「玄関ドアが内側から開かない!」原因と対策を解説│困る前の修理・交換がおすすめ
「玄関ドアが内側から開かない」
こうした場面に出くわすことがあります。
出勤前など急いでいるとき玄関ドアが開かなければ困ってしまいます。
そこで本記事では、玄関ドアが内側から開かない場合の原因および対策について解説します。
玄関ドアが開きにくい、音がするといった異常がある場合も、開かなくなる前兆である可能性があります。
事前に対処して開かなくなることを避けましょう。
このコラムのポイント |
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玄関ドアが内側から開かなくなる原因
玄関ドアが内側から開かなくなる場合、主には次の6つの原因が考えられます。
- ラッチの故障
- サムターンやシリンダーの故障
- ドアノブやレバーハンドルの故障
- ドアクローザーの故障
- 蝶番の故障
- ドア全体の傾き
ラッチの故障
ラッチとは、ドアが閉まった状態を固定する部品です。
ドアノブやレバーハンドルを回すと、一緒に引っ込む箇所がラッチです。
ラッチに以下のような異常が起きている場合、ドアが開かなくなる恐れがあります。
- 経年劣化による内部バネの破損
- ラッチの可動部分に溜まる汚れ、蓄積するサビ
サムターンやシリンダーの故障
サムターンとは、ドアを施錠する際に回転させる丸い部品です。
汚れやサビが蓄積したり、内部に砂やホコリが侵入して動作箇所に引っかかるといった問題が生じます。
また、取り付け不良や経年劣化で内部が破損し、サムターンが空回りするケースもあります。
また、シリンダーは鍵を挿入して施錠・解錠するための部品です。
こちらもサムターンと同様に、砂やホコリの侵入、サビの発生などによって開かなくなることがあります。
ドアノブやレバーハンドルの故障
ドアノブおよびレバーハンドルは、玄関ドアを開ける際に回転させる部品です。
回転によってラッチが動き、玄関ドアを開けられるようになります。
内部はギアやバネなど複雑な機構で構成されていて、経年劣化や砂、ホコリの侵入により動かなくなることがあります。
また、長年使用し続けることで、ドアノブやレバーハンドルの取り付け箇所が緩み、空回りや落下といった問題が発生することがあります。
ドアクローザーの故障
ドアクローザーは、玄関ドアが急に開閉することを防ぐため取り付けられる装置です。
ドアを離してもゆっくり閉まるのは、ドアクローザーの効果によるものです。
ドアクローザーは油圧によって動作しますので、油圧に関する箇所が破損した場合、開閉動作の不良が生じることがあります。
また、開閉速度を調節する箇所があり、不要な調節によっても開閉不良が発生します。
蝶番の故障
蝶番はドア本体を支え回転することで、玄関ドアを開閉する役割を持つ部品です。
ドアの開閉時に必ず動くことから経年劣化しやすい部品で、潤滑油の不足やホコリの侵入、サビの発生によって開閉不良を起こします。
蝶番に問題がある場合、完全に開かなくなる前に開閉時の引っかかりや異音が発生することがあります。
ドア全体の傾き
玄関ドアの各部に問題がない場合でも、ドア全体が傾いて枠と干渉し開閉できなくなるケースもあります。
問題が発生する原因としては、取り付け不良のほか地震や不同沈下による建物の歪みも考えられます。
このように、玄関ドアが開かなくなる原因は様々あります。
首都圏でドアが開かない、開きにくい問題が発生した場合は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
すぐに対処したい!3つの方法
玄関ドアが内側から開かない場合、すぐに対処できる方法は次の3つです。
勝手口や窓を利用して外に出る
1つ目は、勝手口や窓など玄関ドア以外の出入り口から外に出ることです。
勝手口の場合は専用の鍵を利用すれば施錠もできますが、窓の場合は外に出たあと施錠できない点に注意が必要です。
鍵だけ手渡して外から開けてもらう
2つ目は、電話で知人を呼んで鍵だけを窓から手渡し外から開けてもらうことです。
内側から開かない場合でも、外からであれば問題なく開閉できる可能性があります。
アパートやマンションの上階では窓から出入りできないこともありますので、窓から鍵を渡し外から開けてもらいましょう。
鍵屋や玄関ドアの修理、交換業者に依頼する
3つ目は、鍵屋や玄関ドアの修理、交換業者に依頼することです。
専門業者であれば、異常のある箇所を取り外すなどして玄関ドアを強制的に開けられます。
なお、一時的に開閉できるようになっても、再度故障する恐れがありますので、長期間使用している玄関ドアは本体ごと交換することをおすすめします。
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首都圏で玄関ドアについて「開きにくい」「異音がする」といった問題が起きた場合は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
