玄関ドアの色は外壁との組み合わせが重要|選び方・人気の色・失敗しないポイントを解説
玄関ドアの色は、好みだけで選ばず、外壁や屋根など住宅全体のテイストと上手に組み合わせることが大切です。
住宅のテイストと合っていない色を選ぶと玄関ドアだけが浮いてしまって、バランスの悪い印象を与えてしまうからです。
今回は首都圏で玄関ドア・内窓のリフォームなどを手掛けている株式会社MAC(マック)が、以下のポイントを中心に玄関ドアの色選びのポイントをわかりやすく紹介します。
このコラムのポイント |
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屋根や外壁と調和し、来客におしゃれな印象を与える玄関ドアの色の選び方がわかります。
ぜひ、最後までごらんください!
玄関ドアの色の選び方
玄関ドアの色の選びの考え方には、以下の2パターンがありますので、まずは最終的にどのようにしたいのか完成のイメージを決めましょう。
- 外観になじむ玄関にしたい
- 外観のアクセントにしたい
玄関ドアの色選びの失敗例として、「玄関ドアの色が住宅全体の雰囲気と合っておらず、浮いてしまった」というパターンが多いです。
したがって、玄関ドアは外壁や屋根など住宅全体の色と調和させることを基本路線として、アクセントを加えたいのであれば全体のバランスを取りながらトータルコディネートすることが重要です。
以下のようなポイントを意識すると、玄関ドアの色で失敗するリスクを軽減できますので参考にしてください。
- 色合いだけでなく、素材をどうするかを決める
- 外観よりも2トーン落とした彩度を選ぶ
- 玄関まわり、外構とのバランスを意識する
特に、玄関ドアには「木製」「金属製(スチール、アルミなど)」「ガラス製」など素材に種類があり、素材によって色のイメージも異なるので、色を決める前に素材を選定するようにするのがおすすめです。
玄関ドアの色と外壁との組み合わせ
ここでは、玄関ドアの色と外壁との組み合わせ方について紹介します。
茶色の外壁に合う玄関ドアの色
茶色の外壁と馴染ませたいのであれば、同系色のダークブラウンで外壁よりもやや濃い目の色がおすすめです。
また、アクセントにしたいのであれば、ベージュ、アイボリー、グレーなどが茶色と相性が良い色とされています。
ベージュの外壁に合う玄関ドアの色
ベージュの外壁には、同系色のベージュの玄関ドアにすることで全体に統一感が出ます。
アクセントとしたいのであれば、ホワイト、ブラウン、カーキーなどナチュラルな色合いと相性が良いです。
また、素材を木製にするなどの工夫でナチュラルな住宅の印象にもマッチしますし、アクセントになるのでおすすめです。
黒い外壁に合う玄関ドアの色
黒い外壁と合う玄関ドアの色は、同系色の黒も良いですが、木目の玄関ドアを組み合わせることでナチュラルモダンな雰囲気になります。
また、スタイリッシュな雰囲気にしたければ、相性が良いシルバーがおすすめです。
白い外壁に合う玄関ドアの色
白い外壁の住宅は、どのような玄関ドアにも相性が良いですが、以下のように求めるテイストが出せる玄関ドアの色を選びましょう。
- ナチュラルテイスト:木目調
- モダンテイスト:黒
- 明るい雰囲気にしたい:パステルカラー
人気のある玄関ドアの色を紹介
玄関ドアの色はメーカーによって多様なバリエーションがありますが、目立ち過ぎないブラウン、グレー、ブラックなどが人気です。
ブラウン系(木目)
ブラウン系の玄関ドアは、様々なテイストの外壁に合わせやすいので人気です。
特に、おしゃれでモダンな雰囲気にしたいなら、ダークブラウン系の色を選ぶことでモダンな印象が強くなります。
LIXIL玄関ドア リシェント 12N型 片開きランマ無し (木目)
グレー系(アルミ)
グレー系の無彩色を玄関ドアの色に選ぶことで、スタイリッシュな雰囲気になります。
また、傷や汚れが目立ちにくいという特徴もあります。
LIXIL玄関ドア リシェント 12N型 片開きランマ無し (アルミ)
ブラック系
ブラック系の玄関ドアは、モダンテイストなガルバリウム鋼板や塗り壁の外壁と相性が良いです。
また、重厚感・高級感もあり外壁によってアクセントカラーにもなります。
LIXIL玄関ドア リシェント M76型 片開きランマ無し (アルミ)
首都圏で「住宅の外壁に合ったおしゃれな玄関ドアにしたい」とご希望の方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
様々なバリエーションの玄関ドアからからお客様のご希望に合ったものを提案いたします。
玄関ドアの色で失敗しないポイント
