玄関ドアクローザーは自分で交換できる?プロに頼む費用相場も解説
毎日使う玄関のドアクローザー、古くなってきたとき、自分で交換できないか検討する方は多いです。
結論からお伝えすると、今と同じ、または交換用のドアクローザーを使う場合、自分で交換するハードルはそれほど高くありません。
ただし、どの製品がご自宅のドアに合うか分からないときは、プロに任せるのが確実です。
今回は、玄関ドアクローザーを自分で交換する手順、プロに依頼する場合の費用相場を両方解説します。
首都圏で玄関ドア・内窓のリフォームなどを手掛けている株式会社MAC(マック)が、ドアクローザーを自分で交換できるか、プロに頼むべきか判断するための情報をまとめますので、ぜひ参考にしてください。
このコラムのポイント |
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Contents
玄関ドアクローザーは自分で交換できる?
玄関ドアクローザー交換は大きく3パターンに分かれ、自分で交換する難易度が変わります。
- 今と同じクローザー、または後継機種に交換する
- 汎用ドアクローザーに交換する
- 違うドアクローザーを自分で用意して交換する
今ついているのと同じ品番のドアクローザーなら、ネジを取り外して逆の手順で取り付けるだけなので、自分で交換に挑戦しやすいでしょう。古いクローザーで同じ物がなくても、後継機種が販売されていることもあります。
ただし、詳しい手順は後述しますが、正確に取り付けしないとクローザーが外れたり破損したりする可能性もあるので、自信がない方はプロに相談するのがおすすめです。
交換用として販売されている汎用ドアクローザーは、複数のメーカーに対応できるようにつくられているので、それほど難易度は高くないでしょう。
ただし、今ついているクローザーに対応するかどうか、ご自身で判断する必要があります。ドアクローザーには「スタンダード型」「パラレル型」「コンシールド型」などの種類があり、対応する製品を見極めなければなりません。
今ついているものと全く違うメーカーや製品に交換する場合、ネジ穴の加工が必要になるため難易度は高めです。DIYが得意な方なら挑戦するのはアリですが、基本的にプロに依頼した方が良いかもしれません。
玄関ドアクローザー交換のサイン
実際に玄関のドアクローザーを交換する前に、寿命の目安となるサインを確認しておきましょう。
ドアが閉まるのが速い、音がうるさい
以前に比べてドアが閉まるスピードが速くなり、バタンと音がうるさくなってきたら交換時期のサインかもしれません。
ドアクローザーは本体の油圧によって開閉スピードを調整しているため、古くなると油が漏れ出て勝手に早くなることがあるのです。
ただし、スピード調整で対応できることもあるので、後述する作業手順を試してみてください。
油が漏れている
ドアクローザーの本体回りに油のような染み・汚れが出ていたら、交換時期のサインです。
油が漏れると前述したようにスピード調整が効かなくなり、閉まる音もうるさくなります。
ドアを開けた状態で止まらない
ドアを開けた状態で固定するストップ機能が効かなくなった場合も、交換時期のサインと言えるでしょう。
ストップ機能は「カム」と呼ばれる部品の調整で対応できることもありますが、長年使うと故障するケースもあります。
ドアを固定できないと不便ですし、乱雑に使うことで玄関ドア本体に不具合が出ることもあるので交換を検討しましょう。
玄関ドアクローザー交換に必要な道具
一般的なドアクローザー交換に必要な工具は次の4種類です。
- ドライバー
- スパナ
- ゆるみ止め
- 脚立
ドアクローザー交換ではプラスドライバーが基本ですが、製品によっては調整でマイナスが必要になることもあります。また、ネジのサイズに合うドライバーが必要なので、確認しておきましょう。
スパナはドアのストップ機能を調整する際に必要となることが多いです。また、ドアクローザーの取り付けネジは振動で緩みやすいので、ゆるみ止めも用意しておきましょう。
ドアクローザーは高い位置にあるので、しっかり力を入れて安全に作業できるように脚立も必要です。
玄関ドアクローザーを自分で交換する手順
一般的な玄関ドアクローザーを自分で交換する場合の大まかな手順の流れをチェックしましょう。今回は同じ製品や後継機種など、特別な作業が必要ない場合の大まかな流れを紹介します。
具体的な交換作業については、必ずメーカーホームページや製品に付属する説明書を参照してください。
ドアクローザーとブラケットのリンクを外す
まずはドアクローザー本体とドア枠のブラケットをつないでいる、リンクアームの接続を外します。クローザーの油圧がかかっているので外すときは慎重に。
ドアクローザー本体とブラケットを外す
ドアクローザー本体とブラケットがバラバラになったら、それぞれネジを緩めて外していきます。ネジが固いときは、舐めないようにドライバーをしっかり手で握り、押しながら緩めるのがポイントです。
ドアクローザーは重量があるので、いきなりすべてのネジを外すのではなく、徐々に緩めていき、最後は本体を手で支えながら作業しましょう。
また、今回ご紹介したのは本体取り付けネジが見えているドアクローザーですが、取り付けプレートのタイプは作業が異なります。詳しい作業は、必ず製品の説明書を確認してください。
逆の手順で取り付ける
ドアクローザーを外した部分はホコリが溜まっているので、ウエスなどでキレイにしておきましょう。
取り付けは、基本的に取り外した手順の逆で進めていけばOKです。ブラケット・本体どちらも、いきなりネジを固く締めるのではなく、均等に締め付けていくのがポイント。
また、ドアクローザーのネジは開閉時の振動で緩みやすいため、ゆるみ止めを塗っておきましょう。本体やブラケットの傾きが無いことを確認したら、しっかり締め付けて、ガタツキや緩い部分が無いかチェックしましょう。
ストップ機能を調整する
ドアを開けた状態でストップできるタイプのドアクローザーは、角度を調整する必要があります。
一度ドアを開けてみて、ちょうど良く止まる場所に調整しましょう。
ストップ機能はリンクアームのつなぎ目や根本などで調整するケースが多いです。詳しくは製品の説明書で確認して作業してください。
ドアが閉じる速度を調整する
最後に、ドアクローザー本体のネジでドアが閉じる速度を調整します。
ドアが閉じる速度を2~3段階で調整できるクローザーもあります。どのネジがどの段階の早さに対応しているか、説明書でしっかり確認しましょう。
何度かドアを開け閉めしてみて、安全に使える速度に調整してください。
玄関ドアクローザー交換をプロに頼む費用相場
ご自宅に合う玄関ドアクローザーの選び方や交換作業に自信がない方は、プロに相談しましょう。依頼先や製品によっても変わりますが、玄関ドアクローザーをプロに頼む費用相場は2~4万円前後です。
ご自身で交換すれば多少安く抑えられる可能性はありますが、間違ったドアクローザーを選び余計な費用がかかるリスクもあります。ネジを舐めてしまう、取り付けミスで破損してしまうなどのリスクもあるため、自信がない方はプロに相談してみてください。
首都圏で玄関ドアクローザー交換をご希望の方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
自社施工体制で素早くリーズナブルにドアクローザー交換に対応いたします。
まとめ
玄関ドアクローザーの寿命は15~20年が目安と言われているため、油漏れなどのサインが出たら交換を検討しましょう。
DIYに自信がある方は自分で交換に挑戦するのもアリですが、自信がない方、確実に交換したい方はプロにご相談ください。
今回の記事が、玄関ドアの使い勝手改善や寿命を延ばすことにつながれば幸いです。