気密な住宅で換気対策が不十分だと、室内の湿気が排出されず、結露が発生しやすくなるので注意が必要です。

玄関を定期的に換気したり、水蒸気の発生を減らしたりすれば、結露を軽減できる可能性があります。

 

首都圏で玄関ドアのリフォームをお考えの方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。

ご自宅の玄関の状況を踏まえて、適切な結露対策の提案をいたします。

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まとめ

玄関ドアに結露ができる原因は、「玄関ドアの内側と外側の温度差が大きい」「湿気が滞留している」などが考えられます。

DIYでも玄関ドアの結露対策は可能ですが、断熱性の高いドアに交換するのがおすすめです。

今回ご紹介した内容を、玄関ドアの結露対策を検討する際の参考にしていただけると幸いです。

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