玄関ドアのサイズは変えられる?標準的な幅や高さ、サイズ変更する方法を解説
毎日の行き帰りで必ず通る玄関は、横幅や高さなどサイズに関する不満が多い場所です。
横幅が狭いと、使いにくかったり、大型の家具や家電が通れなかったりして不便に感じるケースが少なくありません。ドアの高さも、玄関先のデザイン性や雰囲気に大きく関わるポイントです。
そこで今回は、首都圏で玄関ドアリフォームを手掛けている株式会社MAC(マック)が、玄関ドアの標準的な幅や高さ、リフォームでサイズ変更する方法などを詳しく解説します。
玄関の使い勝手やデザイン性を向上させたい方は、ぜひ参考にしてください。
このコラムのポイント |
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Contents
玄関ドアのサイズはリフォームで変えられる?
玄関ドアの横幅や高さを変えるのは大がかりなイメージがあり、ご自宅でできるのか疑問に感じる方も多いでしょう。
まずは、一戸建て・マンションそれぞれのケースで、玄関ドアのサイズをリフォームで変えることができるのか解説します。
一戸建てはサイズ変更できることが多い
一般的な木造一戸建て住宅の玄関ドアは、リフォームでサイズ変更できるケースが多いです。
サイズを変更する方法は複数ありますが、木造住宅は選択肢が多く比較的自由度が高いです。
賃貸ではなく自己所有の一戸建てなら、自分の好きなタイミングで玄関ドアをリフォームできます。
マンションはサイズ変更できない可能性が高い
共同住宅であるマンションは、構造・管理規約の問題から玄関ドアのサイズを変更できない可能性が高いです。
鉄筋コンクリート造のマンションは、基本的にはドア枠を広げてサイズを変更することができません。
また、マンションでは玄関ドアは「共用部分」に含まれることが多く、リフォームのタイミングや内容が決められているケースも。
マンションの玄関ドアサイズ変更を検討する際は、まず管理組合や理事会などに問い合わせてみましょう。
一戸建て・マンションどちらの場合でも、玄関ドアのサイズを変えられるか確認したいときは株式会社MAC(マック)にご相談ください。
玄関ドアの標準的なサイズ
まずは、一般的な玄関ドアの横幅、高さについてチェックしてみましょう。
横幅
玄関ドアの横幅は、普段の使い勝手や大型家具・家電の搬入などに影響する重要なポイントです。
標準的な横幅は、玄関ドアの種類によって変わります。
玄関ドアの種類 | 横幅 |
片開き | 780~850mm前後 |
親子 | 1200mm前後 |
両開き | 1600mm前後 |
引き戸 | 1600mm前後 |
片開きドア
シンプルな片開きドアの横幅は、780~850mm前後が標準的なサイズです。
玄関ドアの中では横幅が小さいですが、普段人が出入りするのに不便はないでしょう。ただし、バリアフリー対応の場合は、850mm程度の幅が欲しいところです。
また、ソファや冷蔵庫などの大型家具・家電を搬入する際、玄関ドアを通らない可能性があるため、ほかの種類に変更して横幅を広げる必要があります。
親子ドア
大小2枚の扉を組み合わせた親子ドアは、1200mm前後の幅が標準的なサイズです。
普段は幅が広い親扉を開閉して、大きなものを出し入れするときは小扉を開けて横幅を広げることができます。
片開きドアのシンプルな使い勝手はそのままに、横幅を拡張したいときにおすすめの選択肢です。サイズが大きい分玄関ドアの存在感が増し、高級感のある外観・内装をつくれるのもメリット。
両開き(観音開き)
同じサイズの扉を2枚組み合わせた両開きドアは、1600mm前後の横幅が標準的なサイズです。
かなり広めの横幅を確保できるので、大きいアイテムの搬入出をしやすいのがメリット。
ただし、その分必要なスペースが増え、リフォームの場合は外壁を壊す工事が発生するため費用は多めにかかる傾向があります。
引き戸
