玄関ドアのパッキンを自分で交換する方法|役割・費用など解説

玄関ドアのパッキンを自分で交換する方法|役割・費用など解説

玄関ドアのパッキンは、自分で交換できるのか」とお悩みの方は多いのではないかと思います。

玄関ドアのパッキン交換は、自分でも交換できますが、いくつかの注意点を確認した上で、業者に依頼するか自分で交換にチャレンジするかを判断しましょう。

今回は、首都圏で玄関ドアのリフォームを数多く手がける株式会社MAC(マック)が、以下のポイントを中心に玄関ドアのパッキンの交換を自分で行う際の注意点を紹介します。

このコラムのポイント
  • 玄関ドアのパッキンの役割や交換のサインについて解説します。
  • 「開閉しにくい」「開閉時に大きな音が鳴る」などが、パッキン交換のサインです。
  • 玄関ドアを自分で交換する方法を紹介します。

 

玄関ドアのパッキンの役割|交換のサイン

玄関ドアのパッキンの役割|交換のサイン

玄関ドアのパッキンとは、ドア枠部分についている細長いゴムのことです。

まずは、玄関ドアのパッキンの役割とパッキンが劣化することで起こりうる不具合について見ていきましょう。

緩衝材としての役割

玄関ドアのパッキンは、玄関ドアを閉める際に衝撃を和らげることによりドア枠の損傷を防止します。

玄関ドアを長く使い続けるためにも以下のようなケースがある場合には、パッキンの交換を検討しましょう。

  • 玄関ドアを閉める際に「バタン」と大きな音が鳴る
  • 玄関ドアが開閉しにくい

特に、マンションのような共同住宅の場合、ドアを閉める際に大きな衝撃音が響くと近隣の住民からのクレームにもつながるので早めの対処が必要です。

住宅の気密性を維持する役割

パッキンにより玄関ドアの隙間を塞ぐことで、住宅の気密性を高める役割もあります。

玄関ドアには、一定程度の隙間がありますがパッキンにより隙間を防ぐことで、外気の影響や騒音などを防止できます。

したがって、以下のようなケースがある場合にはパッキンの交換を検討しましょう。

  • 外からの騒音が気になるようになった
  • 隙間風が室内に流入してくる

特に、玄関ドアから隙間風が室内に流入すると、「夏場エアコンが効かない」「冬場暖房をかけているのに室内が寒い」などの不都合が生じることもありますので、注意が必要です。

玄関ドアのパッキンが劣化する原因

玄関ドアのパッキンが劣化する原因は、以下のようなものがあります。

  • 経年劣化
  • 摩耗
  • メンテナンス不足

ドアの開け閉めを毎日行うことにより、パッキンが摩耗して少しずつ劣化します。

ゴム製品であるパッキンは消耗品なので、概ね5~10年程度で交換する必要があります。

勢いよくドアを閉めることが多いと、パッキンのダメージも多く、寿命を縮めることになるため注意しましょう。

また、砂ぼこりが多く掃除をしないとパッキンの劣化を進行させる要因となるため、玄関ドアのパッキンを長持ちさせるためにも、しっかりとお掃除することが重要です。

 

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玄関ドアのパッキンを自分で交換する方法

玄関ドアのパッキンを自分で交換する方法

玄関ドアのパッキンは、自分で交換することもできますが、いくつかの注意点があります。

ここでは、玄関ドアのパッキンを自分で交換する方法や注意点について解説します。

玄関ドアのパッキンの交換を自分でやるデメリット

玄関ドアのパッキンの交換を自分でやることで、以下のようなデメリットがあります。

  • 失敗したときに修正・補修の費用がかかる
  • サイズが合わないことがある
  • 施工の完成度が低くなる
  • 思ったよりも安くならない

玄関ドアのパッキン交換くらいなら自分でもできそう」と考えてしまいがちですが、玄関ドアのパッキンにはサイズがあり、材料選定時、施工時などに失敗するリスクがあります。

例えば、「ホームセンターでパッキンを購入したが、サイズが合わない」「ドア枠との間に隙間ができてしまい、余計に隙間風が入ってくる」などのリスクが想定できます。

もちろん、手先が器用な方は上手くできる可能性もありますが、費用対効果を考えると専門業者に依頼することをおすすめします。

 

