二重窓のデメリットとは|メリットや後悔を回避する方法、「効果なし」といわれる理由も解説

二重窓のデメリットとは|メリットや後悔を回避する方法、「効果なし」といわれる理由も解説

二重窓のデメリットを知りたい」と考える方は多くいらっしゃいます。

二重窓で後悔しないためには、メリットだけではなく、デメリットをチェックしておくことも大切です。

そこで今回は、首都圏で窓のリフォームを数多く手がける株式会社MAC(マック)が、二重窓のデメリットを解説します。

 

このコラムのポイント
  • 開閉の手間が増えるなど、二重窓のデメリットを解説します。
  • 二重窓のメリットや、二重窓が「効果なし」といわれる理由をお伝えします。
  • 実績豊富な施工業者に依頼するなど、二重窓で後悔を回避する方法をご紹介します。

 

この記事を読むと、二重窓の知っておきたい注意点をまとめて確認できるので、ぜひ最後までごらんください。

二重窓とは

二重窓とは

「二重窓」とは現在の窓の内側に新たに窓を設置することで、「二重サッシ」「内窓」と呼ばれる場合もあります。

外窓と内窓の間の空気層によって外気の影響を受けにくくなるため、断熱性アップなどを見込めるのが魅力です。

なお、窓そのものが2枚ある「二重窓」と、1つのサッシに2枚のガラスがはまっている「ペアガラス」は別物なので、注意しましょう。

 

ペアガラスとトリプルガラスの違いを、こちらの記事で解説しています。

〈関連ページ〉ペアガラスとトリプルガラスの違いを比較|どっちがいいか判断する際のポイントも解説

 

