木製ドアの反りを直す方法|DIY補修・交換の判断基準とお得にリフォームできる補助金も紹介
木製ドアは湿気や乾燥の影響を受けやすく、長年使用すると反ってしまうことがあります。
「ドアがきちんと閉まらない」や「開閉時に引っかかる」といった症状が出ると、日常の使い勝手に支障をきたすだけでなく、防音性や断熱性の低下にもつながるので注意が必要です。
今回は、玄関ドアや室内ドアリフォームの専門家「株式会社MAC(マック)」が、以下の項目について詳しく解説します。
このコラムのポイント |
---|
|
Contents
木製ドアが反る原因とは
木製ドアは自然素材のため環境の影響を受けやすく、木材の膨張・収縮によって反りが発生します。
以下の要因が重なると、ドアが反りやすくなります。
- 温度差や湿度の変化
- 経年劣化による木材の水分バランスの変化
- 施工時のズレや歪みの影響
- ヒンジや金具の緩み
温度差や湿度の変化
木製ドアが反る主な原因は、ドアの表と裏が異なる環境にさらされることです。
たとえば、冬場にリビングと玄関ホールを仕切る木製ドアでは、暖かいリビング側のドア表面は膨張し、冷たい玄関側のドア表面は収縮するため、一時的に反りが発生します。
湿度の差も温度差と同様に影響し、ドアの変形を引き起こす要因の一つです。
温度差や湿度の違いによる膨張・収縮の繰り返しが、ドアの反りを引き起こします。
経年劣化による木材の水分バランスの変化
長年使用すると、木材内部の水分バランスが変化し、反りが発生することがあります。
新しい木材にはある程度の水分が含まれていますが、時間が経つにつれて乾燥が進み、木材内部の繊維が収縮していきます。
この変化によって、木の一部分だけが縮んだり、逆に膨張し続けたりすると、反りが発生するのです。
特に、無垢材のドアは木目の影響を受けやすく、一方向に反りやすい傾向があるため、経年変化を考慮した対策が求められます。
施工時のズレや歪みの影響
木製ドアは、設置時の精度が重要です。
取り付けの際にドア枠とわずかにズレがあると、使用するうちに負荷がかかり、反りが発生しやすくなります。
特に、新築後数年は建物が微妙に動くことがあるため、ドアの調整が必要になる場合があります。
ヒンジや金具の緩み
ドアの開閉を支えるヒンジ(蝶番)や金具が緩むと、ドアのバランスが崩れ、反りが進行することがあります。
重い木製の玄関ドアは、開閉のたびにヒンジに負荷がかかり、ビスが少しずつ緩んでしまうことが少なくありません。
そのまま放置すると、ドアの片側が下がり、ドア枠とのズレが生じて反りの原因となります。
開閉がスムーズにできなくなる恐れがあるため、定期的にネジを締め直し、調整することが重要です。
ドアの蝶番を調整する方法は、こちらの記事で確認できます。
<関連ページ>ドアの古い蝶番を調整する方法を解説│枠に当たる・床に擦れる・閉まらないなど不満を解消
木製ドアの反りの進行度チェック
木製ドアの反りは、初期段階で適切に対処すれば、大きな変形を防ぐことができます。
以下のポイントを参考に、ドアの状態をチェックしてみましょう。
- ドアが閉まりにくくなっている
- ドアの歪みが目視できる
- ドアの隙間が、上下または左右で不均一になっている
- 取っ手が回しにくかったり、鍵がかかりにくくなったりしている
これらの症状が見られる場合は、早めの対策が必要です。
玄関ドアが閉まりにくい場合は、こちらの記事も参考にしてください。
<関連ページ>玄関ドアの熱膨張を防ぐ対策3選|原因や閉まりにくい場合の対処法も紹介
首都圏で木製ドアのリフォームを検討している方は、株式会社MAC(マック)までお問い合わせください。
反った木製ドアを自分で直す方法
ドアの反りが軽度であれば、自分で修理できることがあります。
湿度調整や補強金具の取り付けを試すことで、元の形状に近づけることができます。
ただし、玄関ドアのような重量のあるドアについては、ドア交換が必要なケースも多く、自力で直すのは難しいので、プロの専門業者に相談しましょう。
湿度調整で反りを戻す方法
木製ドアの反りは、多くの場合、湿度変化が原因です。
湿度を適切に管理すれば、反りを軽減できる可能性があります。
- 加湿器や除湿器を使い、湿度を40〜60%に保つ
- 扇風機やサーキュレーターを使って空気の流れを作り、ドア周りの換気を良くする
- 直接日光が当たらないよう、窓にカーテンやブラインドを取り付けて遮る
発生した反りは、時間の経過とともに小さくなることがあります。
開閉に支障がなければ、しばらく様子を見ましょう。
クランプと湿気を活用した反りの修正方法
軽度の反りであれば、クランプ(万力)を使って修正できます。
必要な道具や手順は以下のとおりです。
【必要な道具】
- クランプ
- タオル
- 水
【クランプを利用した修正方法の手順】
クランプを利用した修正方法の手順 |
---|
|
湿気を適度に与え、ゆっくりと反りを修正するのがポイントです。
ただし、過度に水分を与えすぎると逆に膨張しすぎてしまうため、タオルの湿り具合に注意しましょう。
また、玄関ドアは室内ドアに比べて大きく、重量もあるため、事故や破損のリスクが高くなります。
重量のあるドアの反りを直す場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
補強金具を使った補修方法
ドアの反りが戻らない場合は、補強金具を取り付けて形を安定させることも効果的です。
反りのある部分を確認し、L字金具や補強バーを取り付け、ネジで固定します。