以下の記事では、玄関ドアのリフォームをDIYで行なうポイントを紹介していますので、ぜひごらんください。

>玄関ドアリフォームはDIYできる?修理・交換・断熱・防音・防犯の作業内容や難易度を解説

玄関ドアのパッキンの交換を自分で行なう手順

上述したように、玄関ドアのパッキンは、経年により切れたり剥がれることがあります。

軽度な剥がれ・切れであれば、ゴム用の接着剤で補修できますが、基本的には全体のパッキン交換が必要です。

玄関ドアのパッキンの交換を自分で行う方法は概ね以下の手順で行ないます。

手順1:パッキンを購入する

パッキンは、ホームセンター、インターネットサイトなどで購入できますが、パッキンの幅、長さ、厚みなどが合っている必要があります。

サイズがよくわからない場合は、メーカーで購入できる場合もあるので調べてみましょう。

手順2:古いパッキンを取りはずす

マイナスドライバーで古いパッキンの端を浮かせて取りはずします。

玄関ドアによっては、パッキンの取り外しが難しい場合もあります。

手順3:新しいパッキンを取り付ける

硬くて入りにくい場合は、シリコンスプレーをかけ、マイナスドライバーで軽く押しながらはめ込みます。

マイナスドライバーを使用する際は、ドアを傷つけないように注意しましょう。

手順4:おさまりを確認する

しっかりとパッキンが入っていないと、ドアが閉まらない、隙間風などの原因となりますので注意しましょう。

 

手順だけ見ると、簡単に思えますが、実際のところ、玄関ドアのパッキン交換は、こまかな作業が必要で、失敗すると玄関ドアが閉まらなくなることもあるので、業者に依頼することをおすすめします。

また、住宅の気密性を低下させる要因に関しては、玄関ドアだけでなく窓からの流入も考えられます。

 

以下の記事では、窓のパッキンの交換方法を紹介していますのでぜひごらんください!

>窓のパッキン交換で快適な住まいに|劣化サインとDIYでの交換方法も解説

状況によっては玄関ドアの交換も検討する

玄関ドアが閉まりにくい」「開閉時に大きな音がする」などの問題は、パッキンの不具合だけではなくドア本体の不良やドア枠の歪みなども考えられます。

そのような場合には、玄関ドアのパッキンを交換しても状況が改善しない場合もありますので、玄関ドアの交換も検討しましょう。

 

以下の記事では、玄関ドアの交換を自分で行うメリット・デメリットを紹介していますのでぜひごらんください!

>玄関ドア交換は自分(DIY)でできる?メリット・デメリット、費用を抑える5つの方法も解説

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玄関ドアのパッキン交換の費用の目安

玄関ドアのパッキン交換の費用の目安

業者に依頼する際の玄関ドアのパッキン交換の費用の目安は、概ね20,000~47,000円です。

※費用はあくまで目安です。実際の費用については施工業者にお問い合わせください。

実際のところ、ホームセンターでサイズが合ったものがあれば、材料費は数千円で済みますが、材料選定、施工時間、失敗のリスクなどを考慮すると、業者に依頼するのがおすすめです。

マンションや賃貸の場合の注意点

マンションや賃貸の場合の注意点

一戸建てと違い、マンションや賃貸物件の場合に玄関ドアのリフォームをするには、管理会社や管理組合の許可が必要になることがあるので注意しましょう。

マンションの場合

一般的に、マンションの場合、玄関扉は錠及び内装部分を専有部分とするとされています。

玄関扉のパッキンは、専有部分になるケースが多いと思いますが、管理規約により異なることに注意しましょう。

また、マンションの専有部分をリフォームする際には、リフォーム申請が必要な場合もあります。

玄関ドアのパッキン交換がリフォームにあたるかどうかを事前に管理会社・管理組合に確認し、ルールに則って実施することでトラブル防止になります。

賃貸の場合

トラブル防止のため、玄関ドアのパッキンを交換する際は、大家さんや管理会社に事前に相談しましょう。

場合によっては、費用負担してもらえる可能性もあります。

まとめ

玄関ドアのパッキンの交換は自分でやれないことはありませんが、予想以上にこまかな作業が必要ですし、材料を調べる時間もかかることに注意しましょう。

玄関ドアのパッキンの劣化を放置すると、ドア本体の損傷、大きな音による騒音問題などにもつながります。

年間を通して快適に過せる住宅にするためにも、業者に依頼することも選択肢に入れて、早めに対処することをおすすめします。

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