今年こそ解決!アルミサッシの結露防止対策6選|結露しないリフォームも解説
冬になると窓のアルミサッシに結露が発生し「拭き取っても次の日にはまた結露している...」そのような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
放っておくとカビの発生や建物の劣化にもつながる厄介な結露ですが、対策すれば防ぐことは可能です。
そこで今回は、首都圏で窓のリフォームを数多く手がける株式会社MAC(マック)が、賃貸でも実践できる手軽な対策から、本格的なリフォームまで、状況に応じた結露防止方法を詳しく解説します。
結露の根本を解決するリフォームについても解説するので、ぜひ最後までごらんください。
このコラムのポイント |
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Contents
アルミサッシが結露する3つの理由
冬場になると、アルミサッシの窓やサッシ枠に結露が発生しやすくなります。
結露が起こるのには、主に以下の3つの理由があります。
- アルミニウムが持つ高い熱伝導率
- 室内外の大きな温度差
- 室内の高い湿度
アルミニウムが持つ高い熱伝導率
アルミニウムは、サッシ窓の材質のなかでもとくに熱を伝えやすい特徴があります。
そのため、窓の外側の冷たい空気の温度がアルミサッシを通り抜けて、室内側まで伝わってきます。
この性質により、室内側のアルミサッシ表面は、部屋の温度よりもずっと冷たい状態になってしまうのです。
室内外の大きな温度差
冬場は部屋の中と外で大きな温度差が生まれ、暖房で室内を快適な25℃に保っていても、住んでいる地域によっては外の気温が氷点下まで下がることもあります。
室内と外気の間に25℃以上もの温度差があると、アルミサッシは外の冷たい空気の影響を受けて、まるで氷のように冷たくなります。
室内の高い湿度
暖かい空気には、目には見えない水分がたくさん含まれています。
暖房で温められた室内の空気が冷たくなったアルミサッシに触れると、その瞬間に水滴となって表面に付着します。
とくに洗濯物を室内で干したり、キッチンで料理したりすると、空気中の水分量が増えて結露が発生しやすいです。
このように「熱を伝えやすい性質・室内外の温度差・室内の湿度」という3つの要因が重なることで、結露が発生しやすくなります。
首都圏で窓サッシの結露対策をお考えの方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
お悩みを解消できる、最適な窓をご提案いたします。
アルミサッシの結露を放置する3つのデメリット
アルミサッシに発生した結露を放置すると、ご家庭や建物に影響が出る可能性があります。
とくに注意が必要な、以下3つのデメリットについて解説します。
- カビやダニの発生リスクになる
- 窓枠にシミができる
- 建物の劣化や腐食の原因になる
カビやダニの発生リスクになる
結露を放置すると、まずサッシ周りにカビが発生します。
カビは湿気のある場所を好むため、結露で湿った窓枠やカーテン・壁紙は発生しやすい場所です。
カビはアレルギー性鼻炎や目の充血やかゆみなど、さまざまな悪影響をおよぼします。
さらに、カビはダニのエサとなるため、結露の放置はダニが増える原因になります。
とくに小さなお子様やご高齢の方は、カビやダニによるアレルギー反応が出やすいため早めの対策が必要です。
窓枠にシミができる
結露の水滴が窓枠に染み込むと、シミの原因となります。
さらに水分が壁紙にまで染み出すと変色や剥がれが発生し、最悪の場合は壁の下地まで腐食してしまいます。
窓枠や壁紙のシミを放置すると、結露対策の費用に加えて、内装の補修費用まで必要になるので事前の対策がおすすめです。
建物の劣化や腐食の原因になる
結露のもっとも大きな問題は、建物自体への悪影響です。
放置を続けると水分が徐々に木材へ浸み込み、建物に以下の問題を引き起こします。
- 木材が腐食する
- 建物の強度や耐久性が下がる
- 家の寿命を縮める原因になる
木造住宅の場合、結露による木材の腐食は建物の構造に関わる問題になります。
結露を放置すると、最終的には高額な修繕費用が必要になる可能性があります。
これらのデメリットを防ぐためにも、アルミサッシの結露対策は早めがおすすめです。
首都圏で結露対策をお考えの方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
ご自宅の窓サッシの状況を踏まえて、適切な結露対策の提案をいたします。
手軽にできる!アルミサッシの結露防止対策6選
結露防止のために、まずは手軽にできる、アルミサッシの結露防止対策を6つ紹介します。
こまめに換気する
室内の湿度を下げるもっとも基本的な対策が「換気」です。
暖房を使用する冬場は、寒さを避けて窓を閉め切りがちですが、この習慣が室内の湿度上昇につながります。
朝晩の2回、5分程度の換気時間を設けることで、効果的な換気ができます。
とくに洗濯物を室内干しする際は、湿気がこもりやすいため換気を心がけるのがポイントです。
