【玄関ドアの蝶番】調整方法を紹介│調整できないタイプの対処法なども解説
「玄関ドアの蝶番を調整する方法が知りたい」
「玄関ドアの蝶番を調整できないタイプの対策を教えて欲しい」
こうした疑問を解消したい、という希望を聞くことがあります。
玄関ドアには、開閉時にドア本体を支える役割を持つ蝶番と呼ばれる部品があります。
毎日繰り返し使用することから徐々に劣化し、動作不良や異音を起こすことも。
そこで、調整によって解決できないか検討するときに備えて、本記事では蝶番の具体的な調整方法や、調整に対応していない場合の対策を解説します。
玄関ドアを長く快適に使いたい方は、ぜひ参考にしてください。
このコラムのポイント |
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Contents
蝶番とは?役割を紹介
はじめに、玄関ドアを開閉するとき重要な役割を持つ蝶番(ちょうつがい)について解説します。
蝶番とは、玄関ドアが開くときにドア本体を支えて開閉をサポートする部品です。
開閉時に中央にある丸い部分に細いピンが挟まっていて、ピンが回転することでドアがスムーズに開閉する構造になっています。
なお、蝶番は丁番と書くこともあり、読み方も「ちょうつがい」「ちょうばん」いずれも同じ意味で利用されます。
蝶番は調整「できるタイプ」「できないタイプ」がある
玄関ドアになくてはならない蝶番ですが、位置の調整が「できるタイプ」と「できないタイプ」があります。
「調整できるタイプ」の対処法
蝶番を調整できるタイプの玄関ドアの場合、以下2つの方法を検討することとなります。
調整用のネジを利用する
1つ目は、調整用のネジを利用して玄関ドアの位置を調整することです。
調整できるタイプの玄関ドアにはネジが複数用意されていて、回転させることで容易に位置を調整できます。
製品によって調整できる方向は異なりますが、一般的に上下・左右・前後と3つの方向にドアの位置を調整可能です。
ドライバーがあれば気軽に調整できますので、玄関ドアに動作不良があった場合、まずは調整ネジで位置を動かしてみましょう。
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調整しても直らない場合は交換する
2つ目は、玄関ドア本体を丸ごと交換する方法です。
ネジで位置を調整できる範囲は数ミリ程度ですので、玄関ドアの傾きなどが調整できる範囲を超えている場合はネジだけでは解決できません。
玄関ドアを交換することで、枠やドアの歪みによる問題を解消しましょう。
首都圏で玄関ドアの動作不良や異音に悩まされている方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
原因を確認した上で、最適な修理方法や交換の選択肢をご提案致します。
「調整できないタイプ」の対処法
続いて、調整ネジがなく、位置の調整ができないタイプの玄関ドアの対処法をご紹介します。
メーカーの説明書を確認する
1つ目は、メーカーの説明書を確認することです。
玄関ドアの位置調整は、紹介したネジを利用する方法が一般的ですが、実は他の方法を利用して位置を調整する手段もあります。
たとえば、蝶番のピン部分にワッシャー(丸く薄い形状の金具)を追加する方法です。
このように、ネジを使わない位置調整の方法もありますので、まずは説明書を見てみましょう。
なお、玄関ドアには側面や錠前部分、ラッチ付近などに品番や製造番号が記載されています。
製造メーカーと品番・製造番号が分かれば説明書をネット上で閲覧できますので、説明書が手元にない方でも問題ありません。
蝶番のみ部分的に交換する
2つ目は、蝶番のみを部品交換することです。
玄関ドアのメーカーによっては、蝶番のみを交換修理用に販売しているケースがあります。
蝶番のみ購入し、玄関ドアを取り外して交換することも可能ですので、DIYなどが趣味で技術的に自信のある方は挑戦することも方法のひとつです。
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玄関ドアを丸ごと交換する
