玄関ドアリフォームの費用相場と交換するリクシル（トステム）やYKK APの製品価格を抑えるコツ

2024年6月4日 2024年7月20日

adimn_mac-glass

玄関ドアのリフォーム費用は工事方法と製品価格によって変わり、工事方法は玄関と家屋の状態に合わせて決めていきます。

製品価格には玄関ドアの開き方タイプや、機能の多彩さなど製品による違いと、施工する会社による違いがあります。

価格差の理由を知ることの他に、補助金を活用することも玄関ドアリフォームの費用を抑えるコツです。

このコラムのポイント
玄関ドアリフォームの費用は交換する製品によって変わります。玄関ドアの製品価格は開き方タイプやランマの有無、機能性の高さなどによって変わります。費用を抑えるコツは工事方法や施工先の選択と補助金利用です。

工事方法の違いや製品価格に影響する要素を押さえ、最適な玄関ドアリフォームをするポイントを考えていきましょう。

Contents

1 玄関ドアリフォームの費用に影響する工事方法の違い
2 玄関ドアリフォームで交換する製品に価格の幅を生む要素
- 2.1 玄関ドアの開き方タイプの種類
- 2.2 玄関ドアに備えられる機能性の種類
3 玄関ドアリフォームの工事費の違い
4 YKK APとリクシル（トステム）玄関ドア交換の工事費込み費用
5 玄関ドアリフォームの交換費用を抑えるコツ
6 まとめ

玄関ドアリフォームの費用に影響する工事方法の違い

玄関ドアの交換をするリフォームにはカバー工法とはつり工法という2つの工事方法があります。この2つの工事の大きな違いは壁を壊すか壊さないかという点です。

カバー工法とは上記の画像のように、もとからある玄関ドアを取り外した後、袖やランマを取り外し、新しい玄関ドアを取り付ける工法です。最後に新しい枠をかぶせて玄関ドア交換完了です。

壁を壊さないので1日で工事が完了し、工事費用が抑えられる他、粉塵や騒音が少ないという良さがあります。ただし、現在よりも間口を広げることはできません。

また、玄関枠が老朽化して脆くなっている場合には、カバー工法での工事ができないことがあります。

はつり工法は壁を壊して枠ごと玄関ドアの交換をする為、枠が劣化していても枠ごと交換できることに加え、耐震性に影響がない範囲内で間口を広げられることが利点です。

ただ、玄関ドア交換と同時に壁や床の補修も併せて行う為、工期が1週間程度になり、廃棄する処理物が多いことから、カバー工法の倍以上の費用になることがあります。

どうしても間口を広げる必要がある場合や、玄関ドアの枠が著しく老朽化している場合を除いて、一般的にはカバー工法が採用されている理由の一つは、工期と費用を抑えられるからです。

カバー工法での玄関ドア交換の費用相場は工事費込み価格で30～60万円ですが、はつり工法では100万円以上かかることもあります。

カバー工法での玄関ドア交換を検討される際はお気軽にお問い合わせください。

〈WEBからのお問い合わせ〉
〈お電話からのお問い合わせ〉
〈LINEからのお問い合わせ〉

※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご質問やお悩みなど、お気軽にご相談ください。

〈対応エリア〉

玄関ドアリフォームで交換する製品に価格の幅を生む要素

玄関ドアリフォームの費用には、製品価格と工事費が含まれています。上の画像のように、リフォーム用玄関ドアには色やデザインが豊富に揃っていますが、基本的に色やデザインは価格に影響しません。

それよりも開き方タイプや機能性によって、玄関ドアの製品価格は大きく変わります。具体的にどのようなことが製品価格に影響するのか見ていきましょう。

玄関ドアの開き方タイプの種類

玄関ドアには間口の幅が異なる複数の開き方タイプがあり、一般的に幅が広くなるほど製品価格が上がっていきます。

片開きドア

間口の幅が狭い玄関に取り付けられる1枚だけのドアです。

片袖ドア・親子ドア


片袖ドア	親子ドア

片方に袖がついている片袖ドアと、親扉と子扉が組み合わされている親子ドアは、間口の幅が同じなので、交換の際に開き方タイプを変更できます。また、袖や子扉の幅を狭くして親扉の幅を拡げ、バリアフリーにもできます。

同じ間口ですが、片袖ドアの方が親子ドアより製品価格を抑えられます。

両袖ドア・袖付き親子ドア・両開きドア


両袖ドア	袖付き親子ドア	両開きドア

親子ドアの両側に袖がついている両袖ドア、袖と親子ドアが組み合わされている袖付き親子ドア、左右対称の扉が組み合わされている両開きドアは同じ間口なので、交換の際に開き方タイプを変更できます。

両袖ドアと袖付き親子ドアは、袖や子扉の幅を狭くして親扉の幅を拡げ、バリアフリーにもできます。

加えてどのタイプも、引き戸への交換ができます。同じ間口ですが、製品価格は両袖ドア→袖付き親子ドア→両開きドアの順に上がっていきます。

玄関ドアに備えられる機能性の種類

玄関ドアには玄関内の寒さや暑さ、暗さを解決する機能付きタイプや、鍵の利便性を高めるスマートキー付きタイプがあり、機能性が高くなるほど製品価格が上がっていきます。

断熱性

玄関ドアには非断熱のアルミ玄関ドアと、寒さ暑さを解決する断熱玄関ドアがあります。さらに断熱玄関ドアの中には、標準的な断熱仕様とそれよりも高い断熱仕様があり、加算額は3万円程度です。

