「玄関ドアの鍵が引っかかる!」5つの原因6つの対策を解説
「玄関ドアの鍵が引っかかる」
「玄関ドアの鍵が中々刺さらない」
本記事は、こうした悩みの原因と修理する方法について解説しています。
玄関ドアの鍵が引っかかって動作しづらいと、急いで外出するとき、疲れて帰宅したとき、ストレスに感じます。
また、場合によっては外出が遅れてしまうことも。
原因と対策を確認すれば玄関ドアの鍵についての問題は解消できますので、悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
このコラムのポイント |
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Contents
玄関ドアの鍵が「引っかかる」とは?
はじめに、玄関ドアの鍵が「引っかかる」とは、どういった状況なのか具体的なシーンを確認しましょう。
- 鍵が中々刺さらない
- 鍵が刺さっても回しにくい
- 力を入れないと鍵が刺さらない・回らない
玄関ドアを利用するとき、こうした不具合を感じている方は、鍵やシリンダーに問題がある可能性がありますので、早めに対処することをおすすめします。
玄関ドアの鍵が引っかかる5つの原因
続いて、玄関ドアの鍵が引っかかるのはどうしてなのか、主な5つの原因を紹介します。
- 鍵穴の中に汚れが詰まっている
- 鍵の抜き差しによる、鍵・シリンダーの摩耗
- ストライクの位置が経年変化でずれる
- 鍵本体が汚れている・サビている
- 引き戸のレールや戸車の摩耗
鍵穴の中に汚れが詰まっている
1つ目は、鍵穴の中に汚れが詰まっていることです。
シンプルに見える玄関の鍵ですが、実は鍵穴の中は多くの細かな部品で構成されています。
私たちが持つ鍵の形に合わせて部品が動くことで、鍵穴は動作して解錠します。
ホコリや花粉などの汚れが鍵穴の中に堆積することで、細かな部品の動作を阻害して出し入れしづらい、回しづらいといった問題を引き起こすのです。
シリンダーの摩耗・金属疲労
2つ目の原因は、シリンダー(鍵を使用することで回転する、鍵の本体部分)が摩耗や金属疲労を引き起こすことです。
鍵もシリンダーも金属であることから長く使えるイメージがありますが、実は鍵もシリンダーも、徐々に消耗していきます。
摩耗や歪み、変形は鍵の正常な動作を妨げますので、引っかかりや動作不良の発生につながります。
摩耗・金属疲労を起こし引っかかりを感じる鍵・シリンダーで無理に動作させると、鍵が途中で折れたりシリンダーが部分的に破損し、完全に開閉できなくなる恐れがありますので、引っかかりを感じた段階で修理することをおすすめします。
ストライクの位置が経年変化でずれている
3つ目の原因は、ストライク(ラッチ受け)の位置が経年変化でずれることです。
ストライクとは、玄関ドアの枠側に取り付けられている金属製の受け板のことで、シリンダーが動作して施錠する際に金具をキャッチする役割を担います。
玄関ドアを長年使用し続けると、玄関ドアの歪みなどによって、ストライクとシリンダー金具の位置がずれてしまい、鍵の引っかかりを感じる可能性があります。
鍵本体が汚れている・サビている
4つ目の原因は、鍵の汚れやサビです。
私たちが持ち運ぶ鍵は、濡れる、砂が付着するなどして汚れることがあります。
また、空気中の物質と化学反応を起こして徐々にサビが発生することも。
鍵本体が汚れていたりサビたりしていると、正常な状態の鍵と微妙に寸法が変わりますので、鍵穴に差し込むとき引っかかりを感じるでしょう。
引き戸のレールや戸車の摩耗
5つ目の原因は、引き戸に限られますが、レールや戸車の摩耗です。
レールに沿うように戸車が設置されて移動する引き戸は、使用し続けるとどちらも摩耗・変形を起こすことがあります。
レールや戸車の摩耗・変形によって新品のときと比べて高さが変わり、鍵が掛けづらくなる、引っかかるといった症状が起こります。
玄関ドアの鍵が引っかかる、こうした症状は早めに対処することで、玄関ドアへの深刻なダメージを防げる可能性があります。
首都圏で玄関ドアの修理や交換を検討中の方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
