風で玄関ドアがガタガタするときの対策|原因とプロに相談するべき症状も解説
風が吹くたびに玄関ドアが「ガタガタ」と音を立てると、どうしても気になってしまい、ストレスを感じる方も少なくありません。
今回は玄関リフォームの専門家『ゼロハーモニー(株式会社MAC(マック))』が、「玄関ドアのガタガタ音の改善に効果的な対策」「ガタガタ音がする原因」「プロに依頼すべき症状」などをわかりやすく解説します。
首都圏で玄関ドアが風でガタガタする現象にお悩みの方は、ゼロハーモニー(株式会社MAC(マック))へお問い合わせください。
ご要望やご予算に合わせて、最適な提案をいたします。
玄関ドアのうるさい「ガタガタ」に効果的な5つの対策
ここからは、玄関ドアが風でガタガタ鳴るときの対策を紹介します。
まずは手軽にできる方法を試しながら、静かな玄関を取り戻しましょう。
すき間テープで音と風をブロック
まずは、すき間テープを使った方法です。
すき間テープでドア枠と扉の間にできたすき間をふさげば、「ガタガタ」と鳴る音を軽減し、風の侵入を防ぎます。
上部・側面・下部の3点に貼ることで、振動と音を大幅に抑えられます。
防音と断熱の両方に効果があり、冬場の冷気対策としても一石二鳥です。
すき間テープを活用する方法の詳細は、こちらの記事で確認できます。
〈関連コラム〉
玄関ドアのすき間はテープで埋めるのが正解?すき間風やゴキブリなどの虫を防止する対策を解説
ドアクローザーの調整・交換
ドアクローザーは、ドアの開閉スピードを調整し、静かに閉まるようにする装置です。
開閉時の衝撃を和らげる役割もあるため、正しく調整すればドアの揺れやガタガタ音の発生を防げます。
本体のネジを回すことで開閉スピードを調整でき、ドアが早く閉まりすぎる場合は、ゆっくり閉まるように設定し直すことで振動や音を軽減できます。
ただし、調整で改善しないときや部品が劣化している場合は、クローザー自体の交換が必要です。
戸当たりゴム・緩衝材を取り付ける
ドアと枠の接触部分に戸当たりゴムや緩衝材を取り付けると、風でドアが揺れた際の衝撃音を吸収できます。
特に風が直接当たる位置や、ドアが上下にわずかに動いて音が鳴る箇所に設置すると効果的です。
簡単に貼れる製品が多く、見た目もスッキリしており、賃貸住宅でも使いやすいのが特徴です。
簡易ストッパーでドアを固定
ドアが大きく動いてしまうときは、簡易ストッパーで物理的に動きを制限するのが効果的です。
床置きタイプやドアノブにかけるタイプがあり、設置も取り外しも簡単です。
強風の日だけ設置するなど、臨機応変に使えるメリットもあります。
滑り止め付きのタイプを選べば安定感が増し、ドアが動かなくなることで音も振動も抑えられます。
玄関ドアを交換する
長年使用している玄関ドアがガタついている場合は、思い切ってドアごと交換するのも選択肢の一つです。
最近の玄関ドアは断熱性・防音性・防犯性に優れており、騒音やすき間風の悩みを一挙に解決できます。
外観の印象も良くなるため、快適性と資産価値の向上も期待できます。
首都圏で玄関ドアが風でガタガタする現象にお悩みの方は、ゼロハーモニー(株式会社MAC(マック))へお問い合わせください。
玄関ドアが風でガタガタする原因
玄関ドアが風でガタつく原因は、ドアの種類や構造によって異なります。
ここでは、開き戸・引き戸それぞれの代表的な原因を見ていきましょう。
開き戸タイプの主な原因
開き戸は正面から風圧を受けやすく、すき間があるとドア全体が振動しやすくなります。
特に以下のような状態があると、ガタガタと音が出やすいです。
ご自宅の玄関ドアの状態をチェックしてみてください。
- ラッチに不具合があり、ドアが固定されていない
(※ラッチ=ドアをカチッと固定する金具)
- ドアクローザーの不調で、ドアが急に閉まり衝撃が大きくなる
- ドアと枠の間にすき間ができている
- 建て付けにずれがあり、開閉がスムーズにできない
例えばクローザーが正常に機能していないと、ドアが勢いよく閉まるたびに衝撃が加わり、その振動がガタガタ音として現れます。
「うるさい」と感じるほどの場合は、これらの原因が複合的に重なっている可能性が高いです。
早めに点検し、適切な対策を講じましょう。
引き戸タイプの主な原因
引き戸は、風を受けるとドアがレール上で揺れやすく、ガタガタと音を立てることがあります。
主な原因は以下の通りです。
- 車輪の劣化:ドア下部の車輪が摩耗してぐらつく
- 上部ガイドの不備:ドア上部が固定されず揺れる
- パッキンの摩耗:パッキンが劣化して風が侵入している
気づかないうちに劣化していることも多く、音が目立ち始めたら部品の状態を専門業者に点検してもらうのがおすすめです。
すき間風が侵入している場合、窓に風が当たって窓のガタガタ音が気になることもあります。
