玄関ドアの隙間はテープで埋めるのが正解?隙間風やゴキブリなどの虫を防止する対策を解説
「玄関ドアの隙間から冷たい風が吹いてくる」
「隙間からゴキブリが入るのをみてしまった」
このように、玄関ドア本体と枠の間に生まれる「隙間」について悩む方は少なくありません。
そこで本記事では、玄関ドアに隙間があることで生じる問題点や原因、隙間を埋めるための対策について解説します。
玄関ドアに隙間がないことで、エアコンが効きやすくなるなど優れた温熱環境になります。
また、ゴキブリを始めとする不快害虫の侵入も防げますので、「玄関を閉めているのに風が吹いている」と気になった方は、ぜひ参考にしてください。
このコラムのポイント |
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Contents
玄関ドアの隙間による5つの問題点
玄関ドアの本体と枠の間に隙間があることで生まれる問題点は、以下の5つです。
まずは問題を把握して、隙間を埋める重要性を把握しましょう。
- 隙間風が入り暑い、または寒い
- 隙間から外の砂・ホコリが侵入する
- 隙間からゴキブリなどの虫が侵入する
- 隙間を使って空き巣が侵入する
- 隙間から外の騒音が響いてくる
隙間風が入り暑い、または寒い
玄関ドアに隙間がある場合、外と空間がつながっていますので、隙間風が入ることが問題になります。
いくら室内でエアコンを効かせても、玄関ドアの隙間から夏場は熱された、冬場は冷えた風が入れば効果が薄まります。
特に玄関とつながっているホール部分にトイレのある間取りの場合、トイレに行くたびに暑さ・寒さにストレスを感じるかもしれません。
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隙間から外の砂・ホコリが侵入する
隙間から外の砂やホコリが侵入することも問題です。
風が強い日に窓を開けていると、飛来した砂で床がジャリジャリになります。
通常であれば窓を閉めれば問題ありませんが、玄関ドアに隙間がある場合は砂・ホコリが侵入することを防げませんので、玄関・ホールを掃除する頻度が増えてしまいます。
隙間からゴキブリなどの虫が侵入する
玄関ドアの隙間は、各種不快害虫の出入り口にもなります。
不快害虫の代表格であるゴキブリは2mm、鋭い痛みを引き起こすムカデは3mmの隙間があれば侵入するとされています。
不快であるだけでなく、病原菌を持ち込む可能性や、咬まれて腫れる可能性もありますので、玄関ドアの隙間は塞がなければいけません。
隙間を使って空き巣が侵入する
空き巣の侵入が増えることも大きな問題です。
警察庁の資料によると、令和5年の侵入窃盗の被害のうち、一戸建てでは339件、3階建て以下の共同住宅では37件、3階建て以上の共同住宅では34件がドア錠破りによるものです。
ドア錠破りとは、ドア本体と枠の間に工具を押し込んでドア錠を破壊、侵入する手口です。
隙間が大きいほど工具を差し込む隙間が大きくなりますので、空き巣に侵入される危険性が高まります。
隙間から外の騒音が響いてくる
隙間があることで外部の騒音が大きく聞こえる点はストレスの原因になります。
玄関ドアや窓は気密性が高いほど、音が聞こえづらくなりますが、隙間があると騒音が侵入する割合が高まります。
一方で、ピアノの音や映画鑑賞中の音声など、室内の音が外に漏れる原因にもなりますので、隣家との距離によっては玄関ドアの隙間が隣人トラブルに発展する危険性もあります。
こうした5つの問題が起きますので、玄関ドアの隙間は埋めることをおすすめします。
根本的に隙間の問題を解決するために玄関ドアの交換リフォームがおすすめです。
検討中の方は、首都圏で玄関ドア・窓を専門にリフォームする株式会社MAC(マック)へ、お気軽にご相談ください。
玄関ドアに隙間が生まれる3つの原因
修理方法を確認する前に、どうして玄関ドアに隙間が生まれるのか、原因を確認しましょう。
施工不良で玄関ドアが傾いている
新築やリフォームしたばかりのときに隙間がある場合は、施工不良により玄関ドアが傾いている可能性があります。
