部屋は暖かいのに寒い?原因と解決策を解説
「暖房の設定温度は十分高いのに、なぜか体が冷える…」このような経験はありませんか。
実は、室温と体感温度の差には、家の構造や断熱性能が大きく関係しています。
そこで今回は、首都圏で窓のリフォームを数多く手がける株式会社MAC(マック)が、部屋が寒く感じる原因と、すぐにできる対策から根本的な解決方法までを詳しく解説します。
部屋の寒さにお悩みの方は、ぜひ最後までごらんください。
このコラムのポイント |
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Contents
暖房をつけても体が冷える原因
暖房をつけても体が冷える原因には、室内の空気の動きが関係しています。
とくに注目したいのは、以下の2つです。
- 暖房で温められた空気が上昇する
- 窓からの冷気による「コールドドラフト」
順番に解説します。
暖房で温められた空気は部屋の上に溜まる
空気には「温まると上昇し、冷えると下降する」という性質があるため、暖房をつけると室内の上部に温かい空気が溜まります。
そのため、以下のような状況が発生します。
- 頭が暖まりすぎてボーッとする
- 足元は冷たい空気が溜まって寒い
足元が冷えると、下半身の血流が悪くなり、全身の体温調節にも影響を与えます。
とくにふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、下半身の血液を心臓へと送り返すポンプの役割を果たします。
足元の冷えによってポンプの機能が低下すると、血行不良やむくみが発生しやすくなるのです。
このように、一見気にならない足元の冷えも、体全体に大きな影響を与えています。
コールドドラフトが体感温度に与える影響
窓の近くで感じる冷気のことを「コールドドラフト」といいます。
これは、暖められた室内の空気が窓ガラスに触れて冷やされ、重くなった冷気が床に向かって流れ落ちる現象です。
コールドドラフトが発生すると、体感温度が下がり、暖房効率が悪くなります。
驚くべきことに、室内の熱の約58%は窓から逃げているというデータがあります。
つまり、せっかく暖房で温めた空気の半分以上が窓から失われているのです。
とくに古い住宅に多い単板ガラスの窓は、断熱性が低くコールドドラフトを引き起こす主な原因となっています。
窓辺から感じる寒さや冷気の不快感、その原因は古いアルミサッシの可能性も。
玄関や窓の断熱性能を高めるリフォームは、首都圏で玄関・窓の断熱リフォームをする、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
部屋は暖かいのに寒い!すぐにできる対策4選
暖房をつけても体が冷える原因が分かったところで、すぐにできる対策を4つ紹介します。
- 室内の温度ムラを解消する
- 足元を温める
- 湿度を上げる
- 窓からの冷気を防ぐ
どれも特別な工事をせずに、ご自宅で手軽にできる対策ばかりです。
室内の温度ムラを解消する
室内の不快な温度ムラを解消するために、以下の対策が効果的です。
- サーキュレーターで空気を循環させる
- 扇風機を弱めの風量で上向きに使用する
- 暖房の風向きを調整する
とくにサーキュレーターは、部屋の空気を効率よく循環させられるため、温度ムラの解消におすすめです。
上部に溜まった暖かい空気を下へ送り、床付近の冷たい空気を持ち上げることで、室内全体を均一な温度にできます。
足元を温める
体感温度を上げるには、足元を直接温めるのもおすすめです。
冷たい空気は重いため床に溜まりやすく、足元が冷えやすくなります。
そこで以下の対策を取ることで、足元の冷えを防げます。
- カーペットやラグを敷く
- ホットカーペットや床暖房を使用する
- 断熱性の高いルームシューズを履く
ルームシューズは底が薄いものより、もこもこした断熱性の高いタイプの方が冷えを抑えられます。
湿度を上げる
空気が乾燥すると熱が伝わりにくくなり、室温が同じでも寒く感じてしまうため、室内を適度な湿度に保つことが大切です。
湿度を上げる方法として以下がおすすめです。
- 加湿器を使用する
- 洗濯物を室内干しする
- 観葉植物を置く
室内の快適な湿度は40〜60%が目安です。
この範囲を保つことで、暖房の効きも良くなり、体感温度も上がりやすくなります。
窓からの冷気を防ぐ
窓は室内の熱が最も逃げやすい場所です。
とくに昔ながらの単板ガラスの窓は、断熱性が低く冷気が侵入しやすくなっています。
冷気を防ぐ方法はいくつかありますが、まず手軽に始められるのが厚手のカーテンの活用です。
床との間に隙間があると、そこから冷気が侵入してきてしまうので、カーテンは床につく長さのものを選びましょう。
また窓の下への暖房器具を設置すると、窓ガラスで冷やされた空気をすぐに暖めることで、コールドドラフトを抑えられます。
「部屋は暖かいのに寒い」の対策には窓のリフォームが効果的
これまで紹介した対策は、すぐにできる一時的な方法です。
しかし、足元の冷えを根本的に解決するなら、窓のリフォームが効果的です。
窓サッシの交換や内窓(二重窓)の設置
窓の断熱性能を高めるリフォーム方法は、大きく分けて以下の2つがあります。
- 窓サッシの交換
- 内窓(二重窓)の設置
窓サッシの交換は、とくに古いアルミサッシを最新の断熱サッシに取り替えることで、熱の出入りをカットし、結露やコールドドラフトを軽減できる方法です。
複層ガラスと樹脂サッシを組み合わせると、単板ガラスとアルミサッシの組み合わせと比べて断熱性能が向上し、冬場の暖房効率を改善できます。
一方、既存の窓を活かしながら断熱性能を高めたい場合は、内窓(二重窓)の設置がおすすめです。
内窓は工事期間が短く、費用も比較的抑えられるのが特徴です。
「まずはDIYでやってみたい」そんな方は以下の記事を参考にしてください。
〈関連ページ〉DIYで窓の断熱をする方法|プラダンを貼る、断熱カーテンを設置するなど
窓をリフォームするなら補助金の利用がおすすめ
2024年、国が推進する「先進的窓リノベ事業」という補助金制度を利用すれば、最大200万円の補助金を受け取れます。
窓の断熱リフォームは、冬場の寒さ対策だけでなく、夏の暑さ対策としても効果的です。
断熱性能の高い窓は、夏場の日差しや熱気の侵入も防いでくれるため、一年を通して快適な室内環境を実現できます。
しかし、補助金制度の申請期限が2024年12月31日までであることに注意が必要です。
補助金の申請額が予算額に達した時点で終了となることはよくあります。
窓のリフォームをご検討の方は、できるだけ早めに専門家への相談をおすすめします。
〈関連ページ〉【2024】先進的窓リノベ事業とは?補助金が"間に合わない・なくなる"ことも?解説します
快適な住環境を叶えるなら、窓のリフォームがおすすめです。
ご検討中の方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
まとめ
部屋が寒く感じる主な原因は、暖かい空気の上昇と窓からの冷気による温度差にあります。
サーキュレーターや断熱シートなどですぐにできる対策もありますが、根本的な解決には窓の断熱リフォームが効果的です。
窓の断熱性能を上げることで、室内環境は大きく改善します。
2024年は補助金制度も利用できますので、快適な住まいづくりについて気になる方は、首都圏での窓リフォーム実績が豊富な株式会社MAC(マック)まで、ぜひお気軽にご相談ください。