窓の隙間風がうるさい原因と対処法|新築の場合にクレームを言って大丈夫かも解説
「窓の隙間風がうるさい」とお悩みの方は多くいらっしゃいます。
窓からの隙間風を解消するには、原因に合った対処法を実践することが大切です。
そこで今回は、首都圏で窓のリフォームを数多く手がける株式会社MAC(マック)が、窓の隙間風がうるさい原因と対処法を解説します。
このコラムのポイント |
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この記事を読むと、窓の隙間風を解消して室内を快適に保つヒントを得られるので、ぜひ最後までごらんください。
窓の隙間風がうるさい2つの原因
窓の隙間風がうるさい原因は、以下の2つです。
- サッシに隙間がある
- 通気口がふさがっている
ご自宅の状況を踏まえながらチェックしましょう。
サッシに隙間がある
窓の隙間風が「うるさい」と感じる場合、窓のサッシに隙間がある可能性があります。
サッシに隙間ができる原因は、以下のとおりです。
- サッシの溝の汚れによって戸車の高さにずれが生じている
- 戸車・クレセント錠・気密ピースの高さや位置がずれている
- ゴムパッキンが劣化している
- サッシに歪みが発生している
上記に加えて、窓やドアを閉め切った状態で換気扇を使用する際に、「ヒューヒュー」という音が発生している場合には、「笛鳴り現象」が原因として考えられます。
笛鳴り現象とは、換気扇から排出される空気と同じ量の空気を取り込もうとして、気密部品とサッシとの間を空気が通る際に、室内外の気圧差によって発生する音のことです。
サッシの歪み・閉まらない・隙間の原因については、こちらの記事で解説しています。
〈関連ページ〉【サッシの窓枠やレール】歪み・閉まらない・隙間の原因とは?修理・補修の方法や費用も解説
通気口がふさがっている
通気口が荷物などによって覆われている場合にも、笛鳴り現象が発生するケースがあります。
通気口とは換気のために設けられた空気の出入り口で、24時間換気システムを取り入れている住宅やマンションに取り付けられているのが一般的です。
通気口がある住宅は、窓のサッシと通気口の両方をチェックする必要があります。
首都圏で窓のリフォームを検討している方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
窓1枚のみのリフォームからでもご相談いただけます。
窓の隙間風がうるさい場合の7つの対処法【サッシ】
窓の隙間風がうるさい原因がサッシである場合の対処法は、以下の7つです。
- 換気扇を使用する際は窓やドアを少し開ける
- サッシの溝のゴミや汚れを取り除く
- 戸車の高さを調整する
- クレセント錠の位置を調整する
- 気密ピースの高さを調整する
- ゴムパッキンを交換する
- 施工業者に相談する
それぞれについて解説します。
換気扇を使用する際は窓やドアを少し開ける
笛鳴り現象が原因だと考えられる場合は、換気扇を使用する際に窓やドアを少し開けましょう。
窓やドアを開けて空気を取り込む経路を確保すれば、「ヒューヒュー」という隙間風の音は緩和されます。
隙間風の音が改善されない場合には、次の章で紹介するサッシの掃除や各部品の調整もあわせて実践してください。
サッシの溝のゴミや汚れを取り除く
サッシの溝のゴミや汚れによって「戸車」の高さがずれて隙間が発生している可能性があるので、掃除しましょう。
戸車とはサッシの下部にある車輪状の部品のことで、窓をスムーズに開閉するために取り付けられています。
サッシの溝の掃除方法は、以下のとおりです。
- 古い歯ブラシや爪楊枝でホコリや砂をかき出す
- 雑巾で水拭きする
- キッチンペーパーを使って乾拭きする
溝の汚れが目立つようであれば、メラミンスポンジを使用するときれいに掃除できる場合があります。
サッシの溝にはホコリ・砂・花粉などさまざまな汚れが付着するので、月1回は掃除するのがおすすめです。
サッシを掃除しても隙間風が改善されなければ、戸車・クレセント錠・気密ピースの調整も検討してください。
戸車の高さを調整する
窓のサッシに隙間が生じている場合、戸車の高さのずれが原因の場合もあるので、以下の手順で調整しましょう。
- 窓側面の下部にある2つのネジのうち下のネジのプッシュボタンを外す
- ドライバーを使ってネジを回す
- 調整後に、プッシュボタンをはめ直す
窓によってはプッシュボタンがないタイプもあるため、その場合には外す必要はありません。
なお、ネジの回し方は、右に回すと窓が上がり、左に回すと窓が下がります。
サッシを現状の高さよりも上げる場合には、作業前に窓側面の上部にある「外れ止め」を緩めてください。
クレセント錠の位置を調整する
クレセント錠とは、半円形の締め金具のことです。
クレセント錠の緩みや位置のずれによってサッシに隙間が生じている可能性があるので、以下の方法で調整しましょう。
- クレセント錠の上下のカバーを外す
- ネジを一旦緩めて適切な位置に調整し、ネジを締め直す
