アルミ樹脂複合サッシの結露対策|後悔する理由と回避するためのポイントも解説
「アルミ樹脂複合サッシの結露対策を知りたい」と考える方は、多くいらっしゃいます。
アルミ樹脂複合サッシは断熱性に優れていますが、場合によっては結露する可能性があるため、対策が必須です。
そこで今回は、首都圏で窓のリフォームを数多く手がける株式会社MAC(マック)が、アルミ樹脂複合サッシの結露対策を解説します。
このコラムのポイント |
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この記事を読むと、窓周辺の結露・カビを防ぐためのヒントを得られるので、ぜひ最後までごらんください。
Contents
アルミ樹脂複合サッシが結露する原因
「アルミ樹脂複合サッシ」とは、アルミと樹脂の2つの素材を使ったサッシのことで、室外側がアルミ・室内側が樹脂でつくられているのが一般的です。
アルミと樹脂の利点である耐久性・断熱性をあわせ持っているため、人気を集めています。
ただし、断熱性を持つアルミ樹脂複合サッシでも、以下のような原因で結露するケースがあるので注意が必要です。
- アルミの割合が多く、期待する断熱効果が得られない
- 室外の空気が極端に低く、室内との温度差が激しい
- 換気が不十分で、室内の湿度がこもっている
ご自宅の状況やサッシ性能をあらためてチェックし、結露の原因を探りましょう。
結露の原因や対策については、こちらの記事で解説しています。
〈関連ページ〉結露がひどい!対策9選│原因や結露で起こる6つの問題も解説
首都圏で窓のリフォームをお考えの方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
窓1枚のみのリフォームからご相談いただけます。
アルミ樹脂複合サッシの結露対策
アルミ樹脂複合サッシの結露対策は、以下のとおりです。
- 結露防止スプレーを使う
- 換気対策をする
- 水蒸気の発生を減らす
- サッシを交換する
それぞれについて解説します。
結露防止スプレーを使う
「結露防止スプレー」とは、吹きかけることでサッシや窓ガラスに薄い膜を形成し、撥水・吸水効果が期待できるアイテムです。
結露防止スプレーをアルミ樹脂複合サッシや窓ガラスに使うことで、窓全体が結露しにくくなります。
また、防カビ効果がある製品を選べば、カビの発生を予防できるのもメリットです。
効果持続期間は商品によって異なるので、目的に合った結露防止スプレーを選びましょう。
換気対策をする
室内の水蒸気は結露の原因となるため、水蒸気を外に排出する以下の「換気対策」が重要です。
- 定期的に窓を開けて換気する
- 料理など水蒸気が発生するシーンでは、換気扇を使用する
- 除湿機やエアコンを利用する
換気の頻度は、1時間に5分程度の換気を2回することが目安とされており、こまめに空気を入れ替えましょう。
また、就寝中には人の身体から水蒸気が発生するため、就寝前の換気も効果的な対策です。
水蒸気の発生を減らす
アルミ樹脂複合サッシに結露が発生するのを防ぐには、換気対策と同時に、室内で水蒸気を発生させない以下のような工夫が必要です。
- なるべく室内で洗濯物を干さない
- 加湿器などで、室内を加湿しすぎない
- 水蒸気が発生しない暖房器具を使用する
- 換気扇を使用するなど、浴室に湿気がこもらないようにする
- 家具は壁と密着しないように配置し、風通しをよくする
室内で洗濯物を干さないのがベストですが、雨天の日などに室内干しする際は、除湿や換気を徹底してください。
サッシを交換する
結露がひどい場合や窓全体が劣化している場合には、サッシ交換も検討しましょう。
アルミ樹脂複合サッシから「オール樹脂サッシ」へ交換すれば、より断熱性を高められるので、結露を軽減できる可能性があります。
また、サッシごと交換すれば、「開閉しづらい」といったストレスを根本から解消できるのも魅力です。
サッシの修理・補修の費用を、こちらの記事で解説しています。
