DIYで玄関ドアを断熱するには?5つの方法を解説│ドア以外・DIY以外の方法も紹介
「玄関ドアから熱気が漏れてくる…」
「玄関ドアから冷気が伝わってくる…」
こうした悩みを解消する方法のひとつは、玄関ドアの断熱性を高めることです。
安く玄関の断熱性を高めるために、「DIYでできないか?」と思う方もいるでしょう。
そこで本記事では、DIYで玄関ドアを断熱するための方法を紹介します。
複数の方法がありますので、お住まいの家の玄関に合う方法を導入してみましょう。
このコラムのポイント |
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DIYで玄関ドアを断熱する5つの方法
玄関ドアをDIYで断熱化する場合、以下の5つの方法があります。
それぞれ詳しく解説しますので、参考にしてください。
- 断熱パネル・シートを貼り付ける
- 発泡スチロール・スタイロフォームを貼り付ける
- プラダン・中空ポリカを貼り付ける
- 隙間に隙間テープを貼り付ける
- 玄関ドア用カーテンを設置する
断熱パネル・シートを貼り付ける
1つ目の方法は、断熱効果のあるシートを玄関ドアに貼り付けることです。
複数の層になった断熱効果のあるシートを貼り付けることで、外からの熱気・冷気が室内に侵入する熱の流れを遮断します。
玄関ドア本体に貼り付けるだけですので、気軽に断熱効果を試せる点がメリットです。
発泡スチロール・スタイロフォームを貼り付ける
2つ目の方法は、発泡スチロールやスタイロフォームといった、断熱効果の高い建材を玄関ドアに貼り付けることです。
断熱パネル・シートと同様に貼り付けることで気軽に効果を感じられます。
パネルやシートより厚みがあることから、より高い効果を感じやすい一方で、玄関ドアに厚みが感じられるなど外観に影響を与えやすい点には注意が必要です。
プラダン・中空ポリカを貼り付ける
3つ目の方法は、プラダン(プラスチック段ボール)や中空ポリカなどを活用することです。
プラダン・中空ポリカといった素材は、空気の層を挟むようにして作られるプラスチック製の建材です。
パネルやシート、発泡スチロールなどと異なり、光を透過する性質を持っています。
このため、玄関ドアのガラス部分に貼り付けることで、光を通しながら断熱効果を得られます。
断熱対策の結果暗い玄関になることを避けられますので、他の建材と併用して利用してみましょう。
隙間に隙間テープを貼り付ける
4つ目の方法は、玄関ドア本体と枠の隙間などに隙間テープを貼り付けることです。
玄関ドアは長く使用し続けていると、徐々に枠や取り付けている下地が変形することがあります。
すると本体と枠の間から外気が侵入しますので、隙間を塞ぐ対策が必要です。
現在空いている隙間の厚みに応じた隙間テープを購入し貼り付けることで、隙間風の侵入(熱気・冷気の侵入)を防げる可能性があります。
〈関連ページ〉玄関ドアの隙間はテープで埋めるのが正解?隙間風やゴキブリなどの虫を防止する対策を解説
玄関ドア用カーテンを設置する
5つ目は、玄関ドア用のカーテンを設置することです。
玄関ドアの枠に取り付けることで隙間風の侵入を防ぐタイプのカーテンが販売されていますので、取り付けることで外気の侵入を防げます。
中にはカーテンが開閉する箇所にマグネットが配置されていて、より外気の侵入を防げる工夫を施した製品もあります。
このようにDIYを活用することで、玄関ドアの「暑い」「寒い」といった不満に対処できるかもしれません。
なお、根本的に玄関ドアの断熱性や気密性を高めたい場合は、玄関ドアの交換リフォームがおすすめです。
首都圏で交換を検討している方は、株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
DIYでの玄関ドア断熱の特徴とは?