玄関ドアの開閉についての問題を、玄関ドアの交換リフォームによって解消します。
玄関ドアが内側から開かない!対策を紹介
玄関ドアが開かない場合、具体的にどういった修理が必要なのか紹介します。
ラッチ、サムターン、シリンダーの修理・交換
ラッチやサムターン、シリンダーの修理は、主に分解と内部の洗浄、および故障している部品の交換によって行います。
経年劣化による破損の場合は、交換が必要になるケースもあります。
それぞれ、交換に必要な費用の目安は部品込みで30,000円~ほどです。
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ドアノブ・レバーハンドルの修理・交換
ドアノブやレバーハンドルについても、可動部分の故障が原因である場合は分解と清掃、故障した部品の交換が主となります。
一方で、ネジの緩みによって外れた場合は、取り付けてネジを締め直すだけで可動するケースもあります。
故障の内容によりますが、ドアノブやハンドルレバーの交換だけであれば20,000円~ほどが費用の目安です。
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ドアクローザーの修理・交換
ドアクローザーは回転部分への注油や、クローズ機構の調節ネジの調整によって動作する可能性があります。
本体が経年劣化している場合は、交換が必要になるケースもあります。
ドアクローザーも交換費用の目安は30,000円~ほどです。
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蝶番の修理・交換
ドアを支える部品である蝶番は、重い玄関ドアを支え続けるため、傾きなどの不具合が生じることがあります。
製品によっては上下左右の位置調節をするネジがあり、ドア本体と枠が干渉している場合にネジの調節で正常に動く可能性があります。
蝶番に不具合があり交換する場合は、40,000円~の費用がかかります。
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玄関ドアの交換
不具合が複数ある場合や、経年劣化で開閉不良の再発が考えられる場合、玄関ドア本体を交換する必要があります。
交換する場合の費用の目安は次のとおりです。
工法 | 費用の目安 |
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玄関ドアのみ交換 | 20~50万円 |
カバー工法 | 30~50万円 |
はつり工法 | 40~100万円 |
※上記はあくまで目安であり、実際の費用は玄関ドアの種類・グレードや施工会社によって変動しますので、実際に実施する際には施工業者へお問い合わせください。
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玄関ドアの交換費用は、使用する工法や玄関ドアのデザインなどによって変わります。
具体的な交換費用が知りたい方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
▶自社施工の玄関・窓リフォームは、株式会社MAC(マック)までお気軽にご相談下さい!
玄関ドアを交換するその他のメリット
玄関ドアを交換する場合、開閉動作の不良を解消できるほか、複数のメリットがありますので紹介します。
- 断熱性能が高くなり暑さ寒さ対策になる
- 温熱環境の改善で光熱費が安くなる
- 最新のドアへの交換で防犯性能が高まる
- 外観デザインに優れた玄関ドアに交換できる
- サビなどによる開閉しづらさが解消される
古い玄関ドアから新しい玄関ドアに切り替えた場合、体感しやすいメリットは断熱性能の向上です。
アルミサッシなど熱伝導率の高い素材で作られた玄関ドアの場合、ドアを通じて熱気・冷気が室内に伝わります。
一方で現行の玄関ドアは、部分的に樹脂素材を利用するなど外の熱の侵入を防ぐ機構が備わっています。
このように開閉不良以外のメリットに魅力を感じる方は、玄関ドアのリフォームがおすすめです。
まとめ
〈施工事例〉玄関ドアリフォーム
玄関ドアに動作不良があり開かなくなることに不安を感じている方に向けて、原因と対策を紹介しました。
いざ開かなくなると外に出られず困りますので、動作に違和感を感じた段階で玄関ドアの修理をすることをおすすめします。
また、断熱性や防犯性、色褪せやデザインなど、様々な悩みを解消することも可能ですので、玄関ドアの修理に加えて、交換も視野に入れて検討しましょう。
首都圏での玄関ドアのお悩みは、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にお問い合わせください。