- クレセント錠の上下のカバーを元に戻す
上記に加えて、引っ掛ける金具を受け止める「クレセント受け」の位置も調整しましょう。
隙間風対策はもちろん、鍵がけづらい場合にもクレセント錠の位置を調整すると、スムーズに施錠できるようになります。
気密ピースの高さを調整する
気密ピースとは窓とレールの隙間をふさぐ部品のことで、間隔が広すぎると隙間風が発生する原因になります。
気密ピースを調整するネジは室外側の窓枠の下部にあり、ネジの回し方は以下のとおりです。
- 右に回すとネジが締まる
- 左に回すとネジが緩む
ネジを完全に外すと部品を元に戻せないケースもあるため、緩める際には注意しましょう。
ゴムパッキンを交換する
ゴムパッキンはサッシと窓ガラスの隙間を埋める役割を持っており、経年劣化などで割れると隙間風が発生する可能性があります。
紫外線や湿度によって劣化が進んでいるケースもあり、ひび割れや亀裂があれば交換するのが無難です。
サッシのゴムパッキンの寿命は10〜20年が目安で、寿命を過ぎている場合にも交換を検討してください。
ゴムパッキンの交換はDIYでも可能ですが、住宅の気密性に関わる重要な部分なので、施工業者に依頼しましょう。
窓のパッキン交換については、こちらの記事で解説しています。
〈関連ページ〉窓のパッキン交換で快適な住まいに|劣化サインとDIYでの交換方法も解説
施工業者に相談する
サッシに歪みが発生しているなど、サッシ自体の交換が必要なケースもあるので、隙間風でお困りの場合は施工業者に相談するのがベストです。
隙間風の原因が特定できないケースでも、施工業者に依頼すると適切な修理ができます。
また、断熱性の低い窓は隙間風を解消しても外気の影響を受けやすいため、住宅の快適性をアップしたいなら、窓交換のリフォームも検討してください。
首都圏で窓のリフォームを検討している方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
経験豊富なスタッフが、ご自宅の状況に合わせたリフォームプランを提案いたします。
窓の隙間風がうるさい場合の2つの対処法【通気口】
窓の隙間風がうるさい原因が通気口である場合の対処法は、以下の2つです。
- 通気口を掃除する
- 通気口の前の荷物を撤去する
通気口の様子をチェックしながら対処法を実践してください。
通気口を掃除する
通気口がホコリやゴミによって目詰まりを起こしていると、笛鳴り現象によって音が鳴るケースがあるので、掃除しましょう。
通気口の形状には丸型・U型・M型・フラット型の種類があり、今回はよく使用される丸型の掃除方法をご紹介します。
- 中央のつまみを左に回し切り、手前に引き抜く
- 歯ブラシや雑巾で換気口の汚れを落とす
- 乾燥させて元に戻す
汚れが目立つようであれば、薄めた中性洗剤を使って掃除するのがおすすめです。
製品によって手入れの方法が異なる場合もあるため、取扱説明書をチェックしてから掃除してください。
通気口の前の荷物を撤去する
通気口が家具や荷物などによって覆われている場合にも笛鳴り現象が発生するので、周辺の荷物は撤去しましょう。
また、効率よく換気するためにも、通気口の前には荷物を置かないほうが無難です。
通気口周辺をきれいにしても隙間風の音が改善されない場合には、施工業者に相談してください。
窓の隙間風に関するQ&A
窓の隙間風でよくいただく質問を、株式会社MAC(マック)が解説します。
新築の隙間風はクレームを言っても大丈夫?
新築の窓から隙間風が発生している場合、施工業者に問い合わせするのは問題ありませんが、どのような条件で隙間風が発生するのか事前にチェックしましょう。
部屋を閉め切った状態で換気扇を使用したり、通気口が家具でふさがっていたりする際の隙間風の音は、笛鳴り現象の可能性があります。
隙間風が心配な場合には、施工業者だけではなく、サッシのメーカーや建築士などに調査を依頼するのも方法の1つです。
賃貸マンションの隙間風がうるさい場合はどうする?
賃貸マンションの隙間風がうるさい場合は、まず管理会社に報告しましょう。
窓のサッシは共用部分に該当するため、個人で勝手にリフォームできません。
許可を得ずにリフォームすると退去時にトラブルとなる可能性もあるので、注意してください。
サッシ修理の費用相場については、こちらの記事でご紹介しています。
〈関連ページ〉サッシ修理の費用相場|業者の選び方やよくある質問、DIYで対応できる範囲も解説
首都圏で窓のリフォームを検討している方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
自社施工体制で、スピーディーに対応いたします。
まとめ
窓の隙間風がうるさい場合の対処法として、戸車の調整やゴムパッキンの交換、通気口の掃除などをご紹介しました。
隙間風の原因が特定できないケースやサッシに歪みが発生しているケースでは、施工業者に相談しましょう。
今回ご紹介した内容を、窓の隙間風解消を検討する際の参考としていただけると幸いです。