玄関ドアの引っかかりの修理方法
玄関ドアの鍵の開け閉めで引っかかりを感じる場合、早めの修理がおすすめです。
具体的に修理する方法を6つ紹介しますので参考にしてください。
- 鍵穴の中の汚れを掃除する
- シリンダーを丸ごと交換する
- 鍵本体の汚れやサビを取り除く
- ストライクの位置を調整する
- 戸車の高さ調節
- 玄関ドア本体の交換リフォーム
鍵穴の中の汚れを掃除する
鍵穴の汚れが鍵の引っかかりの原因である場合は、以下の方法で鍵穴を掃除してみましょう。
- 掃除機を利用して鍵穴の汚れを吸い取る
- エアダスターを利用して鍵穴の汚れを吹き飛ばす
- 専用の潤滑剤を利用して鍵穴の滑りをよくする
鍵の抜き差しにストレスを感じている方は、3つの工程を試すだけでも十分に効果を感じられるでしょう。
なお、潤滑剤は汎用品を利用すると油が残り、ホコリが溜まりやすくなる原因になりますので、鍵穴用の専用品を使うことをおすすめします。
シリンダーを丸ごと交換する
鍵をかける際に動作する箇所をシリンダーといいますが、玄関ドアを交換せずにシリンダーだけを交換する方法もあります。
引っかかりの原因が摩耗や汚れによるものであった場合、問題を根本から解決できるでしょう。
ただし、15,000~30,000円(玄関ドアやシリンダーの種類などによる)ほどの費用がかかる点に注意が必要です。
〈関連ページ〉【玄関ドアの修理】お悩み別対処方法と費用目安、部位別耐用年数について解説
鍵本体の汚れやサビを取り除く
より簡単に引っかかりを解消できる可能性のある方法は、鍵の清掃です。
鍵の汚れやサビが原因で引っかかっている場合、簡単な清掃で解消できるかもしれません。
具体的には、古い歯ブラシなどで付着したゴミを取り除く、クエン酸に浸してサビを取り除くといった方法です。
クエン酸を利用したサビ取りは効果がありますが、シリンダー部に付着すると動作不良を起こすこともありますので、使用後の洗浄・拭き取りは欠かせません。
ストライクの位置を調整する
鍵が動作した際に、金具を受ける役割を果たすストライクがずれている場合は、ストライクの位置を調節することで正常に鍵をかけられる可能性があります。
ストライクのビスはドライバーで緩められますので、玄関ドア本体の鍵の位置を確認し、動作させながら適切な位置に調整しましょう。
戸車の高さ調節
玄関ドアが引き戸タイプで戸車が摩耗している場合は、戸車の高さ調節で引っかかりを解消できるかもしれません。
戸車にはドライバーがあれば戸車の高さを調節できる機構が備わっていることがあります。
こうした機能を利用して適切な高さに調節することで、鍵とストライクの位置を合わせられ、スムーズに鍵がかかるようになるでしょう。
戸車が破損・摩耗している場合は交換することも効果的ですが、技術が求められますので専門の業者に依頼することをおすすめします。
玄関ドア本体の交換リフォーム
〈施工事例〉玄関ドアリフォーム
最後に、おすすめできる玄関ドアの鍵の引っかかり対策は、本体の交換リフォームです。
鍵やシリンダーが不具合を起こしている玄関ドアは長年使用し続けているドアが多く、鍵やシリンダーを修理・交換しても他の箇所が不具合を起こす可能性が高まります。
そこで玄関ドアの本体を丸ごと交換することで、他の不具合も含めて対処可能です。
断熱性や防犯性など、機能性も向上できることから、修理と並行して検討することをおすすめします。
費用が気になる方は、簡単に見積りを取ることもできますので、首都圏で検討中の方はお気軽にご利用ください。
まとめ
玄関ドアの鍵が引っかかる問題について、原因と対策を紹介しました。
毎日使用する玄関は、動作不良を起こすとストレスにつながります。
また、引っかかりがある中で無理やり動作すると、鍵やシリンダーに不具合が生じる危険性もあります。
紹介した方法を用いて自分で対処してみて、直らなければ専門業者に相談してみましょう。
首都圏で玄関ドアについてのお悩みを抱えている方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
ご要望に合う最適な方法をご提案致します。