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二重窓のデメリット

二重窓のデメリット

二重窓のデメリットは、以下のとおりです。

  • 開閉の手間が増える
  • 掃除が面倒に感じる場合がある
  • カーテン・ロールスクリーンと干渉する可能性がある
  • 圧迫感を感じるケースがある

それぞれについて解説します。

開閉の手間が増える

二重窓を設置する場合、窓が2枚になるため、リフォーム前よりも開閉の手間が増えます。

頻繁に利用する窓を二重窓にすると、「開閉が面倒になった」「手軽に換気ができない」といった失敗を感じるケースもあるので注意しましょう。

また、室内から室外につながる掃き出し窓を二重窓にする場合には、洗濯物など荷物を抱えて出入りするのにもストレスを感じる可能性があります。

掃除が面倒に感じる場合がある

二重窓にすると掃除面積が増えるので、日頃の手入れを面倒に感じる場合があります。

ガラス面はもちろん、外窓と内窓の間はホコリが溜まりやすいうえに掃除しづらいのが難点です。

加えて、外窓の室内側に結露が発生する場合には、水分を拭き取ったり、結露対策を実施したりする手間もかかります。

カーテン・ロールスクリーンと干渉する可能性がある

二重窓は室内側に設置するので、カーテン・ロールスクリーンと干渉する可能性があります。

カーテン・ロールスクリーンの位置変更が必要になると、見た目の印象が変わったり、布の丈が足りなくなったりするケースがあるので注意しましょう。

また、カーテン・ロールスクリーンの位置を内側にずらしたことで、窮屈さを感じる場合もあります。

圧迫感を感じるケースがある

二重窓にすると窓周辺が10cm程度狭くなるので、圧迫感を感じるケースがあります。

特に部屋の窓をすべて二重窓にする場合には、あらかじめシミュレーションしておくことが重要です。

また、二重窓によって窓枠に小物が置けなくなる可能性も高く、キッチンで調味料や食器などを窓枠に置いていると不便を感じやすくなります。

二重窓のメリット

二重窓のメリット

続いて、二重窓のメリットは以下のとおりです。

  • 断熱性が向上する
  • 光熱費の削減につながる
  • 防音性がアップする
  • 防犯対策としても役立つ

デメリットと比較しながら、チェックしましょう。

断熱性が向上する

二重窓を設置すると外窓と内窓の間に空気層ができるため、断熱性の向上を見込めるのがメリットです。

具体的には、空気層によって外気の影響を受けにくく、室内の熱が逃げづらくなり、夏涼しく冬は暖かい住宅を目指せます。

また、窓の断熱性が高まると結露防止にも役立つので、カビの発生を予防できるのも嬉しいポイントです。

光熱費の削減につながる

二重窓を設置して断熱性が上がると冷暖房効率も向上するので、光熱費を削減しやすくなります。

二重窓へリフォームするには費用がかかるものの、節約した光熱費で初期費用を回収することも可能です。

加えて、暖冷房によって発生するCO2排出量を削減できるので、環境への負荷も減らせます。

防音性がアップする

二重窓を設置することで生まれる外窓との間の空気層は、音を伝わりづらくする効果もあり、住宅の防音性アップを期待できます。

住宅が交通量の多い道路に面しているなど、騒音によるストレスを感じている方にも二重窓の設置がおすすめです。

また、室内の音も漏れにくくなるので、生活音が原因で近隣の方とトラブルになるリスクを減らせます。

防犯対策としても役立つ

窓が2枚ある二重窓は侵入しづらい印象を与えるため、防犯対策としても効果的です。

二重窓は破るのにも時間がかかることから、空き巣などが侵入を途中であきらめる可能性も高まります。

住宅のセキュリティ強化を考える場合には、割れにくいように加工された「防犯ガラス」も検討しましょう。

 

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二重窓が「効果なし」といわれる理由

二重窓が「効果なし」といわれる理由

二重窓が「効果なし」といわれる理由は、以下のとおりです。

  • 1箇所のみに施工したなど、二重窓を設置した箇所数が少ない
  • アルミサッシや単板ガラスといった断熱性の低いサッシ・ガラスを利用している
  • 玄関ドアなど、ほかの開口部から外気が侵入している など

二重窓の施工箇所数が少ないと、設置していない窓から外気の影響を受けるので、最大限の効果を発揮できません。

二重窓の効果を引き出すためにも、部屋・階・住宅全体で二重窓の設置を検討しましょう。

 

二重窓が「効果なし」といわれる原因を、こちらの記事で解説しています。

〈関連ページ〉二重窓が「効果なし」といわれる原因|仕組みや本来の効果、後悔を回避するポイントも解説

二重窓で後悔を回避する方法

二重窓で後悔を回避する方法

二重窓で後悔を回避する方法は、以下のとおりです。

  • デメリットを踏まえて導入を決める
  • 補助金を活用して費用負担を軽くする
  • 実績豊富な施工業者に依頼する

それぞれについて解説します。

デメリットを踏まえて導入を決める

二重窓を導入する場合、「開閉や掃除の手間が増える」といったデメリットは避けられないので、前提にして導入を決めましょう。

窓はご家族全員が利用するため、二重窓のデメリットを家族間で共有しておくことも大切です。

なお、開閉や掃除の手間を増やしたくない場合には、窓ごと交換する選択肢もあります。

補助金を活用して費用負担を軽くする

二重窓の設置には補助金を使える可能性があり、積極的に利用して費用負担を軽くしましょう。

リフォームを検討し始めた段階で、国やお住まいの自治体の補助金情報をチェックしておくと、「申請に間に合わなかった」といった後悔を回避できます。

また、施工業者が補助金申請に不慣れなケースもあるため、あらかじめ確認してください。

実績豊富な施工業者に依頼する

二重窓を隙間なく正確に施工するには技術力が必要となるので、実績豊富な施工業者に依頼しましょう。

施工業者に問い合わせる前に、ホームページなどから実績を確認しておくとスムーズです。

 

リフォーム業者の探し方を、こちらの記事でご紹介しています。

〈関連ページ〉リフォーム業者の探し方|種類やチェックポイント、評判の良い業者の特徴も紹介

 

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まとめ

二重窓には「開閉の手間が増える」などのデメリットがある一方で、「断熱性や防音性が向上する」といったメリットがあります。

二重窓の効果を引き出すためにも、実績が多く技術力の高い施工業者を選びましょう。

今回ご紹介した内容を、二重窓を検討する際の参考としていただけると幸いです。

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