【勝手口を玄関代わりに】メリット・デメリット解説│不満を解消する方法も紹介
「勝手口を玄関代わりにする、メリット・デメリットが知りたい」
こうした疑問を聞くことがあります。
キッチンなどの近くに外に出られるドアを設ける勝手口は、間取りや仕様によっては玄関のように日常的に出入りできる通路としても利用可能です。
一方で、勝手口を玄関の代わりにすることにデメリットを感じるケースもありますので、対策を立てて便利に勝手口を利用できるようにしましょう。
このコラムのポイント |
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勝手口の本来の役割
はじめに、勝手口には本来どのような役割があるのか、元々の活用方法を確認しましょう。
主に、以下5つの場面で勝手口は利用されます。
- キッチンのゴミを最短で外に出す
- 気軽に庭など外に出られる
- 洗濯動線として利用できる
- 緊急時の避難経路になる
- 暗くなりがちなキッチンの採光・通風
このように、勝手口があることで玄関の他に気軽に外に出られる通路ができますので、ゴミ出しや庭の整備、洗濯などの際に便利に活用できます。
また、地震の発生で玄関までの通路が通れなくなったときなど緊急用の避難経路にもなりますし、北側にある場合暗くなりがちなキッチンの採光・通風に効果を発揮するメリットも期待できます。
便利に利用できる勝手口ですが、仕様や間取りによっては後悔・デメリットを感じるケースもあるようです。
首都圏で勝手口についての不満を感じている方は、株式会社MAC(マック)までお気軽にお問い合わせください。
不満の原因を取り除くべく、対策を提案いたします。
勝手口を玄関代わりに利用するメリット
続いて、勝手口を玄関の代わりとして利用する場合のメリットを紹介します。
キッチンから玄関を通らず外に出られる
勝手口があることで、キッチンから玄関を通らず最短経路で外に出られます。
ゴミ出しをするとき、庭の整備に向かうとき、毎回玄関を通過して外に出ると動線が長くなります。
一方で勝手口があれば、外に出たいとき短い動線で到達可能です。
一度二度でなく、毎日の生活動線が短くなりますので、非常に便利な存在になります。
家族と来客の出入り口を分けられる
勝手口を玄関の代わりにすることで、家族と来客の出入り口を分けられる点もメリットです。
家族が利用する出入り口は靴が乱雑になりがちで、来客が多い家では玄関の散らかり方が気になる場合もあります。
広めの勝手口にすることで、家族が日常的に勝手口から出入りできますので、来客のある玄関側を常に綺麗に保つことが可能です。
道路に面しておらず視線をカットしやすい
勝手口は道路に面していないことから、通行人や車からの視線に晒されにくい点もメリットです。
幹線道路沿いや通行人の多い通りに家が面している場合、玄関を開けた瞬間に通行人と目が合ったり、家の中が見られている感覚になり、ストレスに感じる場合があります。
朝や夕方など、交通量の多い時間は勝手口から出入りすれば、視線を感じるストレスから開放されます。
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浴室が近い場合に汚れを持ち込まずに済む
勝手口から浴室までの距離が近い場合、外からの汚れを持ち込まずに済む可能性があります。
子どものいる家庭や、家族がスポーツをしている家庭では、ユニフォームなどから砂や泥が落ちることがあります。
勝手口があり、さらに浴室までの距離が短ければ、玄関から出入りする場合より汚れが落ちる度合いを減らすことが可能です。
駐車場・駐輪場から荷物を入れやすい
駐車場や駐輪場が勝手口に面している場合、日々の買い物の出し入れがしやすいメリットもあります。
食料品や飲料はかなりの重量になりますが、勝手口と駐車場・駐輪場が隣接していれば、最短経路で荷物を運び入れることができ、労力を大幅に軽減できます。
このように便利に活用できる勝手口。
使い勝手の悪さや寒さなど不満を抱えている場合は、勝手口や周囲の間取りに問題がある可能性があります。
首都圏で勝手口まわりの不満を抱えている方は、株式会社MAC(マック)までお気軽にお問い合わせください。
勝手口を玄関代わりに利用するデメリット
一方で、勝手口を玄関代わりに利用する場合にデメリットもありますので紹介します。
勝手口から熱気・冷気を感じる
勝手口が断熱仕様でない場合、勝手口ドアから熱気・冷気を感じる場合があります。