リクシルには上記画像のような高断熱仕様の玄関ドアもあり、こちらは一般的な断熱仕様のドアよりも5～10万円程度価格が上がります。

玄関ドアの断熱性の高さは、断熱改修を支援する国の補助金の補助率にも影響し、高くなるほど補助率があがります。

通風機能

通風機能とはロックしたままの玄関ドアから風を採り入れられる縦に細長い内開き窓のことです。窓のない玄関であっても、カビやニオイを防ぎます。

通風機能のついているデザインの玄関ドアは、ついていない玄関ドアより数万円程度価格が上がります。

防火戸

防火地域、準防火地域では設置が義務づけられている火災の延焼を防ぐ為の防火戸は、最も大きく価格に影響し、20万円程度価格が上がります。

一般的に玄関ドアリフォーム費用の相場という数字には、防火戸が含まれていないことがほとんどです。

ランマ


ランマ無し	ランマ有り

ランマがあると、1～2万円程度価格が上がります。

価格に影響しない防犯と採光

リクシルとYKK APの玄関ドアには、標準仕様で最新のあらゆる侵入窃盗の手口への対策が備えられています。また、太陽光を採り込み玄関内を明るくする採光デザインも、製品価格への影響なく選べます。

スマートキー

オプションでスマートー付きの玄関ドアにできます。スマートキーの種類によって加算される額が変わりリモコンキーなら8万円、カードキーなら5万円程度です。

こちらから玄関ドアリフォームの費用を開き方タイプ別にお見積もりいただけます。

玄関ドアリフォームの工事費の違い

玄関ドアの工事費は工法によって変わることは前述しましたが、同じくカバー工法であっても、施工する会社によって工事費が変わります。

自社で現地調査から工事までを一貫して行う会社は、工事費が抑えられていますが、ホームセンターや全国展開しているリフォーム会社などは下請けに出すので、その分の工事費が割高です。

下請けに出すか出さないかということは、工事の費用だけではなく品質にも影響します。その理由はおもに2つ挙げられます。ひとつは自社で一貫して工事を進める会社では、現地調査の内容が密に工事担当者に伝わるからです。

もうひとつの理由は、自社で一貫して工事を進める会社では、玄関ドア交換の工事を得意とする担当者が必ず工事に携わることです。

さらに自社で一貫して工事を進める会社では、扱う玄関ドアのメーカーが特定されている為、そのメーカーの玄関ドアの特性を知り抜いた上で工事が進められます。その結果として、質の高い仕上がりに繋がるのです。

一方、ホームセンターやリフォーム会社の下請け業者は、非常に優秀で腕の良い職人から、玄関ドア交換の施工経験が少ない職人まで千差万別です。施工を依頼する際に、下請け業者を指定できないので、どの職人にあたるかは賭けのようなものです。

自社で一貫して工事を進める会社では、必ず玄関ドア交換の経験が豊富な職人が担当するので、仕上がりの良さが保障されます。

〈WEBからのお問い合わせ〉
〈お電話からのお問い合わせ〉
〈LINEからのお問い合わせ〉

※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご質問やお悩みなど、お気軽にご相談ください。

〈対応エリア〉

YKK APとリクシル（トステム）玄関ドア交換の工事費込み費用

新築用玄関ドアでも人気の高いリクシルとYKK APには、カバー工法に使うリフォーム用玄関ドアも用意されています。リクシルの玄関ドアはリクシルの小会社であるトステムの製品です。

YKK APの公式サイトに玄関ドア（親子）交換の工事費込み費用の参考価格が公開されているので、見てみましょう。

玄関ドアの機能	玄関ドアの価格帯
非断熱アルミドア	32万～44万円
断熱ドア	42万～57万円
断熱ドア通風タイプ	49万～67万円
断熱ドア　ピタットキー付き	55万～73万円
寒冷地向け断熱ドア　ピタットキー付き	56万円～74万円

YKK AP株式会社　リフォームで、もっと安全＆便利に！かんたんドアリモラインアップ

＊上記表の中にあるピタットキーとは、YKK APのスマートキーのうちのひとつです。

YKK APのスマートキーには顔認証キーとポケットキーとピタットキーがあります。

顔認証キー　顔を判別して施解錠するキーです。電気工事を伴うのでリフォームでは採用されないことが多いです。
ポケットキー　リモコンで施解錠し、遠隔操作もできる電子錠です。
ピタットキー　非常用手動キーが内蔵されているタグキーという電子錠です。カードキーと同じような使い方をしますが、非常用手動キーが内蔵されているので、閉め出しの心配がありません。

どのタイプもスマホをキーとして使えます。

この中でピタットキーが最も価格が抑えられているので、ポケットキー（リモコンキー）をつけたい場合は、上記料金に3万円程度加算されます。

リクシルの公式サイトには、価格帯別の玄関ドアリフォームの例が紹介されています。玄関ドア交換だけなら30万円からの例もあります。

このサイト内の資料は2019年4月時点の調査の結果なので、現在ではこれよりも価格が上がっています。参考としてご覧ください。

リクシル株式会社　玄関ドアリフォームの費用相場

株式会社MAC(マック)の玄関ドアリフォームの費用はこちらからご確認いただけます。