玄関ドアノブ(取っ手)種類別の交換方法|ガタつきは自分で直せるのか
「玄関ドアが開け閉めしにくくてガタつく‥」と感じているなら、ドアノブ(取っ手)の交換リフォームを検討しましょう。
ドアノブにはさまざまな種類があるため、タイプや品番、サイズなどを細かく確認して、交換する必要があります。
そこで今回は、玄関ドアノブ(取っ手)種類別の交換方法と、玄関ドアを丸ごと交換した方が良いケースをお伝えします。
ドアノブの不具合が気になる方は、こちらの記事をぜひ参考にしてみてくださいね。
このコラムのポイント |
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Contents
【4種類】玄関ドアノブ(取っ手)の交換方法
玄関ドアのノブ(取っ手)は、次の4種類に分けられます。
- プッシュプルハンドル
- レバーハンドル
- 玉座タイプのハンドル
- サムラッチハンドル
それぞれの特徴や交換方法を確認しましょう。
①プッシュプルハンドルのドアノブ
プッシュプルハンドルとは、ドアノブを押し引きすることでラッチを動かし、ドアを開け閉めするタイプを指します。
室内からは押すだけ、屋外からは引くだけと操作性が高く、デザイン性もスタイリッシュでおしゃれです。
近年、ほとんどのメーカーの玄関ドアは、プッシュプルハンドルが採用されています。
プッシュプルハンドルの交換方法は次の通りです。
- 室内側→屋外側の順でドアノブをドライバーを使って外す
- ドアの側面に付いたラッチもドライバーで外す
- 新しいラッチをつける
- 室内側→屋外側の順でドアノブを取り付け、ビスで固定する
ドアノブの落下による玄関タイルの傷つきや割れを防ぐために、取り外しの際は玄関ドアを開けて内外のハンドルを支えることがポイントです。
プッシュプルハンドルは、ドアノブの上下に鍵穴があるタイプとドアノブと鍵穴が一体化しているプッシュプル錠があります。
どちらもプロにお願いするのが確実ですが、特にプッシュプル錠の場合は構造が複雑なためDIYはおすすめしません。
ドアノブの交換はできても、鍵の施解錠が出来なくなる可能性もあるため注意しましょう。
②レバーハンドルのドアノブ
レバーハンドルとは、ドアノブを押し下げることでラッチを動かし、ドアを開け閉めするタイプを指します。
シンプルな構造・デザインで、アパートやマンションで使われていることが多いです。
レバーハンドルのドアノブは、プッシュプルハンドルの交換方法とほとんど同じです。
- 屋外側→室内側の順でドアノブをドライバーを使って外す
- ドアの側面に付いたラッチもドライバーで外す
- 新しいラッチをつける(向きに注意)
- 内側のドアノブに角芯を差し込む
- 室内側→屋外側の順でドアノブを取り付け、ビスで固定する
ラッチが斜面になっている方がドアを閉じる方、斜面になっていない方がドアを開く方ですので、間違えないように注意しましょう。
鍵穴が一体型のドアノブの場合は、取り付ける前に内側のサムターンと外側のコイン溝を縦向きにしておいてください。
シンプルな構造のレバーハンドルですが、細かな向きなどに気を配る必要があり、何度も間違えてやり直すとネジ穴が潰れてしまう可能性も。
ドアノブのメーカーごとに詳細な取り付け方法は異なるため、プロに交換を依頼することをおすすめします。
③玉座のドアノブ
玉座のドアノブとは、円柱や球体のハンドルを回すことでラッチを動かし、ドアを開閉する仕組みのものです。
最近の玄関ドアではほとんど見かけませんが、築年数が経った住まいでは採用されているケースも少なくありません。
昔からあるタイプのドアノブのため、構造はシンプルですが防犯性に不安があります。
玉座のドアノブの交換方法を確認します。
- 内側ノブ→丸座裏金→外側ノブ→フロントプレートの順で取り外す
- フロントプレート→外側ノブ→丸座裏金→内側ノブの順で取り付ける
玉座のドアノブには、次の2種類があるため間違えないようにしましょう。
- インテグラル錠:内側の鍵がツマミになっているタイプ
- 円筒錠:内側のプッシュボタンを押して施錠するタイプ
古い玉座のドアノブは廃盤になっている場合もあり、代替品の取り付けや玄関ドア交換などの対応が必要になるケースも。
ご自宅のドアノブの種類に不安があるなら、プロに相談することをおすすめします。
④サムラッチハンドルのドアノブ
サムラッチハンドとは、ドアノブの上に付いたつまみを押してドアを開け閉めするタイプです。
華やかでエレガントなデザインのドアノブが多く、「装飾錠」や「アンティーク錠」などとも呼ばれます。
つまみが固くなったり動かなくなったりして、交換を検討する場合が多いです。
サムラッチハンドルの交換方法を確認しましょう。
- ドアノブのビスをドライバーで外す
- ドアの側面からラッチを外す
- 新しいラッチを側面にセットする
- 錠前を外側、室内側共に当てがい、ビスで仮止めする
