「ヒューヒュー」「ガタガタ」窓から音が鳴る原因|DIYで直せる対処法も解説
窓から「ヒューヒュー」「ガタガタ」という不快な音が鳴り、お困りではありませんか?
窓の音鳴りはとくに冬場や強風時に多く発生し、原因はサッシの隙間や通気口の問題、温度差による歪みなどさまざまです。
そこで今回は、首都圏で窓のリフォームを数多く手がける株式会社MAC(マック)が、窓の音鳴りの原因から、ご自身でできる対処法、プロに依頼すべき症状まで、具体的に解説します。
DIYで解決できるケースも多いので、ぜひ最後までごらんください。
このコラムのポイント |
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Contents
窓から音が鳴る原因は主に3つ
窓から「ヒューヒュー」「ガタガタ」「パキパキ」といった音が鳴るのは、サッシの隙間や通気口の問題、温度差による歪みなどが主な原因です。
とくに冬場は室内外の温度差が大きくなるため、これらの音が発生しやすくなります。
それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
「ガタガタ」サッシの隙間
窓から「ガタガタ」と音が聞こえる場合、サッシの隙間が原因であることが多いです。
サッシには窓をスムーズに開閉するために必要な隙間がありますが、以下の状態になると風が入り込んで「笛鳴り現象」や「風切り音」が発生します。
- パッキンの劣化や緩み
- 戸車の高さのズレ
- 気密ピースの位置ズレ
- サッシ本体の建付けが悪い
これらの問題は年数とともに徐々に進行するため、築年数の古い住宅ほど発生しやすい傾向にあります。
窓のパッキンの寿命は10〜20年程度です。交換を検討するべきタイミングについて、こちらで解説しています。
〈関連ページ〉窓のパッキン交換で快適な住まいに|劣化サインとDIYでの交換方法も解説
「ヒューヒュー」通気口の問題
マンションなどの気密性の高い住宅では、通気口が原因で「ヒューヒュー」と音が鳴ることがあります。
これは以下の状態によって空気の流れが乱れることで発生します。
- 通気口へのホコリやゴミの蓄積
- 通気口の前に物を置くことによる空気の流れの悪化
とくに通気口にゴミが多く蓄積していると起こりやすい傾向にあるので定期的な通気口の清掃を心がけましょう。
「パキパキ」太陽光の熱によるサッシの歪み
サッシから「パキパキ」という音が聞こえる場合は、太陽光による熱で歪みが生じている可能性が高いです。
以下の要因で音が発生します。
- 太陽が当たる部分と日陰の部分での温度差
- サッシを構成する部材の熱膨張率の違い
- 外気温との大きな温度差
これらの要因が重なると、サッシにわずかな歪みが生じ「パキパキ」という音が発生します。
さらに冬季など外気温が低い時期や日当たりの良い窓は、温度差の影響でより音が発生しやすくなります。
首都圏で窓の不快な音にお悩みの方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
ご自宅の状況を踏まえて、最適なプランを提案いたします。
窓の音鳴りをDIYで直す方法
窓の音鳴りは、メンテナンスによって改善することが多いです。
ここでは、DIYで可能な4つの対処方法を紹介します。
作業を始める前に、窓のどの部分から音が発生しているのかよく確認しましょう。
サッシレールの清掃
サッシレールの汚れは、窓の開閉をスムーズにする戸車の動きを妨げ、音鳴りの原因となります。
以下の手順で清掃することで、音鳴りを防げます。
【清掃手順】
- 掃除機でレール内の大きなゴミやホコリを吸い取る
- 歯ブラシで溝や角の細かい汚れをかき出す
- 薄めた中性洗剤で拭き掃除
- きれいな水で洗剤を拭き取る
- 乾いた布で水気をしっかり拭き取る
とくに戸車が通る部分は念入りに清掃するのがポイントです。
気密ゴムの調整
気密ゴムの状態は、窓の音鳴りに大きく影響します。
以下の手順で気密ゴムをメンテナンスしましょう。
【気密ゴムの清掃】
- 中性洗剤で気密ゴムを丁寧に清掃
- 乾いた布でよく拭き取る
- ゴムの位置を調整してサッシとの接触を確認
戸車の調整
戸車の調整は、以下の手順で慎重に行います。
- サッシ側面上部の「はずれ止め」を緩める
- 側面下部の調整ネジを特定
- プラスドライバーで調整
- 時計回り:サッシが上がる
- 反時計回り:サッシが下がる - 動作確認をする
- はずれ止めを再固定
- 必要に応じて気密ピースも調整
※戸車が劣化している場合は、交換が必要になるケースもあります。
クレセント錠の調整
クレセント錠からの音鳴りは、以下の手順で解消できます。
【調整手順】
- クレセント錠を中間位置まで開ける
- ネジカバーを外す(ある場合)
- 上下のネジを少し緩める
- 本体の位置を上下に調整
- クレセント受け側も必要に応じて調整
- 動作確認をする
- ネジを締め直す
- カバーを元に戻す
※ネジは完全に外さず、少し緩める程度にとどめましょう。
窓の音鳴りが直らない場合はプロへ相談しよう
DIYで作業しても音鳴りが改善しない場合は、サッシや窓の専門業者への相談をおすすめします。
とくに築10年以上経過したご自宅の場合、複数の部品が劣化している可能性が高いため、診断が必要です。
プロへ依頼すると原因を特定でき、適切な対策方法の提案を受けられます。
専門工具での調整が可能であり、修理を受けられるのもメリットです。
また、以下のような状態がみられる場合は、サッシ交換を検討する必要があります。
- 築15~20年以上経過
- 複数箇所での不具合
- 大きな歪みや変形がある
なお、窓サッシの交換で音鳴りを根本的に解決したい方は、2024年度の省エネ改修補助金を利用できる可能性があります。
補助金の詳細は、こちらをごらんください。
〈関連ページ〉【2024】先進的窓リノベ事業とは?補助金が"間に合わない・なくなる"ことも?解説します
窓の音鳴りでお困りの方は、首都圏での窓リフォーム実績が豊富な株式会社MAC(マック)まで、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
窓から発生する音鳴り現象は、サッシの隙間や通気口の問題、温度差による歪みなど、さまざまな要因で起こります。
DIYで対処できるケースも多く、サッシレールの清掃や気密ゴムの調整、戸車やクレセント錠の調整などによって音鳴りを防げます。
窓の音鳴りでお困りの方は、首都圏での窓リフォーム実績が豊富な株式会社MAC(マック)まで、ぜひお気軽にご相談ください。