エアコンを効かせている場合でも勝手口周辺から熱い、または冷たい空気を感じられ、温熱環境への不満からストレスに感じてしまいます。
気密性が低い場合や、経年劣化でドアが歪んでいる場合は、隙間風や虫の侵入経路となることもありますので注意が必要です。
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収納スペースが不足しやすい
勝手口を家族全員の主な出入り口に設定した場合、収納スペースが不足することも問題になります。
一般的に勝手口はキッチンの端などに設けられるケースが多く、十分な広さを備えているケースは少ないものです。
出入り口として活用する際に、靴や傘など、外で使うものを置く場所が不足する点に注意しましょう。
キッチンに砂やホコリが上がりやすい
勝手口から出入りする場合、砂やホコリが勝手口の周辺に上がることは避けられません。
一方でキッチンは砂やホコリを避けたいスペースですので、気になったときすぐに掃除できる方法や、そもそも砂やホコリがキッチンに上がりづらい工夫を間取りなどに加える必要があります。
こうしたデメリット、特に熱気・冷気についての後悔は、勝手口ドアの商品選択によって回避できます。
どの勝手口ドアを選ぶべきか、そもそも勝手口ドアの交換リフォームをするべきなのか、悩んでいる方は首都圏の玄関・窓・勝手口リフォームをする株式会社MAC(マック)までお気軽にお問い合わせください。
デメリットへの対策
勝手口を玄関の代わりにするデメリットを避けるためには対策を立てる必要があります。
具体的には、以下の3つの方法が効果的です。
断熱性の高い勝手口ドアを選ぶ・交換する
1つ目は断熱性の高い勝手口ドアを選ぶことです。
勝手口ドアも、断熱材を挟み込む、ガラス部分をペアガラスにする、といった方法で断熱効果を高めた製品があります。
こうした勝手口ドアを選択することで、勝手口から暑さ寒さを感じることなく快適な温熱環境を実現できます。
特にキッチンは北側にあるケースが多い点や、リビングにあるエアコンから距離があることから冬場に寒さを感じやすい点などから、勝手口の断熱性の改善で大幅に快適性を高めることが可能です。
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気密性が高く網戸の目の細かい勝手口ドアを選ぶ
2つ目は、気密性が高い勝手口ドアに交換すること、さらに通風タイプを選択する場合は網目の細かな製品を選択することです。
勝手口ドアは経年劣化によって、枠やドアの膨張収縮、扉体の傾きといった問題が生じることがあります。
このとき隙間を利用して、隙間風や小さな虫が侵入します。
勝手口ドアを新しく気密性が高いものに交換することで、隙間の問題を解消可能です。
また、風が通る通風タイプのドアを選ぶ場合は、網目の小さな製品を選択することをおすすめします。
実は製品によって網目の大きさは変わり、通過できる虫の種類が変わります。
目の細かな製品を選ぶことで、勝手口ドアからの虫の侵入を防げます。
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勝手口の外も含めて間取り・仕様を変える
3つ目は、勝手口周囲の間取りや仕様を変更することで、勝手口を玄関として利用する際の不満点を解消することです。
たとえば、勝手口ドアの外側に外構で屋根を取り付けたり、テラスを設置することで、勝手口の外で靴を脱ぐように生活スタイルを変えられます。
室内に砂やホコリが落ちる割合を減らし、収納不足を解消することにもつながります。
このように、勝手口を玄関の代わりに利用することで生じるデメリットに個別に対処することで快適な勝手口のある生活を実現できます。
勝手口ドアの交換やエクステリアなどを安価に施工したい方は、仲介料が不要になる「自社管理の建具専門店」での工事がおすすめです。
首都圏で勝手口まわりの不満を解消したい方は、自社管理で安価に施工できる株式会社MAC(マック)までお気軽にお問い合わせください。
まとめ
勝手口を玄関の代わりに利用することについて、メリット・デメリットや、デメリットへの対策も含めて紹介しました。
玄関の代わりに勝手口を利用することで、暑さ寒さや虫の侵入など、不満を感じるケースもあります。
しかし不満やデメリットに個別に対処することで、対策を取ることは可能です。
一方で動線が増えて便利に移動できることや、採光・通風に効果的である点など、メリットもありますので、目的を明確にしつつ勝手口を有効活用しましょう。