扉を左右にスライドして開閉する引き戸の横幅は、1600mm前後が標準的なサイズです。
横幅が広く、車いすで開閉しやすいため、バリアフリー住宅で採用されることが多いです。
高さ
玄関ドアの高さは、欄間の有無によって変わります。
欄間の有無 | 高さ |
欄間無し | 1800~2000mm |
欄間あり | 2200~2300mm |
欄間無しの玄関ドアは1800~2000mm前後の高さが標準的。一昔前の玄関ドアは1800mmの高さが多かったですが、最近は2000mmが主流になってきています。
欄間ありのタイプは、玄関ドア自体の高さは変わりませんが、ガラス部分から採光できるため明るい空間をつくりやすい点がメリットです。
また、高さがアップすることで、外観の雰囲気を変えられるのも特徴。
狭い玄関ドアのサイズをリフォームで変える方法
リフォームで玄関ドアのサイズを変える方法は複数あり、ご自宅の状況や目的、予算に合わせて選ぶ必要があります。
代表的な玄関ドアのサイズ変更方法をいくつかご紹介します。
袖付きドアから親子ドアに交換して幅を広げる
現在袖付きタイプの玄関ドアが付いている場合は、同じ枠サイズで親子ドアに交換して横幅を広げることができます。
袖部分は開閉できないため片開きと同じ横幅ですが、親子ドアに変更することで枠の横幅を最大限活用できます。
玄関ドアの枠を壊さずにカバー工法で交換できるケースもあり、工期と費用を抑えやすいのも特徴です。
袖壁を壊して幅を広げる
片開きタイプの玄関ドアが付いている場合でも、左右どちらかに袖壁があれば、横幅を広げられる可能性があります。
袖壁を壊して外壁や内装を補修する必要はありますが、玄関幅を最大限活かして広いドアに交換できるのがメリットです。
袖壁に余裕があれば、両開きや引き戸など、玄関ドアの選択肢も多くなります。
引き違い戸を3枚引き戸に交換して幅を広げる
2枚の引き違い戸が付いている場合、3枚引き戸タイプの玄関ドアに交換して横幅を広げる方法もあります。
2枚引き違い戸だと開口部は1/2ですが、3枚引き戸に交換すると開けたとき2/3にサイズアップできます。
今の枠と同じサイズの3枚引き戸があれば、袖壁を壊さずにカバー工法でリフォームできるケースも。
欄間を無くして高さを上げる
現在欄間付きの玄関ドアが付いている場合、欄間無しのタイプに交換して高さを上げられるケースもあります。
欄間を無くして高いドアに交換することで、縦方向が強調されてスッキリした玄関先の雰囲気をつくれます。
ただし、欄間が無くなると採光性が低くなるので、ガラス付きの採光タイプの玄関ドアを選ぶのがおすすめです。
玄関ドアサイズの測り方は?
玄関ドアのリフォームでサイズを変更したい場合は、まずご自宅の状況を計測しましょう。
玄関ドアのサイズは、ドア本体ではなく枠を測ります。欄間や袖部分を含めて、枠のサイズをメジャーなどで測りましょう。
また、木造住宅は木の歪みや地震の影響などで枠が変形していることもあるので、横幅・高さどちらも端と中央の3か所計っておくと正確な数字を把握しやすいです。
玄関ドアのサイズを測っておけば、大まかな見積もり金額を出してもらえることも多いです。実際にリフォームを頼むときはプロに正確に測ってもらう必要がありますが、相談する前にサイズを測っておきましょう。
首都圏で玄関ドアリフォームをご検討の際は、株式会社MAC(マック)にお問い合わせください。
ご自宅の状況に合わせた玄関ドアの種類・サイズをご提案いたします。
まとめ
玄関ドアの横幅が狭い、高さが低くて暗いと感じたら、サイズ変更で快適な空間へのリフォームを検討してみましょう。
木造一戸建て住宅の場合、いろいろな方法で玄関ドアのサイズを変えられる可能性があります。
マンションの場合はまず管理組合に確認を取り、交換できることが分かったら専門店に相談してみてください。
今回の記事が、玄関ドアのことでお悩みの方のお役に立てば幸いです。