サッシ修理の費用相場|業者の選び方やよくある質問、DIYで対応できる範囲も解説

サッシ修理の費用相場|業者の選び方やよくある質問、DIYで対応できる範囲も解説

窓ががたつくなど不具合があり、「サッシを修理する費用相場を知りたい」と考える方は多くいらっしゃいます。

サッシ修理のリフォームで後悔しないためには、あらかじめ費用相場を把握しておくことが重要です。

そこで今回は、首都圏で窓のリフォームを数多く手がける株式会社MAC(マック)が、サッシ修理の費用相場をご紹介します。

 

このコラムのポイント
  • サッシ修理の費用相場をお伝えします。
  • サッシ修理をDIYできる範囲や施工業者の選び方をご紹介します。
  • サッシ修理に関するQ&Aを解説します。

 

この記事を読むと、窓のサッシ修理をご自身でDIYできるか判断でき、予算を組むためのヒントを得られるので、ぜひ最後までごらんください。

サッシ修理の費用相場

サッシ修理の費用相場

サッシ修理を施工業者に依頼する場合の費用は3万円以内が目安で、詳細は以下のとおりです。

トラブル 修理例 費用相場
窓の滑りが悪い 戸車の交換 1万~3万円
鍵がかけづらい 鍵の交換 1万~3万円
ゴムパッキンの変色やカビ ゴムパッキンの交換 5,000〜2万円
窓のがたつき 振れ止めの修理 1万5,000~3万円
サッシとガラスの隙間 コーキングで隙間をふさぐ 1万~2万円

 

上記は目安であり、窓のサイズや修理の箇所数によっても費用が変化するので、注意しましょう。

また、結露防止など、窓の性能アップを目的としてサッシごと交換する場合は、サッシの種類や工法にもよりますが10万円〜が目安となります。

 

既存のサッシの上に新しいサッシを取り付ける「カバー工法」については、こちらの記事でご紹介しています。

〈関連ページ〉窓のカバー工法によくある後悔3選|デメリットや費用相場、失敗しないためのポイントも紹介

サッシ修理をDIYできる範囲

サッシ修理をDIYできる範囲

サッシ修理をDIYできる範囲は、以下のとおりです。

  • 戸車の調整|窓の滑りが悪い場合など
  • 下部摺動片の調整|窓とレールに隙間がある場合など
  • クレセント錠の調整|鍵がかけづらい場合

それぞれについて解説します。

戸車の調整|窓の滑りが悪い場合など

窓の滑りが悪い・異音がする・窓が傾いている場合は、サッシの下部に取り付けられた車輪状の部品「戸車」の高さが合っていない可能性があります。

サッシの戸車調整には、窓側面の下部にある2つのネジのうち下のネジを使用し、方法は以下のとおりです。

  • ネジを右に回すと窓が上がる
  • ネジを左に回すと窓が下がる

なお、ネジ穴にはプッシュボタンと呼ばれるキャップが取り付けられているので、外して作業してください。

窓側面上部には「外れ止め」という部品が付いているので、サッシを現状よりも高くする場合は、作業前に一旦外れ止めを緩くして、作業後に締め直しましょう。

下部摺動片の調整|窓とレールに隙間がある場合など

窓とレールに隙間がある・異音がする場合は、窓とレールの隙間をふさぐ部品「下部摺動片(かぶしゅうどうへん)」や「気密ピース」の高さを調整すると、不具合が改善する可能性があります。

下部摺動片を調整するネジは室外側の窓枠の下部にあり、一旦ネジを緩めて下部摺動片の高さを変更してから固定し直します。

下部摺動片のネジの回し方は、以下のとおりです。

  • 右に回すとネジが締まる
  • 左に回すとネジが緩む

下部摺動片の部品が外れると元に戻せない場合もあるので、ネジを緩める際には完全に外さないように気をつけましょう。

クレセント錠の調整|鍵がかけづらい場合

クレセント錠とは、窓に取り付けられた半円形の締め金具のことで、ネジの緩みで鍵がかけづらくなっているケースもあり、以下の手順で調整しましょう。

  • クレセント錠の上下のカバーを外す
  • ネジを一旦緩めて、鍵を適切な位置に動かす
  • 位置が決まったら、ネジを締め直す
  • クレセント錠の上下のカバーを元に戻す

クレセント錠のネジを完全に外すと、元に戻せなくなる可能性があるため注意が必要です。

また、クレセント錠の位置を変更する場合には、引っ掛ける部分を受け止める「クレセント受け」の位置も変更しましょう。

 

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サッシ修理業者の選び方

サッシ修理業者の選び方

サッシ修理業者の選び方は、以下のとおりです。

  • サッシの修理・交換の実績が豊富で、技術力の高い施工業者に依頼する
  • 2〜3社の施工業者から見積もりを取得して、費用を比較する
  • 万が一を考慮して、保証・アフターサービスの充実している施工業者を選ぶ

加えて、すべての施工業者が窓のサッシ修理に対応しているとは限らないので、まずサッシ修理に対応しているか確認しましょう。

施工業者の修理実績は公式ホームページなどからチェックできるため、問い合わせ前に確認しておくとスムーズです。

費用の安さだけで施工業者を決めると、仕上がりで後悔を感じるケースもあり、技術力や保証などを踏まえて検討してください。

 

リフォーム業者の探し方については、こちらの記事でご紹介しています。

〈関連ページ〉リフォーム業者の探し方|種類やチェックポイント、評判の良い業者の特徴も紹介

 

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サッシ修理に関するQ&A

サッシ修理に関するQ&A

窓のサッシ修理でよくいただく質問について、株式会社MAC(マック)が解説します。

サッシ修理は火災保険が適用される?

保険の契約内容によって異なりますが、台風などの自然災害による破損は、火災保険が適用される場合があります。

一方で、サッシの不具合の原因が経年劣化の場合は、火災保険が適用外となる可能性が高いので注意が必要です。

ただし、自己負担額である「免責金額」よりもサッシの修理費用が下回ると、保険金は支払われないため、契約内容を改めてチェックしておきましょう。

サッシのゴムパッキンのみ交換できる?

窓のサッシはゴムパッキンのみの交換も可能で、ゴムパッキンにひび割れや亀裂がある場合は交換を検討しましょう。

DIYでも交換できますが、作業の手間や正確性を考慮すると、施工業者に依頼するのがおすすめです。

 

窓のゴムパッキン交換については、こちらの記事で解説しています。

〈関連ページ〉窓のパッキン交換で快適な住まいに|劣化サインとDIYでの交換方法も解説

サッシの不具合を予防する方法は?

滑りづらいなど、サッシの不具合を予防するには、こまめにサッシを掃除することが大切です。

サッシにはゴミ以外にも、花粉や結露によるカビが付着しているケースもあり、掃除が欠かせません。

また、サッシを掃除する際には、「窓の開閉がスムーズにできるか」「サッシとレールに隙間がないか」などもチェックしてください。

 

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まとめ

窓のサッシ修理の費用は、戸車や鍵の交換程度であれば、3万円以内が相場です。

戸車・下部摺動片・クレセント錠の調整はDIYで対応できる可能性がありますが、不安な場合は施工業者に相談しましょう。

今回紹介した内容を、サッシ修理を検討する際の参考にしていただけると幸いです。

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