新築住宅であっても玄関ドアの施工を失敗するケースがありますので、気付いたとき早めに施工した業者に連絡することをおすすめします。
経年劣化で枠が歪んでいる
10年、20年と住み続けていると、玄関ドアを支えている木材が収縮を起こして、徐々にドアの枠が歪むことがあります。
また、玄関ドア本体は重量がありますので、ドアを留め付けている枠が徐々に変形して、玄関ドアの傾きにつながっているかもしれません。
〈関連ページ〉玄関ドアが引っかかる原因と対処法|丁番・ラッチ・ドアクローザーの調整や交換など
気密性を高めるゴムパッキンが劣化している
どのような玄関ドアでも必ず、本体と枠が接する場所にはゴムパッキンが取り付けられています。
ゴムパッキンがあることで気密性が高まり、隙間風を防いだり騒音を遮断したりといった効果を高められます。
10年前後を目安に劣化しますので、ゴムパッキンの劣化・脱落によって適切な気密性能を得られないケースがあります。
こうした原因に心当たりがある方は、玄関ドアの交換リフォームで隙間を完全になくしましょう。
玄関ドアの交換リフォームをご検討中の方は、首都圏で玄関ドア・窓を専門にリフォームする株式会社MAC(マック)へ、お気軽にご相談ください。
玄関ドアの隙間を埋める3つの方法
施工不良や経年劣化により生まれた玄関ドアの隙間。埋めるためには、主に3つの方法があります。
- 隙間テープを貼り付けて塞ぐ
- ドアの傾きを調節する
- 玄関ドアを交換・新調する
隙間テープを貼り付けて塞ぐ
1つめは、隙間テープを貼り付けて塞ぐことです。
貼り付けることで物理的に隙間を塞ぐことを目的にしたテープが、ホームセンターや100円均一など、身近な場所で販売されています。
テープの厚みさえ間違えなければ、簡単に隙間を埋められますので、隙間風や虫のストレスを気軽に解消できます。
ただし、経年劣化で隙間が生まれている場合は、数ヶ月経過すると隙間が大きくなり、再度テープを貼る手間と費用が必要となる可能性があります。
根本的に隙間によるストレスをなくすためには、他の方法を利用することをおすすめします。
ドアの傾きを調節する
2つ目の方法は、ドアの傾きを調節することです。
実は玄関ドアには調整用のネジが設けられていて、回転させることで玄関ドアの位置を調節できます。
上下・左右どちらの方向にも調節できますので、メーカーごとの説明書を確認しながら調整しましょう。
なお、ネジを緩めすぎると玄関ドア本体が外れてしまうこともあります。
ドア本体の破損やケガにつながりますので、不安に感じる場合は業者に相談することをおすすめします。
▶株式会社MAC(マック)公式LINEで玄関ドア交換を相談する
玄関ドアを交換・新調(リフォーム)する
〈施工事例〉玄関ドアリフォーム
3つ目の方法は、玄関ドアを交換・新調(リフォーム)することです。
玄関ドアや取り付けている枠が劣化している場合、隙間テープやドアの傾き調整は一時しのぎにしかなりません。
根本的に修理するためには、枠も含めた玄関ドア全体のリフォームを検討する方が現実的です。
なお、玄関ドアの交換リフォームは、隙間を塞ぐことのほか以下のメリットがあります。
- 玄関ドア本体の断熱性能が上がる
- ガラスありにして採光性を高められる
- 一部開閉可能な製品を選んで通風性を高められる
- 防犯に配慮されたプライバシー性の高い玄関に
- 玄関ドアで家全体がおしゃれに
隙間風以外の事柄にストレスを感じている場合は、修理だけなく交換リフォームも含めた検討をしましょう。
〈関連ページ〉玄関ドア交換をどこに頼む?リフォーム業者の種類と選び方のポイント
まとめ
「玄関ドアの隙間でどんな問題が起きる?」
「隙間を埋める具体的な方法を知りたい」
こうした疑問・要望にお答えして、玄関ドアの隙間が生じる原因や対策について解説しました。
隙間があることで隙間風が生じ、快適な室温を維持することが困難になったり、虫の侵入口になったりします。
隙間を埋めるためには、隙間テープ・傾き調整・交換リフォームといった対策が考えられます。
中でもおすすめできる対策は、玄関ドアの交換です。
2024年は玄関ドアに対する国からの補助金もあり、条件に合えばお得に交換できますので、リフォームによる隙間の解消を目指してみましょう。