玄関ドアの「ガチャン・バタン」9つの対策を解説│問題点と原因も紹介
玄関ドアを開閉するとき「ガチャン」「バタン」と大きな音が鳴るときがありませんか?
大きな音を立てて玄関ドアが閉まる場合、対策を取ることで音を抑えることができます。
本記事では、玄関ドアが「ガチャン」「バタン」と閉まることで起こる問題、原因、対策について解説します。
開閉するたびに起こる大きな音にストレスを感じている方は、本記事の内容を参考にして音の問題を解消しましょう。
このコラムのポイント |
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Contents
玄関ドアの「ガチャン」「バタン」で生じる問題
はじめに、玄関ドアが「ガチャン」「バタン」と音を立てて閉まるとき、どのような問題が起きるのか確認しましょう。
大きな音で近所迷惑になる
大きな音を立てて玄関ドアが閉まる場合、近所迷惑になることがあります。
「ガチャン」という金属音、「バタン」という低い音、どちらも遠くまで響く音ですので、隣家や向かいの家にも響いてしまいます。
特に静かな夜間は音が響きますので、夜に帰宅する方は要注意です。
急な開閉による衝突・挟み込み
「ガチャン」「バタン」と音がする玄関ドアは、開閉速度を調整する部品が破損し、ドアが急に開いたり閉まったりする可能性があります。
このとき、外にいる人に衝突したり、指を挟み込んでしまう恐れも。
ケガが起きる前に対策を取る必要があります。
他の箇所の故障につながる
大きな音を立てて開閉する玄関ドアは、正しく動作していない可能性があります。
動作不良の玄関ドアは、他の箇所に必要以上に力が加わるなどして故障につながる恐れがありますので確認が必要です。
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玄関ドアの「ガチャン」「バタン」原因は?
こうした問題が起こることがある「ガチャン」「バタン」と音がする玄関ドア。
対策を立てる前に原因を掴む必要があります。
以下のように、複数の原因が考えられますので確認しましょう。
- 玄関ドアを力強く開閉している
- ドアクローザーの劣化
- 蝶番の劣化
- ラッチの劣化
- ラッチの開閉後の戻り
- 玄関ドアパッキンの劣化
長年玄関ドアを使用し続ける中で異音が鳴り始めた場合、各種部品の劣化が原因である可能性が高くなります。
一方で玄関ドアを必要以上の力で開閉することで大きな音が鳴るケースもあります。
音がどこから鳴っているのか把握して、具体的な対策に活かしましょう。
首都圏で玄関ドアの異音に悩まされている方は、株式会社MAC(マック)までお気軽にお問い合わせください。
音の原因を突き止めた上で、最適な提案を致します。
玄関ドアの「ガチャン」「バタン」9つの対策を紹介
玄関ドアの開閉で大きな音が鳴る場合、以下9つの対策から最適なものを選んで試してみましょう。
- 慎重に開閉する
- 玄関ドアの清掃
- ラッチの戻り箇所にクッション材を入れる
- すきまテープを貼り付ける
- ドアクローザーの調整・交換
- 蝶番の調整・交換
- ラッチの調整・交換
- 玄関ドア戸当りの交換
- 玄関ドアの交換
慎重に開閉する
1つ目は、玄関ドアを慎重に開閉することです。
玄関ドアにはドアクローザーと呼ばれる、急激に開閉し衝突することを防ぐ部品が付属しています。
または引き戸の場合は閉まりきる前に動きがゆっくりになる、ソフトクローズがついています。
手で優しく玄関ドアを閉めるだけでも、自然にしっかり閉じてくれますので玄関ドア・引き戸を必要以上の力で閉める必要はありません。
開閉を慎重にするだけでも「ガチャン」「バタン」という音の悩みから開放される可能性があります。
玄関ドアの清掃
2つ目は、玄関ドアの清掃です。
玄関ドアは、ドアクローザーや蝶番、ラッチなど精密な部品で構成されています。
部品の中に砂やホコリが侵入するだけで正しい動きが阻害されて、動きが悪くなる、異音が発生する、といった症状が出ることがあります。
逆に砂やホコリが原因で異音が発生している場合、ドアの開閉時に動作する蝶番や、ドア本体と枠とが接する部分を掃除するだけで解消できることも。
清掃とともに、回転する箇所、すり動く箇所に注油することでも異音を抑えられます。