- 鍵穴を取り付け、ビスで固定する
交換方法は他のドアノブと似ていますが、サムラッチハンドルは廃盤になっているケースも少なくありません。
玄関ドアのリフォーム会社であれば、在庫がある場合や代替品などで対応できる可能性もあります。
買ってきたドアノブが取り付けられなくて無駄にならないように、初めからプロに相談することが望ましいでしょう。
自社施工・ワンストップでご依頼頂ける株式会社MAC(マック)では、お住まいの玄関ドアの状態を確認した上で、最適なリフォームをご提案しております。
ドアノブの調子が気になるという方は、ぜひお気軽にご相談ください。
玄関ドアノブ(取っ手)だけを交換するメリット・デメリット
玄関ドアのノブ(取っ手)だけを交換するメリット・デメリットをお伝えします。
お住まいのドアノブの状況を確認して、ドアノブを交換すべきなのかを検討しましょう。
メリット | デメリット |
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ハンドルの不具合などが原因による故障で、比較的新しい玄関ドアならドアノブだけの交換でも良いでしょう。
対して、玄関ドア本体が古くて故障の要因になっているなら、玄関ドアを丸ごと交換することをおすすめします。
詳しくは次の章で解説しますので、お住まいの玄関ドアリフォームの参考にしてみてくださいね。
玄関ドアを丸ごと交換したほうが良いケース
次のようなケースでは、玄関ドアを丸ごと交換することをおすすめします。
- 耐用年数を過ぎている(アルミ製:約20~30年、木製:15~20年)
- ドア本体の色あせやキズが目立っている
- 建て付けが悪く、調整では改善しない
- ドアノブ・クローザー・パッキンなど複数箇所の交換が必要
- 玄関ドアの防犯性・断熱性・デザイン性を高めたい
古い玄関ドアはノブだけを交換しても、すぐに別の箇所が故障して修繕・交換が必要になるケースも少なくありません。
耐用年数を1つの目安として、ドアを丸ごと交換した方がいいのか検討しましょう。
住まいの防犯性や断熱性が気になっている場合にも、玄関ドアの交換は効果的な対策です。
ピッキングしにくいディンプルキーやガラス面が少ない玄関ドアに交換することで、侵入されにくい住まいにすることができます。
最新の玄関ドアは断熱材が充填されているため、住まいの断熱性向上にもつながるでしょう。
また、ドア本体のゆがみが原因で建て付けが悪くなっていると、地震などがきっかけでドアが開かなくなる可能性もあるため大変危険です。
プロに玄関ドアの状態をチェックしてもらい、ノブだけの交換でいいのか本体ごと交換すべきなのかを検討することが望ましいでしょう。
玄関ドア本体の交換なら補助金が使える
玄関ドア本体の交換なら、補助金を活用してリフォームできます。
ドアノブなどの部分的な交換の場合では補助対象にならないため、制度が使える今のタイミングで玄関ドア全体のリフォームを検討してみてもいいでしょう。
先進的窓リノベ2024事業 | |
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条件 |
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補助額 |
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対象期間 |
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玄関ドアの工法や大きさ、断熱性能によって補助額が異なります。
「先進的窓リノベ2024事業」は予算に達した時点で終了するため、お得にリフォームしたいなら早めの検討がおすすめです。
自社施工・ワンストップでご依頼頂ける株式会社MAC(マック)は、補助金を活用した玄関ドアリフォームの実績も多く、スピーディーに対応できます。
ぜひお気軽にご相談ください。
玄関ドアノブ(取っ手)のガタつきは自分で直せるのか
玄関ドアノブがガタついている場合、交換せずに調整だけで直るケースもあります。
軽度のガタつきの場合はノブや台座、ラッチのネジが緩んでいることが原因のことが多いです。
緩みだけが原因なら、ドライバーを使ってネジを締めることで簡単にガタつきが直せますので、試してみても良いでしょう。
ご自身で調整してもガタつきが直らない場合は、部品の故障などの可能性も考えられますので、プロに見てもらって修理・交換などを検討することをおすすめします。
まとめ
玄関ドアのノブ(取っ手)は、種類によって交換方法や注意するポイントが異なります。
軽度なガタつきなどはご自身で調整できますが、ドアノブや本体の交換はプロにお願いする方が確実ですし、補助金なども活用できるケースも。
玄関ドアリフォームの実績が多い会社に相談し、ご自宅の玄関ドアの状態を確認してから、リフォーム方法を検討してみてくださいね。