ここまで、玄関ドアの色は、屋根や外壁などと調和させることが重要であることを紹介してきましたが、その他にも玄関ドアの色で失敗することもあります。
ここでは、玄関ドアの色で失敗しないポイントについて紹介します。
アクセントカラーとして玄関ドアの色を選ぶ際の注意点
住宅全体のアクセントカラーとして玄関ドアの色を選ぶ場合、成功すればおしゃれな雰囲気になりますが、「玄関ドアだけ悪目立ちする」こともあるので、難易度が高いです。
したがって、以下のポイントを意識して慎重に検討しましょう。
- 彩度が低い色を選択する
- カラーシュミレーションを活用する
- 庭や外構などに合った色合いにする
- メインカラーと組み合わせたときに引き立つ色を選ぶ
色の彩度とは、色の鮮やかさの基準となるもので、彩度が高いほど鮮やかな色になり、低いとくすんだ色になります。
外壁と異なったアクセントカラーを選ぶ際は、彩度の低い色を選ぶことで悪目立ちを防止できますのでおすすめです。
汚れ対策を考える
汚れが目立ちにくい色、色あせが発生しにくい素材など経年や日常生活による汚れや錆びなどが目立たない色の玄関ドアにするなど長期的に使用することを想定した色選びが重要です。
例えば、木目調やグレー系の玄関ドアは、汚れが目立ちにくいので定期的に清掃ができない事情がある方におすすめです。
玄関ドアの質感も重視する
玄関ドアの色やデザインだけでなく、玄関ドアの素材など質感にもこだわるとクオリティの高い玄関ドアに仕上がります。
素材により以下のような特徴があるので、参考にしてください。
玄関ドアの種類 | 特徴 |
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木製 | ・質感がやわらかい
・温かみのあるデザインになる ・耐久性はやや劣る |
アルミ製 | ・スタイリッシュなデザイン
・軽いので負担がかかりにくい ・外気温の影響を受けやすい |
スチール製 | ・頑丈なので防犯性に優れている
・デザインのバリエーションが少ない |
ステンレス製 | ・錆びにくい
・デザインのバリエーションが少ない |
機能性も重視する
玄関ドアのデザインや色合いだけでなく、以下のように機能性も重視することが重要です。
(例)
「気密性・断熱性を高めたい!」:断熱ドアなどを採用する
「防犯性を高めたい!」:防犯性能の高いドアを選ぶ(サムターン回し対策 こじ破り対策など)
「明るい玄関にしたい!」:窓付きの玄関を採用する
特に、玄関ドアの断熱性は重要です。
例えば、断熱ドアのように断熱性の高いドアを選ぶことで、ヒートショックの防止など健康面のメリットも得られるのでおすすめです。
玄関ドアの色についてのよくある質問
最後に、玄関ドアの色についてのよくある質問を紹介します。
Q黒色の玄関ドアで後悔することはありますか?
黒色の玄関ドアは、モダンでおしゃれな雰囲気を実現しますが、以下のようなデメリットがあるので注意しましょう。
- 泥はねや砂ぼこりなどの汚れが目立ちやすい
- 熱を吸収するので熱くなりやすい
- 白サビが発生すると目立つ
特に、黒色は熱を吸収しやすい色なので断熱ドアにするなどの工夫をしましょう
Q玄関ドアを木目調にしたいのですが、デメリットはありますか?
木目調の玄関ドアは、本物の木のような素材感とナチュラルなデザインが魅力ですが、以下のようなデメリットがあるので注意しましょう。
- 木製と比べると断熱性が低い
- 傷や凹みなどを修復しにくい
やはり、木製と比べると断熱性が劣りますが、断熱ドアを採用することでデメリットを解消できます。
Q玄関ドアの色あせを防止する方法はありますか?
玄関ドアの色あせの原因は、「紫外線」「風雨」「経年劣化」などですが、以下のような方法で玄関の色あせの進行を遅らせることができます。
- 定期的に清掃する
- 結露しにくい断熱ドアにする
- 庇の設置を検討する
定期的な清掃は、色あせの予防になりますが、木製ドアは水拭きしないなど素材によってメンテナンス方法が異なりますので注意しましょう。
首都圏で「玄関ドアの色選び」にお悩みの方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
様々なバリエーションの玄関ドアの中から、「断熱ドア」など機能性にも優れた玄関ドアを提案いたします。
まとめ
今回は玄関ドアの色の選び方について紹介しました。
玄関ドアの色は、屋根や外壁などに馴染む色を選択するのが無難ですが、シンプルな外観の住宅にアクセントとして玄関ドアの色を選ぶこともできます。
今回紹介した情報をおしゃれで住宅のテイストに合った玄関ドア選びの参考にしていただければ幸いです。