窓がガタガタと音がする症状の詳細は、こちらの記事で確認できます。
〈関連コラム〉
「窓が風でガタガタうるさい」原因と8つの対策、費用を抑える方法も解説
ガタガタする玄関ドアを放置するリスク

玄関ドアのガタガタ音を軽く見て放置してしまうと、思わぬ問題に発展することがあります。
以下のようなリスクには十分に注意しましょう。
ドアや枠の劣化が進む
ドアが風で揺れる状態を放置すると、振動によって蝶番や枠が徐々に緩みます。
そのまま使用を続けるとドアが傾いたり、枠と接触して傷がついたりする恐れもあります。
放置期間が長くなるほど修理費用がかさむため、早めの点検が重要です。
冷暖房の効率が下がる
すき間風が発生すると、外気が室内に入り込み、空調が効きにくくなります。
冬は冷気、夏は熱気が入り込み、室温が安定せず電気代も増加します。
玄関ドアの密閉性を保つことは、快適な室内環境を維持するためにも大切です。
ガタガタ音がストレスになる
ドアのガタガタ音は、日常の静けさを乱し、思った以上にストレスを感じる原因になります。
気になって眠れない、作業に集中できないなど、生活の質に影響を及ぼすこともあります。
特に静かな時間を好む方や音に敏感な人にとっては、深刻な悩みに発展しかねません。
快適な環境を保つためにも、早めに対策を取りましょう。
防犯性が下がるリスクもある
見た目に不備があるドアは、「鍵が甘そう」「壊れていそう」と空き巣に目をつけられやすくなります。
しっかり閉まらない、すき間があるといった状態は、防犯の上でも大きなリスクです。
見た目にも安心感のある玄関を維持するためには、早めの対処が欠かせません。
これは注意!プロに相談すべき症状
ここからは、プロに相談すべき症状について解説します。
以下のような症状が見られる場合は、早めの点検・修理が必要です。
ドアに傾き・変形がある
ドアが傾いて閉まりにくかったり、すき間が不均一になったりしている場合は、本体や枠のゆがみが進行している可能性があります。
この状態を放置すると、ドアのこすれや枠の損傷がひどくなり、部品交換や枠全体の修繕が必要になってしまいます。
素人判断での調整はさらに悪化させてしまうことがあるため、プロに状態を診てもらい、正しく調整してもらいましょう。
ドアや枠にひび割れ・腐食がある
木部の腐食や鉄部分のサビによるひび割れは、放っておくとドア全体の強度が落ち、最終的には交換が必要になる可能性があります。
見た目の問題だけでなく、ちょっとした衝撃で破損しやすくなり、防犯性の低下も心配です。
小さな傷のうちに専門業者に相談すれば、必要最低限の補修で済むことが多く、費用も抑えられます。
ドアクローザーやラッチが壊れている
ドアがバタンと勢いよく閉まったり、最後までカチッと閉まらないと感じたりしたら、ドアクローザーやラッチが故障している可能性があります。
これらに不具合があると、静音性や防犯性にも影響します。
専用の工具や調整が必要な場合が多いため、無理に自分で直そうとせず、専門業者に依頼した方が確実です。
引き戸が開閉できない・レールが削れている
引き戸がスムーズに動かない、レールに深い傷や摩耗が見られる場合は、構造的な修理や交換が必要になることがあります。
放置すると戸が完全に開閉できなくなるほか、騒音や防犯面の問題にも発展しかねません。
戸車やレールは目に見えにくい部分も多く、プロによる点検で初めて原因が特定されるケースもあります。
必要に応じて引き戸を高性能なものに交換すれば、防音性や気密性が改善され、防犯対策にもなります。
リフォームの際に活用できる自治体の補助金制度もあるので、気になる方は専門業者に相談してみましょう。
玄関引き戸のリフォーム補助金についての詳細は、こちらの記事で確認できます。
〈関連コラム〉
【2025年最新】玄関引き戸のリフォーム補助金を申請する方法|いくら、いつまでなど解説
防犯性に不安がある
鍵がかかりにくい、ドアがしっかり閉まらないといった状態は、防犯性の低下を招くサインです。
わずかなすき間でも、空き巣にとっては侵入のきっかけになります。
市販の対策グッズでは十分な対処が難しい場合も多く、専門業者であれば最新の防犯対策を踏まえた補修・交換が可能です。
大切なご家族や財産を守るためにも、不安を感じたら早めの相談をおすすめします。
首都圏でバリアフリーのリフォームを検討している方は、ゼロハーモニー(株式会社MAC(マック))へお問い合わせください。
豊富な知識と実績により、安心できるリフォームを行います。
まとめ
玄関ドアのガタガタ音はちょっとした対策で改善できるケースもありますが、状態によってはDIYでは対応が難しいこともあります。
異音やゆがみ、締まりの悪さが気になるようなら、無理に自己判断せず、信頼できるリフォーム業者に相談するのが確実です。
適切な処置を施し、安心して暮らせる住まいを実現しましょう。