また、入浴後や料理後は室内の湿度がいっきに上がりやすいタイミングなので、使用後は換気して湿気を外へ逃がすのも有効です。
除湿する
湿度が60%を超えるとカビやダニが発生しやすくなるので、除湿機を使って室内の湿度を積極的に下げるのも効果的です。
ただし、冬場の除湿には注意が必要です。
室内の快適な湿度は40〜60%と言われており、この範囲を下回って乾燥しすぎてしまうと、喉の痛みや肌のかゆみを引き起こす可能性があります。
また、睡眠中は体調への影響を考えて、除湿機の使用は控えめにするのがおすすめです。
空気の乾燥は睡眠の質を低下させる原因にもなりかねません。
空気を循環させる
サーキュレーターを使って室内の空気を循環させると、窓際の温度差を減らし結露を防げます。
効果的な使い方のコツは、窓に向けて斜め下から送風することです。
温かい空気は上に溜まりやすいため、下から送風することで室内の空気を均一に保てます。
24時間運転できる静音タイプのサーキュレーターなら、就寝中も気にせず使用できるためおすすめです。
さらに、暖房と組み合わせて使用すると、温かい空気を部屋全体に行き渡らせやすくなり、より効果的です。
中性洗剤や結露防止スプレー
手軽な結露対策として人気なのが、中性洗剤や結露防止スプレーを使う方法です。
まず、中性洗剤を使う場合は、水100mlに対して中性洗剤を10ml程度の割合で薄めます。
中性洗剤で窓を拭くと、洗剤に含まれる界面活性剤の効果で結露を防げます。
しかし、酸性やアルカリ性の洗剤はアルミサッシを傷める原因になるので、必ず洗剤の成分表示を確認しましょう。
また、より手軽な方法として、市販の結露防止スプレーでも同様の効果が得られます。
どちらの方法も、窓拭きのついでにできる手軽さが魅力です。
結露吸水テープを貼る
窓の下部に貼るだけの簡単な対策として、結露吸水テープがあります。
一度貼り付ければ効果が持続するので、手軽な結露防止対策です。
おしゃれな柄が入っているタイプもあるので、お部屋のインテリアに合わせて選べます。
しかし、水の吸水量には限りがあるので、結露が激しいアルミサッシにはおすすめできません。
断熱シートを貼る
窓ガラスに断熱シートを貼るのも結露防止に効果的です。
プチプチのような断熱シートを窓ガラスに貼ることで、室内と外気の温度差を小さくし、結露を抑えます。
ただし、断熱シートは結露を軽減するものであり、完全に防ぐわけではありません。
これらの対策は、一つだけでなく複数を組み合わせることで、より高い効果を期待できます。
とくに、換気・除湿・空気循環の3つは基本的な対策として実施することをおすすめします。
結露防止には「窓のリフォーム」が効果的
これまで手軽にできる結露対策を紹介してきましたが、より確実に結露を防ぎたい方には「窓のリフォーム」がおすすめです。
お使いのアルミサッシを断熱性能の高い窓に変えると、根本的に結露を防止できます。
内窓(二重窓)の設置
いまの窓はそのままに、室内側にもう1枚窓を設置する内窓も、結露防止に効果的な対策です。
工事はお使いの窓を外す必要がなく、一箇所につき一時間ほどで設置できます。
内窓を設置すると、2枚の窓の間に空気層ができるので、高い断熱効果が期待できます。
できるだけ短時間の工事で、確実に結露対策したい方には、内窓の設置がおすすめです。
断熱サッシへの交換
結露対策としてもうひとつ効果的なのが、いまのアルミサッシを新しい断熱サッシへ交換する方法です。
窓サッシの交換といっても、いまの窓枠の上に新しい窓枠を取り付けるので、壁も壊さずに1日でリフォームできます。
内窓と違い窓が二重にならないので、毎日開け閉めする窓でも手間になりません。
補助金を利用するとお得に結露を防止できる
2024年は結露対策のリフォームをお得に実施できるチャンスです。
「先進的窓リノベ事業」という国の補助金制度を利用すると、1戸あたり最大200万円の補助金を受けられます。
申請期限は2024年12月31日までですが、予算には限りがあり、上限に達した場合は期限内でも早く締め切られます。
補助金の活用をお考えの方は、予算が無くなる前にお早めのご相談がおすすめです。
補助金の詳しい内容や申請のポイントについては、下記の記事で詳しく解説しています。
〈関連ページ〉【2024】先進的窓リノベ事業とは?補助金が"間に合わない・なくなる"ことも?解説します
首都圏で補助金を活用した玄関ドア・窓リフォームを検討中の方は株式会社MAC(マック)へお気軽にご相談ください。
効率的に補助金を活用し、安く高性能な室内環境を実現するリフォームをお手伝いします。
まとめ
アルミサッシの結露について、発生する理由から具体的な対策方法、さらには根本的な解決となるリフォーム方法まで詳しく解説しました。
紹介したように、結露は放置すると深刻な問題を引き起こす可能性がありますが、適切な対策によって防止できます。
アルミサッシの結露でお悩みの方は、首都圏での玄関・窓リフォームに豊富な実績を持つ、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。