玄関ドアが白くなるのは色褪せが原因?|自分で塗装できるか・予防方法など解説
「気づいたら玄関ドアが白くなっている・・」このような経験はありませんか。
玄関ドアが白くなる原因の多くは、色褪せによるものです。
「家の顔」とも呼ばれる玄関ドアは、住宅の外観の中でも目立つ部分なので、早い段階で対処したいものですよね。
そこで今回は、首都圏で玄関ドアのリフォームを手掛けている株式会社MAC(マック)が玄関ドアの色褪せの対処法や予防方法をくわしく解説します。
このコラムのポイント |
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玄関ドアの色褪せの原因や対処法がわかります。ぜひ最後までごらんください!
Contents
玄関ドアが白くなる原因
玄関ドアが白くなる原因は、「色褪せ」若しくは「白錆び」です。
ここでは、玄関ドアの「色褪せ」「白錆び」についてくわしく紹介します。
色褪せ
玄関ドアの色褪せとは、経年によりドアの色が変色することを指し、以下のような原因で起こります。
- 日焼け(紫外線)
- 風雨
- 経年劣化
特に、軒や庇のない住宅は、紫外線の影響により玄関ドアが日焼けすることで、玄関ドアの一部、又は全体が色褪せます。
一般的には、色が薄くなり白っぽくなることが多いです。
玄関ドアを使用するのに、大きな問題があるわけではありませんが、色褪せは少しずつ進行していきますので、「玄関ドアが白くなってきた」と気づいたら早めに対処するようにしましょう。
白錆び
玄関ドアの素材がアルミの場合に、ドアが白っぽくなるのは、白錆びが原因である可能性が高いです。
白錆びとは、亜鉛メッキが酸化することで発生する粉末状の錆びのことです。
白錆びの最も多い原因は、雨水と言われており、酸性の雨水が長期間付着した状態を放置することで、酸化による白錆びが発生します。
玄関ドアの色褪せの対処法
玄関ドアの色褪せは、何らかの対処をしないと少しずつ進行するので早めの対処が必要です。
玄関ドアの色褪せを改善するには、大きく分けると「塗装」若しくは「玄関ドアの交換」の方法があります。
玄関ドアを塗装する
「玄関ドアの塗装なら自分でもできそう」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、玄関ドアの塗装は難易度が高く、DIYで実施すると以下のようなリスクがあります。
- 色ムラができる
- 塗装してもすぐに剥げてしまう
特に、アルミ製の玄関ドアの塗装には、専用の強溶剤塗料を吹き付けにより行うので高い技術力が必要ですから、業者に依頼するようにしましょう。
玄関ドアの塗装費用の目安
塗装費用は、素材や施工業者によりますが、概ね5~20万円を目安としましょう。
玄関ドアを塗装する際の注意点
分譲マンションの場合、管理規約で玄関ドアの内側は専有部分で外側は共用部分という位置づけになっているケースが多いですので、玄関の外側を塗装する際は管理組合の許可が必要です。
また、賃貸物件の場合に勝手に玄関ドアを塗装すると、トラブルになることもあるので、必ず管理会社や大家さんに相談しましょう。
玄関ドアを交換する
玄関ドアの色褪せだけではなく、以下のような症状があれば玄関ドアの交換も検討しましょう。
- 玄関ドアの開閉が困難
- 玄関ドアに錆びがある
- 玄関ドアにゆがみや反りがある
- ドアと枠の間に隙間がある
特に、経年劣化によりドアと枠の間に隙間が大きくなると、気密性を損なうため、住宅の断熱性能も低下するため、玄関ドアを交換したほうがよいケースもあります。
玄関ドア交換の費用の目安
玄関ドアの交換費用は、概ね30~70万円を目安としましょう。
以下の記事では玄関ドアのリフォーム費用の相場を解説していますので、ぜひごらんください。
>玄関ドアリフォームの費用相場と交換するリクシル(トステム)やYKK APの製品価格を抑えるコツ
玄関ドア交換の際の注意点
マンションの場合、玄関ドアの交換は管理組合の許可が必要です。
また、賃貸物件の場合には、管理会社や大家さんに相談しましょう。
どちらも、勝手に玄関ドアを交換することでトラブルになることもあるので注意が必要です。
以下の記事ではマンションの玄関ドア交換の費用負担、方法などを紹介していますのでぜひごらんください!
