玄関ドアを外から開かないようにする方法|住宅の防犯対策も紹介
玄関ドアを外から開かないようにするには、たくさんの対策があります。
自宅が犯罪被害に遭わないようにしっかりとした防犯対策を行いたいですよね。
今回は首都圏で玄関ドア・内窓のリフォームなどを手掛けている株式会社MAC(マック)が、以下のポイントを中心に玄関ドアを外から開かないようにする方法をわかりやすく紹介します。
このコラムのポイント |
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自宅が犯罪被害に遭わないように、ぜひ最後までごらんください。
Contents
【簡単な方法】玄関ドアを外から開かないようにする方法
警視庁によると一戸建ての侵入窃盗の侵入経路は「窓」が55.2%と1番多くなっていますが、「玄関ドア」が20.2%と2番目に多くなっています。
マンションでは階数によって異なりますが、3階以下では46.7%、4階以上では61.5%と玄関ドアから侵入している割合が増えています。
上記の結果からも侵入窃盗の被害を防ぐためには、玄関ドアへの対策が必要です。
また、侵入に5分かかると約7割はあきらめ、10分以上かかると侵入者のほとんどがあきらめるといわれています。
犯罪被害を防ぐには、玄関ドアが外から開かないようにして時間をかけさせることも大切です。
玄関ドアを外から開かないようにする具体的な方法は、以下のとおりです。
- 鍵を交換する
- サムターンカバーを付ける
- サムターン用の鍵を付ける
- ガラス窓を対策する
それぞれ詳しく解説します。
鍵を交換する
玄関ドアを外から開かないようにする方法として、以下のような新しい鍵に交換する方法があります。
- ディンプルキー
- 電子錠
ディンプルキー
ディンプルキーとは表面に複数のくぼみがある鍵のことです。
一般的なギザギザの鍵と違って複雑な構造で、「ディンプルキーを使わずに開けるのが非常に難しい&複製が難しい」点が特徴です。
電子錠
電子錠とは、一般的に電池で動くタイプの鍵で、以下のような方法で施解錠します。
- 指紋認証
- 顔認証
- 暗証番号
とくに指紋認証や顔認証は特定の人しか玄関ドアを外から開けれないため防犯性が高い鍵といえます。
物理的な鍵が必要なく便利ですが、ドアの形状によっては取付できないタイプもあるため確認が必要です。
サムターンカバーを付ける
サムターンとは、玄関ドアの室内側にある施錠・解錠部分(つまみのような金具)のことです。
特殊な工具をドアのすき間などから差し込んで玄関ドアを外から開ける手法の「サムターン回し」を防げます。
サムターンカバーによって特殊な工具でも金具を回せないため、解錠できない仕組みです。
サムターン用の鍵を付ける
サムターン回しを防ぐために、サムターン自体に鍵を付けられます。
最近ではサムターン回しの手口が巧妙化しており、サムターンカバーでは外から玄関ドアが開いてしまう可能性があります。
ただし、鍵付きのサムターンは設置できる玄関ドアが限られます。
鍵がドアノブと一体したタイプには設置できないため注意しましょう。
玄関ドアを外から開かないようにする簡単な方法を紹介してきましたが、玄関ドア自体に劣化・不具合などの問題がある場合は、簡単な方法では犯罪被害を防ぎぎれない可能性があります。
そこで次に、玄関ドアを外から開かないようにする本格的な対策を紹介します。
首都圏で補助金を活用した玄関リフォームをご希望の方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
ご要望を伺い、補助金の申請をサポートいたします。
【本格的な方法】玄関ドアを外から開かないようにする方法
玄関ドアを外から開かないようにする本格的な方法は以下のとおりで、防犯対策だけでなく、居住環境の改善につながる可能性もあります。
- 玄関ドアを交換する|採光や断熱性もアップ
- 玄関を広げる
各対策の効果と費用を解説します。
玄関ドアを交換する|採光や断熱性もアップ
玄関ドアの防犯性能は年々進化していて、最新の玄関ドアは外から開けづらい構造となっています。
- 外から開けにくい2ロック
- 「玄関ドア」「玄関ドア枠」のかみ合わせが強力
- サムターン(室内側の施錠・解錠部分)を取り外し可能 など
また、「窓からの侵入を防ぐために、玄関に窓を設置していない」というご家庭も多いのではないでしょうか。
窓のない玄関は採光・通風を確保できない点がネックですが、以下のような玄関ドアは採光・通風確保の役割もあわせ持っているためおすすめです。