3つ目は、玄関ドアの丸ごと交換です。
一般的な使用頻度の場合、蝶番は20年程度は使い続けられます。
動作不良や異音が起きる場合、10年以上使用し続けたケースがほとんどです。
10年を超えると蝶番に限らず、鍵穴まわりやドアクローザーなど他の部品でも劣化が進行し交換を求められることがあります。
故障や不具合があるたびに修理・部分交換する方法もありますが、何度も修理すると手間と費用が嵩みます。
玄関ドアを丸ごと交換して、蝶番だけでなく他の部品も含めて一新することもおすすめです。
「玄関ドアの丸ごと交換を安価にしたい」このような場合は、自社で管理・施工する建具専門店への依頼がおすすめです。
品質の高い施工を安価にしたい場合、自社施工の株式会社MAC(マック)のリフォームを検討してみましょう。
蝶番の調整が必要な場面を紹介
紹介しているような、蝶番の調整はどういった場面で必要になるのでしょうか。
主に以下の2つの場面が該当します。
玄関ドアに傾きが生じたとき
玄関ドアは長期間使用すると、本体や枠にゆがみ・反りが生じることがあります。
その結果、本体と枠が干渉して開きづらくなったり、開閉時に異音が起きるといった不具合が生じることも。
位置を調整することで、本体と枠の擦れなどを解消できる可能性があります。
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玄関ドアの下地が劣化したとき
枠や本体のほか、玄関ドアの下地が劣化した場合も調整は効果的です。
玄関ドアは間柱などの木材に取り付けますが、木材は熱や湿気による膨張・収縮で劣化しわずかに寸法が変わることがあります。
下地に追従して玄関ドアも動きますので、本体と枠の干渉が起こってしまいます。
蝶番の調整についての注意点
記事の終わりに、蝶番の調整に関連して注意しておきたい点がありますので紹介します。
早期発見・対応が重要に
蝶番を原因とする玄関ドアの問題は、早期発見と対応が重要です。
ゆがみや傾きが起きていたり、玄関ドア本体と枠が干渉している状態で使い続けていると、その周辺まで不具合が発生する可能性がありますので、早めに修理する必要があります。
問題が表面化しないと具体的に行動を起こしづらいものですが、小さな違和感を感じたとき、専門家に相談することをおすすめします。
▶首都圏の玄関・窓リフォームについて、株式会社MAC(マック)までお気軽にご相談下さい!
清掃・注油で解消できることも
蝶番の問題は清掃や注油といった方法で解決できることもあります。
蝶番は構造は単純ですが、適切に動作するためにミリ単位での施工・調整がされる部品です。
ホコリや砂が噛むだけでも正常な動作を阻害することがありますので、不具合を感じたら蝶番を含めて玄関ドアの可動部を清掃・注油してみましょう。
早期に対処できれば、清掃・注油だけでも問題を解消できることがあります。
判断に迷った場合はプロに相談
最後に、判断に迷った場合は玄関ドアや窓の交換リフォームを専門とするプロに相談することをおすすめします。
たとえば、蝶番に調整ネジがあるタイプの玄関ドアでも、どのネジを回すべきか、どこまで回してよいのか分からなくなることも。
分からないまま作業を続けると、玄関ドアの破損や転倒によるケガにつながる恐れもあります。
相談については無料で対応する業者も多いですので、気軽に専門業者に相談してみましょう。
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まとめ
〈施工事例〉玄関ドアリフォーム
玄関ドアの蝶番について、調整方法や調整できないタイプの玄関の対処法について解説しました。
蝶番は玄関ドアを支え、スムーズに開閉させるために重要な部品です。
毎日可動することから、徐々に劣化することは避けられず、長く使用し続けると調整や修理、交換も必要になります。
早期に修理すれば費用や手間を抑えられる可能性もありますので、蝶番に限らず玄関ドアのメンテナンスについて迷っている方は、玄関ドア・窓のリフォームを専門にする株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。