〈関連ページ〉【サッシの窓枠やレール】歪み・閉まらない・隙間の原因とは?修理・補修の方法や費用も解説
首都圏で窓のリフォームをお考えの方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
自社施工体制で、スピーディーに対応いたします。
アルミ樹脂複合サッシで後悔する理由
アルミ樹脂複合サッシを設置すると、以下の理由で後悔するケースがあります。
- 結露する可能性がある
- 樹脂面の劣化が早い場合がある
樹脂面は紫外線で劣化しやすく、設置環境によっては変色して後悔を感じる場合もあるため、念頭に置くことが必須です。
上記のデメリットはあるものの、アルミ樹脂複合サッシは耐久性が高いという利点もあるので、メリットも踏まえて検討することをおすすめします。
次の章で解説するポイントをチェックし、アルミ樹脂複合サッシでの後悔を回避しましょう。
アルミ樹脂複合サッシで後悔を回避するためのポイント
アルミ樹脂複合サッシで後悔を回避するためのポイントは、以下のとおりです。
- 結露対策を徹底する
- オール樹脂サッシと比較してから選ぶ
それぞれについて解説します。
結露対策を徹底する
アルミ樹脂複合サッシは一定の断熱性が期待できるものの、結露する可能性があるので対策を徹底することが大切です。
今回ご紹介したアルミ樹脂複合サッシの結露対策を、おさらいしましょう。
- 結露防止スプレーを吹きかける
- 除湿機やエアコンを利用するなど、換気対策をする
- 室内干しを避けるなど、室内における水蒸気の発生を減らす
また、次の章で紹介するようにアルミ樹脂複合サッシとオール樹脂サッシを比較してからリフォームを決めると、後悔するリスクを軽減できます。
オール樹脂サッシと比較してから選ぶ
アルミ樹脂複合サッシとオール樹脂サッシの違いは、以下のとおりです。
項目 | アルミ樹脂複合サッシ | オール樹脂サッシ |
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素材 | アルミ・樹脂 | 樹脂 |
重量 | 軽い | 重い |
断熱性 | 中間〜高い | 高い |
耐久性 | 高い | 低い〜中間 |
結露に影響する「断熱性」で比較する場合には、アルミ樹脂複合サッシよりもオール樹脂サッシのほうが優れているといえます。
また、メーカーによってもサッシの特徴に違いがあるため、複数の製品を比較してから選ぶことも大切です。
アルミ樹脂複合サッシとオール樹脂サッシの価格差
アルミ樹脂複合サッシとオール樹脂サッシの価格差は、以下のとおりです。
種類 | 価格相場 |
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アルミ樹脂複合サッシ | 5万~35万円 |
オール樹脂サッシ | 8万~60万円 |
基本的には、アルミ樹脂複合サッシよりもオール樹脂サッシのほうが高額な傾向にあり、1.6〜1.7倍の差があることがわかります。
ただし、施工業者によっても費用が異なるため、リフォームを決める際には2〜3社の見積もりを比較してから判断しましょう。
費用のみで判断すると「オール樹脂サッシにすればよかった」とミスマッチを感じる可能性もあるので、性能を踏まえて検討してください。
サッシ修理の費用相場については、こちらの記事で解説しています。
〈関連ページ〉サッシ修理の費用相場|業者の選び方やよくある質問、DIYで対応できる範囲も解説
首都圏で窓のリフォームをお考えの方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
お客様の予算やご希望に合わせて、最適なリフォームプランをご提案いたします。
まとめ
アルミ樹脂複合サッシの結露対策として、「結露防止スプレーを使う」「換気対策をする」などの方法をご紹介しました。
結露防止を重視する場合は、より断熱性の高い「オール樹脂サッシ」への交換も視野に入れましょう。
今回ご紹介した内容を、アルミ樹脂複合サッシの結露対策を検討する際の参考としていただけると幸いです。