『リフォームの相見積もりは失礼・マナー違反か』業者の視点で回答│手順や避けたいマナーも紹介
「リフォームにおける相見積もりは失礼に当たりますか?」
「リフォームの相見積もりでマナー違反になることは?」
このように、リフォームの依頼を検討するとき、相見積もりを取ってよいのか迷う方は多いもの。
また、相見積もりの取り方についてもマナー違反に当たる行動はないか、気になることもあります。
そこで本記事では、リフォームの相見積もりは失礼なのか、どういった行動がマナー違反に当たるのかといった話題を解説します。
相見積もりは適切な価格、適切な工事内容でリフォームするために欠かせない工程です。
一方で方法を誤るとマナー違反になる恐れもありますので注意しながら依頼しましょう。
このコラムのポイント |
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リフォームにおける相見積もりとは?
リフォーム工事における相見積もりとは、同じ内容のリフォームに対して複数の業者から見積もりを取得する行為です。
主に以下2つの目的で相見積もりを取ります。
- 適切な金額・工事内容でリフォームするため
- 相性のよい業者を選ぶため
リフォーム工事の金額は業者側が提示しますので、業者によっては相場より高い金額の請求をするケースもあります。
相見積もりを依頼し複数の業者から見積を取得することで、適切な金額で工事を受けられます。
また、依頼する工事内容に不足がある場合に業者側から指摘を受けるなど、適切な工事内容になるようアドバイスを受けられる点もメリットです。
加えて、見積もりを依頼するために業者と打ち合わせをしますので、業者の人柄を把握でき人間性がマッチするか確認できる点も相見積もりのよさといえます。
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結論:リフォームの相見積もりは失礼ではない
結論からお伝えすると、リフォーム工事における相見積もりは失礼には当たりません。
その理由は以下の2点です。
適切な価格・サービスを比較検討する方法だから
1つ目は、適切な価格やサービスを比較検討するために、一般的に利用されている方法であることです。
新築で家を建てるとき、車を購入するとき、家具を購入するとき、あらゆるシーンで私たちは価格やサービスを比較検討し、費用対効果が高くなる行動を選びます。
リフォーム工事における相見積もりも、こうした比較検討の方法のひとつですので、複数の業者に見積もりを依頼することに抵抗を感じる必要はありません。
リフォームの相場・各業者の特徴を把握するため
2つ目は、相場や各業者間の特徴を把握できるからです。
リフォーム工事を依頼する機会は少なく、提示された見積もり価格が適切なのか把握することは困難です。
そこで複数の業者に見積もりを依頼し比較検討することで、同じ内容の工事をする場合の平均的な工事価格を把握できます。
また、見積もりを依頼する際に業者と会話すると、業者が得意とするリフォームがどういった工種なのか(例:窓・玄関ドア・断熱材・間取りも含めたリノベーションなど)を把握できます。
業者のホームページに掲載されている以上の情報が集まりますので、依頼する業者を決めるための要素として活かすことが可能です。
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「見積もりだけ」もマナー違反ではない
なお、「今すぐ工事するか分からないけど、見積もりだけ試しに取ってみたい」このようなケースもあります。
こうした、見積もりだけの場合もマナー上問題はありません。
すぐに契約に至る訳ではなくても、将来的に依頼を受けられる見込み客になる可能性があるからです。
ただし、「すぐに工事をする気がなく、費用の目安を知りたい」といった意図を伝える必要はあります。
首都圏にお住まいの方で窓・玄関ドアリフォームを検討中の方は株式会社MAC(マック)までお気軽にお問い合わせください。
ご希望の工事にどの程度の費用がかかるのか、工事費用の目安をお伝え致します。
避けておきたい「相見積もりのマナー違反」
解説しているとおり、基本的に相見積もりを取ること自体はマナー違反ではありません。
しかし相見積もりに関して、マナー違反に当たる行為もありますので紹介します。
- 見積もり結果を同業他社に見せる
- 見積もりの結果を元に値引きを強要する
- 依頼しない業者への連絡をしない
- 複数の業者の見積もりを同じ時間にする