玄関ドアの種類 | イメージ |
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スリット付き玄関ドア | |
ランマ付き玄関ドア | |
ガラス入りの玄関ドア |
玄関ドア交換の費用目安は10万円〜50万円ほどで、こちらのページで玄関ドアの価格を確認できます。
〈関連ページ〉玄関ドアの簡単お見積もり
また、玄関ドアの性能は年々進化しているため、玄関ドアの交換を検討する際には、断熱性能の高い玄関ドアを選びましょう。
断熱性能の高い玄関ドアを選ぶと、「冬に玄関がとても寒い」「玄関ドアが結露する」といった悩みも解消できます。
玄関の位置変更・玄関周辺の環境整備など
「玄関が敷地の奥にある」「玄関と居室が離れていて、音などの異変に気づきづらい」といった場合には、防犯性を考慮した以下のようなリフォームをする方法もあります。
- 玄関の位置変更
- 玄関周辺の間取り変更
- 玄関ポーチにセンサーライトを設置
- 玄関周辺を広範囲で写せる防犯カメラを設置 など
また、上記のようなリフォームの際には、「玄関が狭い・寒い・暗い」といった悩みも一緒に解消するプランを検討してください。
玄関の位置変更・玄関周辺の環境整備をするリフォームの費用相場は30万円〜100万円ほどで、内容によって費用が大きく異なります。
首都圏で「防犯対策ができる玄関ドアにしたい」とご希望の方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
様々なバリエーションの玄関ドアからからお客様のご希望に合ったものを提案いたします。
玄関ドアの防犯性を高めるリフォームの注意点
玄関ドアの防犯性を高めるためには、以下の点に注意してリフォームしましょう。
- 賃貸物件の場合は勝手にできない(大家さんに確認する)
- 分譲マンションの場合も勝手にできない(管理規約を確認する)
- 2、3社の見積もりを取り、比較する
- 補助金を活用できる可能性がある
補助金については、詳細な申請要件・申請期限などがあります。
補助金の活用を相談できる施工業者を選んで問い合わせしましょう。
玄関ドアを内側から開かないようにする方法
玄関ドアの防犯は、内側からの対策も必要です。
内側からの対策によって、小さなお子さまやご高齢のご家族が開錠して外に出ることも防げます。
ご自身のご家族構成に合った対策を行いましょう。
ドアチェーン・ドアロックを活用する
ドアチェーン・ドアロックは玄関ドアの内側に設置する金具のことです。
ドアチェーン・ドアロックを常にかけておくことで、小さなお子さまなどが不意に玄関ドアを内側から開けても大きく開口しないため、外への飛び出しなどを防げます。
補助錠を設置する
補助錠とは玄関ドアに後付けできる鍵のことで、外からでないと解錠できない補助錠があります。
工事不要で設置できる補助錠もあるので、ご自宅の状況に合わせて選んでください。
ただし、玄関ドアの種類によって設置できる補助錠が異なるため、注意しましょう。
玄関ドア周辺の防犯性を高める方法
この章では、玄関ドア周辺の防犯性を高める方法を3つ紹介します。
カメラ付きインターホンを設置する
カメラ付きインターホンを設置すれば、カラー画面で来訪者を確認できます。
また、「室内からカメラを起動すると、屋外の様子を確認できる」「来訪者を録画できる」といった点も、犯罪防止の効果を期待できます。
センサー付き照明を活用する
玄関近くにセンサー付き照明を設置することも玄関ドア周辺の防犯性を高める方法です。
センサー付き照明は、人や物の動きを検知して自動点灯する照明のことで、不審者に対して威嚇する効果があります。
留守中や夜間には効果を発揮しますが、不審者以外にも反応してしまうため点灯時間などの設定が必要となります。
スマホ連動センサーを利用する
最新の玄関ドアの中にはスマートフォンと連動しており、アプリで鍵を操作できる製品があります。
- ご家族全員がアプリで玄関ドアの施錠・解錠をできる
- アプリで玄関ドアの施錠歴を確認できる など
ただし、玄関ドア本体やスマートフォンの電池が切れると玄関ドアの鍵を操作できなくなるため、電池の残量チェックを常にする必要があります。
まとめ
玄関ドアを外から開かないようにする方法を詳しく紹介してきました。
「手軽にできる対策」「本格的な対策」どちらも複数の方法があるので、予算やご家族構成に合う方法を組み合わせて防犯対策に役立てていただけると幸いです。