ホームセンターで手軽に購入でき、比較的簡単に補修できます。
ただし、見た目に影響が出るため、目立たない部分に取り付けるのがおすすめです。
さらに、完全に元に戻すのは難しいため、症状がひどい場合は交換も視野に入れる必要があります。
玄関ドアが閉まりにくい原因と対処法については、こちらの記事で確認できます。
<関連ページ>玄関ドアが閉まりにくい場合の5つの原因とは?|ラッチが引っかかる、蝶番の緩みなど不具合の対処法を解説
木製ドアの反りは修理より交換すべきケース
木製ドアの反りを自分で修理するか交換するか迷っている場合は、以下の状態に当てはまるかを確認し、交換を検討しましょう。
- ドアの開閉に大きな力が必要
- ドアが完全に閉まらない、または隙間が生じている
- 反りによってドア枠と強くこすれ、開閉時に異音がする
- 複数回DIY修理を試したが効果がない
- 気候の影響で材質が劣化している
新しいドアに交換すれば、安全性や快適性を向上するだけでなく、住まい全体の印象も大きく変わります。
首都圏で木製ドアのリフォームを検討している方は、株式会社MAC(マック)までお問い合わせください。
木製ドアのリフォーム費用の相場
木製ドアのリフォーム費用は、ドアの設置場所、種類、素材、デザイン、工事の方法によって大きく異なります。
一般的な費用の相場は以下のとおりです。
【玄関ドアの交換費用】
- ドア本体の交換のみ:20万~50万円
- カバー工法:30万~80万円
- はつり工法:40万~100万円
【室内ドアの交換費用】
- ドア本体の交換のみ:7万~22万円
- ドアと本体とドア枠をセットで交換:10万〜25万円
- 開閉方式の異なるドアに交換:20万〜35万円
なお、施工会社によっては、古いドアの撤去費用や周辺の壁・床の補修費が別途発生する場合があります。
また、デザインや機能性を重視したカスタムメイドの木製ドアを選ぶと、費用は大幅に上昇する可能性があります。
玄関ドアのカバー工法によるリフォームの費用の目安については、こちらの記事も参考にしてください。
<関連ページ>【玄関ドアのリフォーム】カバー工法とは?|費用の目安、メリット・デメリット、その他の工法も紹介
木製の玄関ドアのリフォームで活用できる国の補助金
国が主導する玄関ドアのリフォーム向け補助金事業を紹介します。
先進的窓リノベ事業
先進的窓リノベ事業は、住宅の断熱性能向上を目的とした、窓やドアのリフォーム向けの補助金です。
項目 | 内容 |
---|---|
補助対象者 | 戸建、共同住宅を問わず、既存住宅の開口部の断熱性能を向上させる事業を行う者 |
対象住宅 | 人が居住する家屋で、建築から1年以上経過しているか、過去に人が居住した住宅 |
補助対象となる工事 | 既存ドアの枠を残し、既存枠の上から新たな枠を取り付けてドアを交換する工事(カバー工法) |
既存ドアを枠ごと撤去し、新たな枠を取り付けてドアを交換する工事(はつり工法) | |
補助額 | 4万6,000円〜22万円(設置する製品の性能・大きさ・住宅の種類に応じて定額補助) |
先進的窓リノベ2025事業の詳細については、こちらの記事で詳しく解説しています。
<関連ページ>先進的窓リノベ事業補助金はなくならず2025年も実施|登録事業者・対象商品など最新情報を簡単解説
子育てグリーン住宅支援事業
項目 | 内容 |
---|---|
補助対象者 | ・グリーン住宅支援事業者と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事を行う方 ・リフォームする住宅の所有者等であること |
対象住宅 | 人の居住用に供する家屋 |
補助対象となる工事 | <必須工事> ・開口部の断熱改修 ・躯体の断熱改修 ・エコ住宅設備の設置 <附帯工事> ・子育て対応改修(防犯性の向上に資する窓・ドア、生活騒音への配慮に資する窓、ドアが対象) ・防災性向上改修 ・バリアフリー改修 ・空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置 ・リフォーム瑕疵保険等への加入 |
補助額 | ・必須工事3種を全て実施した場合:上限60万円/戸 ・必須工事3種のうち2種を実施した場合:上限40万円/戸 |
<参照>住宅省エネ2025キャンペーンウェブサイト:子育てグリーン住宅支援事業 リフォーム概要
このほかにも、地方自治体が実施する補助金もあります。
お住まいの自治体のウェブサイトを確認してください。
千葉県の玄関ドアリフォームに関する補助金については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
<関連ページ>【2025最新】千葉県の玄関ドアリフォーム補助金を解説│自治体、国それぞれの制度を紹介
首都圏で補助金を活用した木製ドアのリフォームを検討している方は、株式会社MAC(マック)までお問い合わせください。
まとめ
木製ドアの反りは、湿気や乾燥の影響、経年劣化、施工時のズレなどが原因で発生します。
軽度の反りであれば、湿度調整や補強金具を使ったDIY修理で改善できる場合がありますが、完全に直すのは難しい場合もあります。
反りがひどく開閉が困難な場合や、ドアの劣化が進んでいる場合は、交換を検討しましょう。
「先進的窓リノベ事業」などの補助金を活用すると、玄関ドアや窓のリフォームをお得に実施できます。
木製ドアの修理や交換でお悩みの方は、株式会社MAC(マック)までお問い合わせください。