- 見積もり内容を複数回変更する
見積もり結果を同業他社に見せる
1つ目は、取得した見積もり結果を同業他社に見せることです。
見積もり結果には、リフォーム工事の内容や価格設定が掲載されていますが、こうした情報が他社に渡ることは業者の営業活動に支障をきたす恐れがあります。
また、見積もり結果を見せることで、他社より価格を下げた見積もりを作ることが可能となり、業者間の公平性が失われてしまいます。
見積もりの結果を元に値引きを強要する
2つ目は、見積もりの結果を元に値引きを強要することです。
「A社はこの項目が安かった、だからあなたの会社も安くして」こうした値引きを求めるケースがあるようです。
しかし、会社ごとにリフォーム工事の条件や営業にかかるコストなどは異なりますので、項目ごとに大幅に値引きをすることは難しいケースが多いです。
良心的な会社の場合、値引きできない限界の価格をはじめから提示するケースもあり、そもそも値引きできないこともあります。
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依頼しない業者への連絡をしない
3つ目は、相見積もりの結果、依頼しないことを決めた業者への連絡を欠かすことです。
見積もりを受けた業者は、契約の見込みのある顧客のために、打ち合わせや下請け業者の手配などスケジュールを確保します。
連絡がなければ、営業・工事の機会損失につながるケースもありますので、契約業者以外の業者に対しても必ず断りの連絡を入れましょう。
複数の業者の見積もりを同じ時間にする
4つ目は、複数の業者の打ち合わせを同じ時間に設定することです。
施主の視点では、同じ説明を複数の業者にする手間を省けますが、業者側からすると競合他社の前で提案や単価を見られてしまうことへの抵抗が生まれます。
また、1つの業者が提案する間、他の業者が待機することとなり時間のロスにつながります。
見積もり内容を複数回変更する
5つ目は、見積もりの内容を複数回変更することです。
見積書自体は一枚の紙ですが、実は見積書を作成するとき根拠となる図面や数量計算書を作成する手間がかかります。
変更があるたび図面や数量の訂正が必要になりますので、内容が何度も変わることは一般的にマナー違反とされます。
リフォーム工事は、工事が完了した後のアフターサービスも重要になりますので、業者の心象が悪くなる行動は避けましょう。
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「相見積もりを取る」3つの手順
記事の終わりに、適切に見積もりを取るために知っておきたい、相見積もりの手順をお伝えします。
(1)相見積もりを依頼する準備
はじめに、リフォームする目的設定や内容の整理、予算の上限を決めるなど相見積もりを依頼するための準備をします。
十分に準備を整えることでスムーズに見積もりを受けられますし、提案を受けての不要なリフォームを依頼する事態を避けられます。
(2)リフォーム業者に相見積もりを依頼
続いてリフォーム業者に相見積もりを依頼します。
このときの注意点は、同じ条件で見積もりを取ることです。
リフォームの範囲や条件を同じにすることで、様式が違う複数の業者の見積もりを見比べることができます。
(3)見積もりの結果を比較検討し決定する
最後に、提出を受けた見積もりの結果を比較検討しながら依頼する業者を決定します。
このときリフォームの価格に加えて、業者の人柄や事務所との距離、希望する工事内容に対する提案など、複数の視点から検討する必要があります。
また、依頼先を決めてからは他の業者への連絡も欠かさず行いましょう。
まとめ
「リフォームの相見積もりは失礼ですか?」
「相見積もりを依頼するとき、気をつけるべきマナーはありますか?」
こうした疑問にお答えしました。
相見積もりを取ること自体はマナー違反ではありませんが、値引きの強要や複数の業者のバッティングなど、マナー違反となる行動もありますので注意が必要です。
なお、リフォーム業者によってはインターネット上で気軽に金額の目安を確認できるサービスを提供している場合もあります。
大まかな費用の目安を知りたい場合は、こうしたサービスの利用もおすすめです。
首都圏にお住まいの方で窓・玄関ドアリフォームの見積もりを検討中の方は、株式会社MAC(マック)までお気軽にお問い合わせください。
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