外玄関の段差をなくす方法・費用|ブロックの高い階段を緩やかにする手軽なアイデアから本格リフォームまで
「外玄関の段差をなくしたい」
このような悩みをお持ちではありませんか。
外玄関に段差があると、つまづいたり転んだりする可能性があるため「危険だなぁ」と感じることがあります。
そこで本記事では、首都圏のエクステリアの専門家である株式会社MAC(マック)が、外玄関の段差をなくす方法や費用を詳しく解説します。
「安全に暮らしたい」「玄関前でストレスを感じない生活をしたい」などの悩みに寄り添う内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
このコラムのポイント |
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Contents
外階段の段差をなくす方法・費用
外階段の段差をなくす方法には、主にホームセンターなどで販売されている方法と、外玄関をリフォームする方法の2種類があります。
また、それぞれどのぐらいが発生するのかも気になるところです。
そこで、最初の章では、外階段の段差をなくす方法や費用をご紹介します。
- 高い階段を緩やかにするアイデア
- 段差をなくす本格的なリフォーム方法
- 費用
一緒に確認しましょう。
なお、これからご紹介する費用はあくまでも一例です。
同じ価格を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
ブロックの高い階段を緩やかにする手軽なアイデア・費用一覧
玄関ポーチにあるブロックの段差を解消する方法に、ホームセンターなどで販売されているアイテムを使う方法があります。
以下は、ホームセンターなどで購入できる 段差解消用のアイテムと費用の一覧です。
段差解消用アイテム | 費用 |
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段差プレート | 約2,000~5,000円 |
可搬型ケアスロープ | 約60,000~250,000円 |
アルミブリッジ | 約15,000~30,000円 |
いずれも工事や工具を必要とせず、設置するだけなので、購入したその日に使い始められます。
また、可搬型ケアスロープやアルミブリッジを使えば、ブロックの高い階段にスロープが設けられます。
車椅子の方や、段差を登るのが難しい方がいる家庭にもおすすめです。
外玄関の段差をなくす本格リフォーム・費用一覧
外玄関の段差をなくす本格リフォームには、以下のような方法があります。
- スロープの設置
- 段差解消機の設置
- 小さなスロープの設置
- 踏み台と手すりの設置
- 玄関全体のリフォーム
また、各種方法の費用は下記の通りです。
リフォーム方法 | リフォーム内容・効果 | 費用 |
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スロープの設置 |
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約15~20万円 |
段差解消機の設置 |
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約20~30万円 |
小さなスロープの設置 |
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約2~10万円 |
踏み台と手すりの設置 |
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約2~4万円 |
玄関全体のリフォーム | 手すりやスロープを含む玄関全体のリフォーム | 約40~50万円 |
首都圏で「玄関まわりのリフォームをしたい」と考えている方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
ご要望を丁寧にヒアリングし、お客様に合った提案をいたします。
外玄関の段差をなくすリフォームに活用できる補助金
外玄関の段差をなくすリフォームには、下記の補助金が活用できる可能性があります。
- 介護保険
- 市区町村の助成金
介護保険は、2000年から始まった保険制度のひとつです。
納付された保険料は介護保険の財源となり、各市町村が財源を利用して住民にサービスを提供します。
このサービスにあるひとつが、住宅改修費の支給です。
手すりの取り付けや段差の解消など、条件を満たすと補助金が支給されます。
なお、支給額の条件は20万円です。
介護保険の自己負担割に応じて、リフォーム費用の7~9割が支給されます。
また、引っ越しをした場合や要介護区分が3段階以上になった場合は、改めて支給が受けられます。
市区町村の助成金は、各自治体が独自に設けている補助金や助成金のことです。
介護保険でカバーしきれなかった費用分を補助してもらえることがあります。
なお、どのような制度があるのか、どれぐらい支給されるかは自治体によって異なります。
制度を利用する直前に、自治体のホームページなどで確認しましょう。
以下の記事では、玄関をバリアフリーリフォームする際に活用できる補助金などについて詳しく解説していますので、ぜひお読みください。
<関連コラム>玄関をバリアフリーリフォームする目的と方法|補助金や介護保険も解説
外階段をバリアフリー化する際の注意点