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ラッチの受け箇所にクッション材を入れる
3つ目は、ラッチが戻る箇所にクッション材を入れることです。
ラッチはドアノブを動かすと引っ込み、ドアノブを戻すと出てきて、ドアを閉じた状態に固定するための金具です。
開けたドアを、ドアノブを戻してラッチが出た状態で押し込むように閉めると、ラッチとラッチの受け部分との間で「ガチャン」と音がすることがあります。
ラッチの受け部分にクッション材を入れることで、ラッチが戻るときの衝撃を和らげ音を軽減できます。
または、ドアノブを回転させたまま(ラッチが引っ込んだ状態で)ドアを完全に閉めてからドアノブを戻すことでも、ラッチの返りで発生する音を抑制できます。
すきまテープを貼り付ける
4つ目は、玄関ドア本体と枠の接触箇所にすきまテープを貼り付けることです。
ドア本体と枠が接触する際に大きな音が鳴る場合、すきまテープが緩衝材となって音を軽減できます。
なお、すきまテープが厚い場合、鍵をかけづらい、すきまテープ以外の箇所から隙間風が入る、といった問題が発生する恐れがありますので、玄関ドアに合わせた薄めの製品を選ぶなど工夫が必要です。
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ドアクローザーの調整・交換
5つ目は、ドアクローザーの調整・交換です。
玄関ドアの開閉速度を緩やかにする役割を持つドアクローザーは、実はドライバーがあれば調整が可能です。
調整によって開閉速度を緩やかにでき、開閉時の音の問題も解消できる可能性があります。
調整しても効果が見られない場合はドアクローザーの故障が疑われますので、専門家に相談の上交換することをおすすめします。
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蝶番の調整・交換
6つ目は、蝶番の調整・交換です。
玄関ドアの開閉をサポートする蝶番は、メンテナンス不足によって動きが悪くなるケースがあります。
動きが悪い状態で強制的に動作させると、閉まる瞬間「バタン」と音が鳴ることも。
蝶番の動作部分に注油するなどして、適切に動くよう調節することで問題を解決できます。
調整しても動作が改善しない場合、蝶番の交換が必要になるケースもあります。
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ラッチの調整・交換
7つ目はラッチの調整・交換です。
ラッチ部分も劣化が進行することでスムーズに動作しづらくなり、引っ掛かりや動作時の異音につながることがあります。
ラッチ部分の清掃や注油といった調整によって動作不良を解消すれば、「ガチャン」といった異音も解消できます。
また、ラッチ部分も交換は可能ですので、調整で改善が見られない場合は交換も検討しましょう。
玄関ドア戸当りの交換
8つ目は玄関ドア戸当りの交換です。
玄関ドアには、ドア本体と枠が直接当たらないよう戸当り(ゴムパッキン)が設置されています。
使用し続けていると、戸当りが劣化し硬質化する、劣化によって破れる、といった不具合が出ることも。
ドア本体と枠が直接触れれば大きな音がしますので、劣化や脱落があった場合は早めに交換しましょう。
玄関ドアの交換
9つ目は、玄関ドア全体の交換です。
玄関ドアは長年使用し続けていると、複数の箇所で問題が発生することがあります。
この場合、費用と手間、どちらの面からも玄関ドア本体を交換する方が効率的です。
音だけでなく、断熱性や気密性など、あらゆる問題を一挙に解決できますので、玄関ドアの交換も検討してみましょう。
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まとめ
〈施工事例〉玄関ドアリフォーム
玄関ドアの開閉時に「ガチャン」「バタン」と大きな音がする問題について、問題点や原因、対策について解説しました。
玄関ドアは長期間使用していると部品の劣化や、ホコリ・砂の堆積などにより、動きが悪くなったり音がしたりと問題を起こすことがあります。
清掃や注油で対処できることもありますが、寿命で交換が必要なケースもありますので、対処法が分からない場合は気軽に専門家に相談してみましょう。