DIYで玄関ドアの断熱性を高める場合、注意しておきたい点もあります。
ここで改めて、玄関ドアの断熱性を高めるDIYの特徴を確認しましょう。
【メリット】安価に断熱性を高められる
玄関ドアの断熱性を高める最も確実な方法は、玄関ドアを交換することです。
しかし、新しいドアの本体費用や古いドアの撤去費などを含めると、最低でも30万円ほどの費用がかかります。
一方で隙間テープや発泡スチロールを利用した断熱化では、数千円の費用で効果を感じられる可能性があります。
【メリット】好みのデザインに仕上げられる
DIYを好む方であれば、玄関のデザインを自分好みにできる点もメリットです。
玄関ドアは外観・内装両面で目立つ存在です。
自分好みの外観・内装になるよう、断熱とともにデザインのDIYを試みてみましょう。
【デメリット】断熱効果は限定的
紹介した方法はDIYでできる範囲の簡易的な断熱で、得られる効果は限定的といえます。
手間と費用、時間をかけてDIYした結果、満足な効果を得られず、結局玄関ドア交換に至るケースもありますので注意が必要です。
【デメリット】外観が悪くなってしまう
紹介したいずれの方法も、玄関ドア本体や枠部分に、本来はないはずの凹凸ができデザインの面で不満を感じることも。
また、断熱材がドアハンドルや郵便受けに干渉して開けづらいといった問題が発生する可能性もあるでしょう。
こうした特徴を把握した上で、玄関ドアの断熱DIYをすることをおすすめします。
お伝えしたデメリットが不安な方は、はじめから玄関ドアの交換を検討してみましょう。
首都圏で玄関ドアの交換を検討中の方は、自社施工で安価に交換できる株式会社MAC(マック)まで、お気軽にご相談ください。
DIY以外・ドア以外の断熱方法や節約方法も紹介
記事の終わりに、DIYやドア本体以外の断熱方法や、節約して玄関ドアを交換する方法を紹介します。
玄関の土間部分を断熱する
玄関に熱が侵入する原因は、ドアではなく土間(玄関の靴を置くコンクリート部分)である可能性があります。
土間は断熱施工していなければ外部と直接つながっている可能性があり、熱の供給源になっている可能性があります。
この場合は、土間部分に発泡スチロールを敷くなどして、床からの熱気・冷気の侵入を防ぐことが効果的です。
玄関にある窓を断熱仕様に交換する
〈施工事例〉K邸 真空ガラススペーシア交換
土間に加えて、玄関が暑い・寒い原因は窓である可能性があります。
断熱性能の低い窓からは熱が伝わりやすいですので、樹脂製の枠や複数枚で構成される窓に交換するなどして、窓からの熱の侵入を防ぎましょう。
自社施工の建具専門店に依頼する
玄関ドア本体を交換する場合は、自社施工の建具専門店に依頼することもおすすめです。
玄関ドアの交換を依頼する会社は、自宅に訪問販売するリフォーム業者や、大手ハウスメーカー、総合リフォーム店といった選択肢がありますが、いずれも下請け会社への仲介手数料が発生しますので費用が割高です。
自社で請け負い直接施工するシンプルな業態の業者に依頼することで、玄関ドアの交換費用を抑えられます。
玄関ドア交換の補助金を利用する
国や地方自治体が実施している補助金を活用することもおすすめです。
2024年は先進的窓リノベ事業のように、一定の断熱性を持つドアや窓の交換に補助金が交付される制度があります。
最大で200万円もの補助金を利用できるケースもありますので、他の窓リフォームも含めて検討することをおすすめします。
また、2025年以降も国や自治体主導で補助制度が作られる可能性もありますので、リフォームを依頼する前に補助金の有無を確認しましょう。
※補助制度については、以下のコラムで詳しく解説しています。
〈関連ページ〉真空ガラス「スペーシア」の断熱性と魅力|価格や補助金制度について解説
まとめ│根本的な解決は玄関ドア交換で
〈施工事例〉玄関ドアリフォーム
DIYで玄関ドアの断熱性を高めるための方法や、DIYする際の特徴などを解説しました。
玄関ドアは扉が大きいことから、熱気や冷気が侵入する入口となる可能性があります。
紹介した方法を利用することで、安価に玄関の暑さ・寒さを解消できるかもしれません。
なお、DIYでの断熱化は期待したほどの効果を得られない可能性もあります。
手間や時間がかかることに不安を感じる方は、玄関ドアの交換で根本的に性能を高めることも検討しましょう。