ここまで、外玄関の段差をなくす方法や補助金について解説しました。
続いて、外階段をバリアフリー化する際に注意すべき点をご紹介します。
- 外階段の最適な高さや段数
- 玄関スロープの最適な勾配や距離
- 手すり設置の際の注意点
- バリアフリー化に伴う防犯性の見直し
一緒に確認しましょう。
外階段を設ける場合の最適な高さ・段数
外階段を設ける際、以下のような計算式で最適な階段の大きさが求められます。
高さ×2+階段の幅=60cm
例えば、階段の幅が30cmの場合は1段の高さを15cm、階段の幅が36cmであれば1段の高さを12cmに設定すればよいことになります。
また、高さが45cmの場所に幅30cmの外階段を設ける場合、適した段数は3段です。
同様に、高さが48cmの場所に幅36cmの外階段を設ける場合、適した段数は4段となります。
玄関スロープを設ける場合の最適な勾配・距離
玄関スロープを設ける際の適した勾配は下記のとおりです。
- 建築基準法:1/8以下
- バリアフリー法:1/12以下
- 車椅子を自走する場合:1/15以下
例えば、高さが10cm上がるスロープを設ける場合、水平距離を80cmにすれば建築基準法が定めるスロープの勾配になります。
ただし、勾配が1/8だと、車椅子で移動するのは困難です。
バリアフリー化のためにスロープを設けるのであれば、勾配が1/12以下もしくは1/15以下になるよう距離を設定しましょう。
なお、スロープを設ける場所が狭い場合は、折り返しを設けるのがおすすめです。
以下の記事では、玄関にスロープを後付けする方法や補助金制度などを詳しく解説していますので、ぜひお読みください。
<関連コラム>玄関スロープの後付け方法や設置ポイント|車椅子対応設計の費用と補助金制度も紹介
手すり設置・素材選びで転倒事故防止
外階段をバリアフリー化するにあたって、手すりの設置は非常に重要です。
手すりがあれば、階段が安全かつ楽に上り下りできます。
また、転倒事故の防止に繋がるのもメリットです。
なお、手すりの素材には、主にアルミとエストラマー樹脂の2種類があります。
アルミ製の手すりとエストラマー樹脂の手すりの特徴やメリットは下記のとおりです。
素材 | 特徴・メリット |
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アルミ |
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エストラマー樹脂 |
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バリアフリー化の際に防犯性も見直すのがおすすめ
外玄関の段差をなくしたりバリアフリー化したりする際に、防犯性を見直すのもおすすめです。
玄関まわりでできる防犯対策には、以下のようなものがあります。
- 防犯カメラの設置
- センサーライトの設置
- 鍵の交換 など
また、戸建住宅で、最も侵入されやすいのが「窓」です。
窓でできる防犯対策には、以下のようなものがあります。
- 防犯ガラスへの交換
- シャッターの設置
- 目隠しルーバーの設置
- 補助錠を設置
- 面格子の設置 など
以下の記事で、面格子の防犯性について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
<関連コラム>面格子だけでは意味のない防犯対策になる可能性あり|防犯性を最強にする方法、面格子の選び方など解説
首都圏で「玄関周辺の防犯性を向上させたい」とお考えの方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
お客様に適した提案をいたします。
外玄関の段差をなくす場合、適切な段差をつくる場合のメリット・デメリット
最後に、外玄関の段差をなくす場合と適切な段差をつくる場合のメリットやデメリットをご紹介します。
外玄関の段差をなくしていいかどうかを判断する材料として、ぜひお読みください。
外玄関の段差をなくす場合のメリット・デメリット
外玄関の段差をなくすメリットとデメリットは下記のとおりです。
メリット | デメリット |
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外玄関に適切な段差をつくる場合のメリット・デメリット
外玄関に適切な段差をつくるメリットとデメリットは下記のとおりです。
メリット | デメリット |
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まとめ
外玄関の段差をなくす方法には、ホームセンターで購入できるアイテムで解消する方法と、本格的にリフォームする方法の2種類があります。
とくに本格的にリフォームする方法では、補助金が申請できる場合があるため、ぜひ積極的に活用しましょう。
ただし、外玄関の段差を完全になくさない方がよい場合もあるため注意が必要です。
本当になくしてもよいかよく考えてから決断しましょう。
本記事が「安全に暮らしたい」「玄関前でストレスを感じない生活をしたい」などの悩み解消の手助けになれば幸いです。
首都圏で「外玄関の段差を解消したい」と考えている方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
段差を解消するべきか残すべきかも含めて、お客様に適した提案をいたします。