>マンションの玄関ドアの費用負担は個人それとも管理組合?|交換の時期・費用、方法なども解説
首都圏で玄関ドアのリフォームをご希望の方は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
経験豊富なスタッフが、お客様のご要望とご予算に応じたプランをご提案させていただきます。
玄関ドアの色あせを予防する方法
玄関ドアの色褪せは、経年劣化によるものなのである程度仕方ない部分もあります。
しかし、以下のような日常的なメンテナンスやアイデアで色褪せの進行を遅らせることは可能です。
ひさしやサンシェードを設ける
玄関ドアの上部にひさしを設けることで、日光が直接玄関ドアにあたるのを防止できます。
また、サンシェードであれば、DIYでも簡単に設置できるので、おすすめです。
日常的なメンテナンス
玄関ドアは、素材によって日常のお手入れの方法も異なります。
例えば、木製の玄関ドアは耐水性が低いので乾拭きを行い、金属製の玄関ドアは水拭き・水洗いによりお手入れをすることで玄関ドアの色褪せの進行を遅らせることができます。
また、金属製の玄関ドアにはシリコンスプレーの塗布により塗料を守れますが、鍵穴に入るとホコリが付着してシリンダーの不具合が起こるリスクがあるので注意しましょう。
木製の玄関ドアに関しては、ワックスの塗布も色褪せ防止対策として有効です。
色褪せしにくい色を選ぶ
ここまで紹介してきたように、玄関ドアの色褪せは紫外線の影響が多いので、色褪せしにくい色は、紫外線に強い色と言えます。
また、着色力の高さも色褪せしないポイントです。
【色褪せしにくい玄関ドアの色】
白:太陽光を吸収しにくい
黒:着色力が高い
ブルー:光を反射しやすい
ただし、玄関ドアの色が外壁と合っていないと悪目立ちすることがありますので、玄関ドアの色選びは慎重に検討しましょう。
以下の記事では、玄関ドアの色の選び方のポイントを紹介していますので、ぜひごらんください!
>玄関ドアの色は外壁との組み合わせが重要|選び方・人気の色・失敗しないポイントを解説
玄関ドアの色褪せについてのQ&A
最後に、玄関ドアの色褪せについてのQ&Aを紹介します。
玄関ドアの白い汚れはどうやって落とすの?
玄関ドアが白くなる原因としては、色褪せと白錆びが考えられます。
色褪せの場合には、汚れではないので問題解決には再塗装が必要です。
一方で、白錆びの場合、錆び取り剤を塗布し、時間を置いたあと浮かび上がってきた錆びを布で取り除く方法や紙やすりで削るなどがあります。
ただし、一般の方がDIYで施工すると「ムラができる」「傷がつく」など失敗のリスクもあるので注意しましょう。
玄関ドアは何年で交換したほうがいいですか?
玄関ドアの耐用年数は、15~30年程度と言われています。
ただし、使い方や場所、玄関ドアの素材などによって耐用年数よりも早期に交換が必要になることもあれば、さらに長く使い続けられることもあります。
下記のような症状が出た場合、玄関ドアの交換を検討しましょう。
- 閉まりにくい、開けにくい
- ドア枠との隙間が大きくなってきた
- 腐食による錆びや塗装落ちが生じている
玄関ドアの交換と言われると、大掛かりな工事を想定されるかもしれませんが、最近ではカバー工法のように約1日で工事が完了できる工法が主流になってきています。
以下の記事では、玄関ドアのカバー工法についてくわしく紹介していますのでぜひごらんください。
>【玄関ドアのリフォーム】カバー工法とは?|費用の目安、メリット・デメリット、その他の工法も紹介
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まとめ
玄関ドアの色褪せは、「再塗装」若しくは「玄関ドアの交換」で改善できます。
色褪せと同時に「閉まりにくい」「ドアが変形している」などの不具合があれば、玄関ドアの交換を検討しましょう。
上記のような不具合がなければ、塗装でも十分綺麗になりますが、「現状のドアの使用年数」や「ドアの性能を向上させたいか」など費用対効果を考えてどちらを選択するか検討する必要があります。
今回紹介した情報が、玄関ドアの色褪せでお悩みの方の参考になれば幸いです。